故牛場信彦氏の「反逆行為」と日米開戦の裏面

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外務省にいて戦後日米交渉などで尽力された故牛場氏には次のエピソードがある。戦前に陸軍の憲兵隊の特殊班が神戸の米国領事館に侵入して外交 暗号書を写してその後暗号電報を解読し続けた。若き牛場氏はそのことをアンフェアと思い米国に通報した。そのことの是非はともかくその通報行 為を知らないことにより外務省は大きなハンデを負うことになる。逆に米国国務省はそのアドバンテージをある最も重大な局面で利用することにな る。米国は第一次世界大戦の開戦時の前日にベルギー国王がカイザー・ヴィルヘルム2世に親書を送ったことを教訓としていたとみられる。日米開 戦の前日にF.D.ルーズベルトの天皇あての電報はその史実をなぞらえたものだ。米国国務省は領事館クラスの暗号は日本が傍受・解読している こと及びその事実を日本が知らないことを承知しているから外交交渉に関する偽電を発して日本外務書の判断を誤らせることに成功した。米軍が日本に来て最初にした調査は大統領親電を日本側がどう扱ったかに関するものだ。このことから、親電に関係した日本側関係者もその忠誠度(もちろ ん日本に対する)には疑念が生じる。


          

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このページは、Makoto Hiroseが2016年4月25日 12:14に書いたブログ記事です。

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