党首同士の論戦を民主党側が拒否している件で鳩山首相は、自分はやる気なのだが、与党内で配慮する人がいて、やることができないとの趣旨の発言があった。この報道がただしければ、鳩山さんは芯から腐っている方だ。この期に及んで自分でなく周囲のせいというのである。今週の週刊朝日に上杉隆氏の鳩山安子御母堂の感動的(感傷的?)な記事があり、その慎ましやかな実情が書かれている。
今回の民主党政権による日米関係危機は、不要であり不用意なものだが、小泉時代の対米従属・自衛隊の属国軍化に対する反動現象とも解釈できる。私は夙(つと)に、駐日米国大使館の日本操縦がやりすぎであり、その成功によるユーフォリアは、シャー時代の駐イラン米国大使館のそれと類似するものではないか、と警告してきた。新聞は日本の危機を説く。まことに正しいのだが、私はこの遠因になった小泉時代の対米従属路線にも適切な批判が欲しかったと思う。
鳩山由紀夫が消費税アップは4年間はやらないと言った。それはいい。そのあとがよくない。議論もしない。彼の立場では議論の禁止にひとしい。議員の仕事は議論でしょう。この男ほんとうにどうかしている。
西尾幹二氏がたとえば大沼保昭氏のような人をさして、戦後文学はかかるタイプの人間像を小説化していない、との趣旨の発言をしたことがある。たしかに世界の文学で「オブローモフ」なり誤解はあるかもしれないが「サンチョパンザ」なみのわかりやすい戦後左翼人のタイプの主人公がでる日本の小説は稀有だ。石川達三氏にもないと思う。ちなみに彼のほぼ最後の小説は青学の春木教授の物語だった。それはともかく正直いって失礼だが卑小な方々である。とても尊敬できない。
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