2016年4月アーカイブ

2008年に出版された本である。再読して121ページに衝撃的事実が記されている。「植民地時代の朝鮮の変化」という表の内容、とりわけ平均寿命だ。なんと1911年、つまり併合の翌年の平均寿命は24歳である。これが1942年の統計で45歳に変化している。見過ごしてきたが大変な事実だ。併合前の朝鮮の寿命は失礼な話だが縄文時代の推定寿命と大して変わらない。なお大正時代には人生50年といわれ50歳をややしたまわっていたのだろうか。私は朝鮮併合をまったく支持しない大変な失策と考えるものだが、参考として事実を提示する。

歴史と外交─靖国・アジア・東京裁判 (講談社現代新書)
外務省にいて戦後日米交渉などで尽力された故牛場氏には次のエピソードがある。戦前に陸軍の憲兵隊の特殊班が神戸の米国領事館に侵入して外交 暗号書を写してその後暗号電報を解読し続けた。若き牛場氏はそのことをアンフェアと思い米国に通報した。そのことの是非はともかくその通報行 為を知らないことにより外務省は大きなハンデを負うことになる。逆に米国国務省はそのアドバンテージをある最も重大な局面で利用することにな る。米国は第一次世界大戦の開戦時の前日にベルギー国王がカイザー・ヴィルヘルム2世に親書を送ったことを教訓としていたとみられる。日米開 戦の前日にF.D.ルーズベルトの天皇あての電報はその史実をなぞらえたものだ。米国国務省は領事館クラスの暗号は日本が傍受・解読している こと及びその事実を日本が知らないことを承知しているから外交交渉に関する偽電を発して日本外務書の判断を誤らせることに成功した。米軍が日本に来て最初にした調査は大統領親電を日本側がどう扱ったかに関するものだ。このことから、親電に関係した日本側関係者もその忠誠度(もちろ ん日本に対する)には疑念が生じる。
今回の地震でわかったことは新電力では地震の対応は出来ない、ということだ。その上で安価な電力を供給するための方策が必要となる。
普通の人なら部下が大事な議題を審議する大事な会議をぶち壊したなら心を痛めるはずだ。これは先日の国会における民進党・緒方林太郎議員がTPP審議の委員長の出版問題という些少極まる問題で審議を中断させた案件における岡田党首にも当てはまるはずだ。しかし一貫して岡田氏はまったくぶれずに国会審議への民主党・民進党の理不尽な審議妨害を是認もしくは奨励していたというのが偽らざる私の印象だ。この人は何なのか?単なる怪人物なのか?日本にとってこの人物は何なのか?そろそろ皆が深刻な疑問として考えるべき時なのではないか。
室谷克美氏の夕刊フジ連載『新・悪韓論』が面白い。4月21日の同紙5面だが、モンスター被害者の論述だ。2年前の「セウォル号」事件での被害者家族の一部がモンスター被害者化しているとのことだ。室谷氏は韓国全体が日本に対して「被害者モンスター」のようだと言っておられる。ここで私が思い出したのが今はなき評論家の山本七平氏だ。彼は旧陸軍軍人の行動分析で「とっつく」という言葉を強調した。これは対象の人物に取り付いてス トーカー的批判を繰り返す行為のことだ。そういえば国連のバンさん(事務総長)も日本への公私混同ともいえる「とっつき」がひどすぎないか。とん でもない人選だったという評価は定着しつつあるようだが「責任者でてこーい」だ。
国連の人権委員会が日本に放送法に関して勧告した。聞く度量がないわけではないが、圧倒的におかしいだろう。たとえば人口が世界の5分の一に近い中華人民共和国の国営放送に実態はどうなのか?どちらが緊急に変化がもとめられるのか、常識があればだれでも答えはきまっている。いい加減にしないと我々もだまっていない。そんな感じだ。
パナマ文書の影響は全世界的にひろがっている。私が指摘したいのは一点だ。サウジ王家に暴露者(おそらく大方の思う国)が一片の配慮を持たないことだ。以上。
私が新聞の一面説話とでも名付けるジャンルがある。読売の『編集手帳』、朝日の『天声人語』だが、日経は『春秋』である。ここから新聞を読み始める読者も多いにちがいない。昨日13日の春秋だが、日経という新聞紙の特性を考えれば看過できない内容があった。民進党の緒方林太郎議員が審議をぶち壊した一件にかんするものだ。春秋子は西川委員長の出版計画を守秘義務違反として重視する立場なのだろうか。そう読み取られてもふしぎではない。私はいくら多国家交渉でも一国の最高機関としての国会を無視した交渉経過には大きな問題があると判断する。西川氏の出版計画の是非には議論があろうが、しかし全体から見て枝葉末節以外のなにものでもない。国会のTPP審議の重要性に比すれば極小の問題だ。緒方議員はこの形式的な非違を理由に全国民が切望する審議をぶち壊したのだから許しがたい行為と考える国民は半数をはるかに超えると思う。日経の春秋子は自分のお立場を忘れるべきではない。言葉を荒立たせる気持ちは皆無だが少しひどい。
個々の企業の商業契約に拙ブログが言及することはあまりない。しかし日経新聞4月13日に報道された武田薬品とイスラエルの製薬メーカーの契約は事実が報道通りとするとひどすぎないだろうか?与えるものが莫大で得られるものは見方によっては紙切れだ。紙切れは言い過ぎとしてもあまりにも 少なく屈辱的だ。「恥」といってもよかろう。日本の製薬会社は第一三共のインド社との契約を初めとしてあまりにも野放図で真面目さを欠いていると周囲から判断される例が散見される。武田自体のスイス社への巨額投資も結果的に疑問視されているようだ。まさか、日本の事情に通じない外国人社長の登用がオリンパスでの不祥事隠しの方法と通底するものではないと私は希望するが心もとないことだ。ずれにしても今回のことは武田薬品の株主がどう考えるかが基本だ。背任罪の構成要件に合致するかは現段階では極論ととらえられても致し方なかろうが、今回の武田社長の判断は激震を生む可能 性をもっているのだろう。
民進党というのが新党名だそうだ。松野氏が合流に際して名称変更を要求したことになっているが疑わしい。姑息な策略の臭いがする。さてその民進党 の女性議員を皮切りにした国会質疑だが彼らの勘違いが目立つ展開だ。金曜日だが緒方林太郎という若手議員が質問したが彼らの人間的な欠陥しかも根 源的な人間性の欠落を象徴する展開と私には感じられた。功名心むき出し、何とか大臣の首を取ろうとの一点だけで、TPP全体を国民とともに解明しようとする意志は皆目みられない。まるで小学生なみといったら小学生が怒り出すレベルだ。この世代の最悪の人たちを選び出したのが民進党の若手議員ではないのか?すべての最終的責任は岡田さんにあるのだろう。情けない話ではある。
安倍首相の資質だが得意と思われているだろう外交で深刻な疑問がある。安倍さんはホルムズ海峡の基礎的知識なしでこの問題をきわめて皮相的にとらえて問題提起した。そこには3・11の大災害で心を込めて日本にたいし支援を申し出てくださったオマーンの王族たちや国民への配慮は皆無であった。このKY,つまり気持ちが読めない資質は外交では致命的な結果をもたらす可能性を常時日本に与えている、ということを意味する。
中国中央電視台が批判の対象を外資企業から中国企業に変えているという。冗談じゃない。電視台の批判の対象は電視台それ自体であるべきだ。真実を歪曲し中国人を幻想の世界に住む住民にした責任は電視台にある。
習近平政権の誕生とともに行われたのが反日暴動だ。標的は決められていた。もうすでに中国に技術を教えつくしたパナソニックなどだ。皮肉なことに中国の工業化に協力した企業が血祭りにあげられた理由がそこにある。中国共産党は南昌暴動を筆頭に幾多の中国国内の暴動をばねとして政権を奪取した歴史がある。だから習氏とその取り巻きがあたかも自らの政権の開始を祝う花火大会のように中国国内の日本企業を襲撃することに抵抗感がなかった としても不思議ではない。しかし世界中の人々にその行動が賞讃されるわけがない。逆に世界中が中国の習政権をならず者政権、7中国をならず者国家 とみなし始めている。中国は自らの行動の規範をつくらねばならない。それは批林批孔ではなく好林好孔かもしれない。孔子学院は中国がそれに気づき始めた証なのだろうか。大部分の人には皮肉にきこえるかもしれないが。

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