渋谷東急まで行ってきました。宮益坂を見て左側のクロスタワー2階でした。なぜ映画評論家たちが高評価するのか不思議だったのです。でかい宇宙船が来る、というのは『インデペンデンスデイ』であったはず。イヤハヤ、驚きの一編でした。結構筋書きの粗いSF映画なのですが、全編ドンパチ、しかも涙腺を刺激する不思議な映画でした。色々な先輩SF映画のアイデアを取り込んでいるのですが、ハエ男(ザ・フライ)も一つでしょう。ガンダムというと私にはピンときませんが、そんな物体の活躍も見せ場のひとつ。南ア出身のおそらくブーア系のブロムカンプ監督の荒業に最後まで首根っこを押さえられて鑑賞させられたという感じです。
9月にDVDが出たのだが、私は遅ればせながら池袋・新文芸座で10日ほど前に見た。硫黄島の米国編「父たちの星条旗」を見てイーストウッドの熟成度を感じていたが、やはりこの映画もいい。ロー・ハイドのフェーバーさんの部下だったイーストウッドがこんな視野の広い人物になろうとは。親子関係がやや類型的だが、考えさせられ、感じさせられる事が多い。無法松とすこしの共通点はないだろうか。LEGACY LOSTがキーワードと読んだ。Fordの組み立て工だった主人公がもつ同社の名車?グラン・トリノがもう一つの主役だ。日本車への複雑な感情も垣間見える。失われるレガシーと失われないレガシー。最後のシーンは高倉健さながらだが、主人公のにぎっていたジッポー、第一騎兵師団当時のものならピカピカすぎるのでは?
昨日8月16日、池袋・新文芸座で2本立てをみた。中国人監督の「靖国」はお家芸の映画による宣伝戦の一環としていい水準であろう。ま、みて愉快ではない点も多いが参考になる点もある。高金素梅もどこか京劇俳優(たしか女優はいないのだが)のような舞台度胸を感じた。やはり芸能界・政界のツワモノであったが、いい配役でコロッと信じる方もでよう。ネバダから来た米人もいたがこれは雇われたのか判然としない。監督の執念の賜物か。映画のなかで当時のブッシュ大統領の参内を待つとの一般人の声がきこえた。
昨日、前稿を書いている時、まさか幻の映画が九段会館で上映され、トークライブがおこなわれているなど夢にも思わなかった。偶然としてもその暗合には驚かされる。配給を断られた後に自主上映を続けた事は知っていたが、このよな形でも上映されることを希望する。詳細は産経新聞の本日(8月10日)21面をご覧ください。
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