核兵器使用のドクトリンはロシアが、その閾値(しきいち)を下げつづけている。シラク仏前大統領も核使用を対テロ時に使うと発言した事がある。なにより実際に使用した米国がイランや北朝鮮に使用する可能性を残す、と言明したのは問題がありすぎだ。なにも反省がない、ということだ。米大統領よりイランの指導者の方がこの場合道理にあっているのだからどうしようもない。
寿司屋で寿司を頼めば、たしかに品物はでてくるが問題は勘定だ。摩訶不思議な数式で計算される時もあろう。これが日米安保になると勘定はほぼわかっているが、品物が曖昧模糊としている。安全という注文なのだが、具体的に北朝鮮からミサイルが飛んできたら何をしてくれるのか判らない。
今日(2009年6月23日)の日経2面に北方領土問題で「準備」の小さい記事がある。麻生首相とロシアの大統領府長官が40分会談し、新たな解決策が準備されている、との発言がロシア側からあった。
麻生さんの強硬一点張りの姿勢に苦言を呈した私だが、では宥和政策が妥当かといえば、これも困難だし妥当とも思えない。まずあからさまな宥和でなく、韓国が日韓条約の誠実な履行を意図的に怠っている点を北朝鮮に代わってやってもらう。韓国との関係が悪化すればするほどその度合いを強めていく姿勢をしめす。
麻生首相から強い調子の北朝鮮批判の言葉が続いている。まさか自分の支持率上昇のためとは思いたくないが、適切なのか。
私は麻生氏を世評より評価していたのだが、今次の北朝鮮ロケットの対応には失望している。麻生さんの企業群は太郎氏の社長の時は駄目で弟が再興したとの事だが、やはりとても企業経営は無理だったろう。
今の日本でもっとも大切な課題は北朝鮮の核武装にどう対処するかである。キューバ危機の時は世界を破滅させる全面核戦争を準備したくせに米国の日本に対する配慮は今回少ない。対米外交はその点を積極的にアピールすべきである。
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