2016年12月アーカイブ

不戦の誓い、日米の間で?誓いなど誰でもできる。過去には不戦条約もあった。大事なのは争いの種になる事項を消去していく地味な作業だ。誰が見 てもAFLACの営業促進を日本政府が率先して行うのはおかしいだろう。米国政府、米国大使館の圧力のせいだ。むかし中南米の諸国はユナイテッ ド・フルーツという会社の米本国政府・現地大使館を巻き込んだ政治的営業活動に苦しみ反米色を強めていった。安倍の黙認しないし積極的に加担した であろう保険会社の米国ぐるみの強圧的ともいえる営業こそが国と国との信頼関係を損ない将来の争いにとつながっていくのだ。これは一例だ。エリック・ホルダーが司法長官だった時の日本人狩りともいうべき刑務所と罰金ラッシュ、最近のトヨタに対する3600億円の賠償要求。安倍は何をしてき たのだ。政治と外交はショーではない。
私は私が推測する天皇陛下の政治的なお考えを全面的に支持するものではない。憲法前文の「諸国民の公正」を陛下が信じられるなら残念ながら当ては まらない国際状況であると思う。しかし陛下が語られたいことは陛下として当然であり、またご遠慮しつつも形を変えて国民に婉曲に伝えられたいとい うことも推察しているつもりだ。これに対し安倍「政府ないし幕府」としての、陛下の発言の内容以前に政治性をにじませかねない発言自体を忌避したいという態度にも一定の合理性があるようにも感じられる。しかし、きわめて遺憾なのは陛下の行動を掣肘する方法が極めて拙劣、強引であり日本史 上で言えば平清盛か足利義満ぐらいの傲慢さが見て取れることだ。宮内庁トップの3段階に分けての恐怖(テロ)人事、はては新年の所感を封じたかに 見える措置は、これが陛下の御意思に反するものであるならば日本史上これ以上の陛下に対する侮辱はあり得ないことだ。この政権の増上慢は許しがた いレベルに達している。
先日の日露協議だが、プーチン大統領の帝政ロシア(ロマノフ朝ロシア)と日本との歴史認識にもっと注目すべきだ。精査してみれば可成りマユツバで 一方的な認識の部分もあるはずだ。さらに第二次世界大戦の結果はドイツとソ連自体で大幅に崩れているし、スターリンの勝利には法的かつ道義的問題 点が山積しているはずだ。鳩山一郎をモスクワに招いた時もフルシチョフの心境は必ずしも強気一辺倒ではなかった(自伝による)。この問題に関する 日本国民各層の勉強の度合いはほめられたものではない。熱意が必要だ。
ほぼ毎週土日に馬券を購入している。しかし馬事に関しては素人だ。それを前提に言わせてもらうが、12月24日の阪神カップでマイルカップを一月前に勝ったミッキーアイル号と浜中騎手の写真が有力馬として掲載されていた。手綱はかなりユルユルで前方を騎手が見ているかはかなりの疑問だ。おそらく本年最悪の斜行シーンの原因はここらにあるのだろう。夕刊紙2紙GとFの写真を見た素人の感想だ。音無調教師のコメントもいただけない。 ミッキーがJRAの賞を取る可能性があるから頑張りたい、という趣旨の発言だった。JRAもなめられたものだ。今年はキタサンブラックの馬主への特別扱いが気になった。コパさんの馬が勝てばマジックを公開させるのか?規律の乱れが現理事長の特質とは考えたくない。近年の傾向の問題点をさ らに述べる。安易なセン馬の横行は動物愛護に反する。きれいごとを言うのは嫌いだが目立ちすぎる。同一種牡馬の種付けが過多で将来の楽しみを奪っている可能性がある。安易なファンへの資金調達方法の提供は公序良俗を破壊しかねない。パチンコ屋の中のCDと同一視されてはならないだろう。大黄であったかその種の禁止薬物の監視を強化していただきたい。もちろん犯行はないだろうしそれを期待するが強力な監視と果断な罰則の適用が結局競馬会の存続に資するのだろう。

付言・ゴール前の前方注視義務はややきついのであろうか?
今回の安倍渡米で式典にアメリカ合衆国が戦時俘虜の参加を決定したことは安倍の数々の外交上の非礼が深刻な外交問題として浮上している象徴ともいえる事件だ。俘虜を参加させるならば日本側も残虐極まりない死を遂げあるいは重傷を負った無数の犠牲者を参列させたいと言っても無理とは言えない。しかしこれでは憎悪を増進させる式典になりかねない。米側があえて承知で戦時捕虜を参加させるということは安倍の米大統領選挙時の無礼、無思慮やロシアとの自由世界との協調をぶち破った安倍の行動に激しい不満を持っていることを露骨な形で提示したものだ。
南アフリカのマンデラ大統領が雇った旧支配者のボーア(ブール)人の白人娘の回想記だ。マンデラが世界中のイコンになったのは抑圧者がアングロサ クソンでなくオランダ移民だったせいなのか?きわめて保守的なアフリカーナーとも呼ばれる家庭の本当に平凡な娘が27年間刑務所に服役した大統 領の身辺に仕える。何とも興味深い話の連続だ。彼の老いの日々は悲しいのだが。原題の『グッド・モーニング ミスター マンデラ』が素晴らしい。

ネルソン・マンデラ 私の愛した大統領――秘書が見つめた最後の19年
昨今の政府だが、社会主義政権なのだろうか? 経営者の意欲を殺ぐことに熱中しているようだ。世の中に同一労働など存在しない。チャップリンの映 画を見すぎではないか。例えばユニクロに勤めていて客が乱した商品をたたみ直す動作だって一見同じようだが心を込めてやるのとそうでないのは違う だろう。熟練者と初心者も違うと思う。同一労働などちう言葉は役人が上から目線で言っている言葉だ。労働を根底から侮辱しているのだ。
挨拶の二字の漢字だが、挨拶以外に使われることはほとんどないという。そんな漢字は廃止すべきだ。表題の表記でよかろう。
呆れ果てた男と言わざるを得ない。これはマスコミ含めた日本人全体に当てはまる。昨年クリミア紛争時に誰にたのまれたのか安倍首相はウクライナを 訪問し「武力による現状変更を許さない」と仲間喧嘩に公然と「参戦し」、日本国民の多額の税金をウクライナに差し出した。戦争を事実上やっている のだから「戦費」であり「軍資金」だ。ロシア人は意外なところからの介入にびっくりした。あまりにも一方に偏りすぎだ。竹島で戦火が上がったとし てロシアの大統領がソウルに戦費付きで激励に行ったと同じだとある若いロシア人が怒るというより呆れたという表情で私に語った記憶がある。でき売 れば核ミサイルを東京にぶち込みたいと一瞬脳裏によぎったとしても不思議ではない。その一年後に領土を返せという交渉だ。ロシアがどんな国なのか その常識が欠落している。鳩山由紀夫のレベルを完全に超えている。こんな指摘がマスコミにのらないのも日本の一般の状況だ。鳩山、菅(かん)、野 田はともかく、安倍とピンが抜けている首相のオン・パレード。生命の危機を感じる日本人も多かろう。
ガルブレイスの『1929大暴落』を2読、3読した。まだ日本の株式市場はこの域に入っていない、と推測するが油断はできない。さてその後『ブラッドランド』ティモシー・スナイダー著(筑摩書房、上下)を読みだした。上巻11ページを引用する。1933年には、ソ連政府もナチス政府 も、世界的な経済崩壊に対応できる能力を備えているかに見えていた。自由民主主義が人々を救えそうになかった時期に、どちらの国も力強い輝きを 放っていた。このくだり及びそれ以下は、世界の現代史だけでなく日本の歴史を理解するうえで忘れてならない所だろう。

大暴落1929 (日経BPクラシックス)

ブラッドランド 上: ヒトラーとスターリン 大虐殺の真実 (単行本)
最近、英国がなぜ日本侵略をしなかったの問いかけがネットでみられる。その答えの一つがこの本に見いだされるかもしれない。ただし3年前の刊行である。208年前の長崎港に不審船が強行突破してきた。英国海軍フリゲート艦「フェートン号」である。名前の由来は馬車の一種かららしい。かなり の小競り合いないし戦闘があった。その詳しい経緯がるる述べられている。幕府の長崎奉行が責任を取って自刃、手抜きをしていた警護の責任藩だった 佐賀(鍋島)藩家老以下数人も切腹した。まだ統治能力に疑いの少ないころの江戸幕府の役人そして日本人の勇気の記録として読み続がれて良い本と思う。


フェートン号別件―長崎奉行所秘録 伊立重蔵事件帖 (文春文庫)
日テレ系のニュース番組『ウェーク』を見た。司会の辛抱氏は二島返還論者らしい。夕刊Fに堂々とそう論じていた。議論は自由だがこれほど軽薄な男 だったのか。番組に呼んだのが鈴木宗男氏だ。この番組の信用を根底から突き崩す面々だ。呼んではいけない訳ではなかろうがバランスが悪すぎる。さ て領土での妥協を主張するのは難しい。宗男・貴子の父娘は生命の安否に直結することを知った上でのステーツマンシップにのっとった言動である可能 性も絶無ではない。しかし宗男氏のTVでの言説は説得力を著しく欠く。実効支配と主権の意図的混同、直近のミサイル配備に関する苦しい説明など私 から言わせれば「詐話師」のレベルに限りなく近い。色丹島の現在の島民が約3000人という。平坦な住みやすい島だからだ。ウクライナ系の住民も 多いにちがいない。住民の声なるものがロシア政府の影響下にあるのは常識でもわかる。ところでこの領土問題はアメリカに大きな責任がある。ロシア人が領有の根拠と称する「国際文書」が何を指すのか不明だがスターリンがルーズベルトの何らかの保証を得ていたのだろうか?そんなことは日本には関係のないことだ。しかし同時に千島列島に国後・択捉が含まれないという根拠は薄弱だ。列島全体を放棄させられたわけだがソ連の領有とは現在公 開されている文書には一切無いはずだ。昭和20年8月9日のソ連参戦だが、スターリンは常日頃、日(米)軍の干渉部隊がシベリアのチタまで来たこ とを怒っていたようだ。ロシアは本質的に不安定な国だ。焦る必要は毛頭ない。
アメリカでは看護師が医師の不正を目撃した場合に医師を告発することは常識であるという。少なくともその危険(?)は医師にとって常識のようだ。 まことに立派な社会の常識といえないだろうか。日本でも消費者庁の内部告発奨励の努力を讃えたい。
例えば北欧の国々で人種の多様性を求めて異国の移民を受け入れるとする。国内では「多様性」かもしれないが、しかし私などから見ると純白のス ウェーデン人、エストニア人でも良いが、それ自体が人類全体の多様性そのものという気がする。これはどう考えればいいのだろうか?
地球が温暖化しようが冷却化しようが原子力発電所は必須である。もし冷却化つまり小氷河期ないし氷河期に入るなら燃料の価格が暴騰するのは避けられない。さらに農作物の育成のためには原発の排熱が必要になる光景も見られそうだ。逆に地球が温暖化するならばこれまで指摘されているように 大気への二酸化炭素の量を増やさないために原発が必要となろう。

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