日露交渉に関して

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日テレ系のニュース番組『ウェーク』を見た。司会の辛抱氏は二島返還論者らしい。夕刊Fに堂々とそう論じていた。議論は自由だがこれほど軽薄な男 だったのか。番組に呼んだのが鈴木宗男氏だ。この番組の信用を根底から突き崩す面々だ。呼んではいけない訳ではなかろうがバランスが悪すぎる。さ て領土での妥協を主張するのは難しい。宗男・貴子の父娘は生命の安否に直結することを知った上でのステーツマンシップにのっとった言動である可能 性も絶無ではない。しかし宗男氏のTVでの言説は説得力を著しく欠く。実効支配と主権の意図的混同、直近のミサイル配備に関する苦しい説明など私 から言わせれば「詐話師」のレベルに限りなく近い。色丹島の現在の島民が約3000人という。平坦な住みやすい島だからだ。ウクライナ系の住民も 多いにちがいない。住民の声なるものがロシア政府の影響下にあるのは常識でもわかる。ところでこの領土問題はアメリカに大きな責任がある。ロシア人が領有の根拠と称する「国際文書」が何を指すのか不明だがスターリンがルーズベルトの何らかの保証を得ていたのだろうか?そんなことは日本には関係のないことだ。しかし同時に千島列島に国後・択捉が含まれないという根拠は薄弱だ。列島全体を放棄させられたわけだがソ連の領有とは現在公 開されている文書には一切無いはずだ。昭和20年8月9日のソ連参戦だが、スターリンは常日頃、日(米)軍の干渉部隊がシベリアのチタまで来たこ とを怒っていたようだ。ロシアは本質的に不安定な国だ。焦る必要は毛頭ない。


          

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このページは、Makoto Hiroseが2016年12月17日 15:29に書いたブログ記事です。

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