2016年3月アーカイブ

田中角栄の再評価が目立つ風潮だ。私は反対だが彼の税にたいする感覚は鋭い。たしか自動車重量税もかれのアイデアだ。彼の死後から新税は生まれていないといっても過言ではない。円キャリー・トレード税など当然あってよかった。さて、大型新税のアイデアがある。内部留保税だ。典型的な内部留 保「過多」企業はキャノンで3兆3000億円超の現金同等を持っている。その他膨大な内部留保を持つ企業は多い。もしこの税が新設されるならば配当の増額は必至で、日経平均の爆騰は目に見えている。消費税の増税の代わりにこの税の新設が有力な代案だ。
従軍慰安婦に関して韓国の政府系の糾弾団体はとんでもないミスをした。戦時中の米国CIA(実体としての)報告書の都合の悪い部分を他の写真でか くすという策略が日本の婦人団体によって国際的に暴露されたのだ(詳しくは産経新聞2月21日とおもう、に詳しい)。日韓の間に立っていたのは米 国務省というのが常識であろう。国務省がもし韓国側により意を注いでいたと仮に想定すればここは手打ちのタイミングの思いはつよかっただろう。 はたして安倍・岸田の両氏がこの韓国側のオウン・ゴールのトリプルハット状況がみえていたのだろうかおおいに疑問である。後日、日本外務省は強制性の否認を世界に表明したがちぐはぐ感は拭えない。いったい安倍さんは何を謝罪したのか。勿論、外務省の手法が正しいのだろう。岸田氏に外交はわ かっているかとの疑問は尽きない。日本がへりくだれば友好は維持できるのか?各国が自国の尊厳にこだわるのはそれが自国の存立、安全保障の基礎 だからだ。岸田氏にその自覚があるとは思えない。対中国にとくにそれが顕著だ。善意さえあれば外交ができるなどまったくの迷夢である。
さて石原伸晃氏が甘利氏の後任にサプライズ就任した翌週くらいの週刊新潮に載っていた話だ。この御仁の政治活動収支報告書の会食がすごい。フランス革命前の王侯貴族の会食を凌駕するないようだ。この男、何のために政治家になったのかよくわからないが美食のためもあるのだろうか。ともかく半 端じゃない内容だ。これで庶民の気持ちが、などと常套句はよすがあきれ果てるばかりだ。石原呆れは晃に改名されてはいかがか。父親は毀誉褒貶のはげしいかたで私など誉も褒もかなり高く評価するが、息子は善人ふうの三男もふくめて顔をしかめるばかりだ。
ながらく体調のためブログを休止していた。再開する。さて日本の安全保障確保に熱心でおられる安倍首相だ。しかし私の見立てでは日本の安全保障の危機の重要な一因は安倍首相自身にある。たとえば問題の大きかった首相のイスラエル訪問だが、まさに先日おこったベルギー危機を日本に起こしかねない言動が目立った。なぜ日本に?ただただ安倍首相一人に原因があるとしか言いようが無い。イスラエルとの情報共有を国家安全保障に有益と考えるのには賛同する人もいよう。しか し相当程度の判断力をもつ人なら表だっての協力表明は重大な危険と場合によっては危機をもたらすのは明白だった。事前にその危険性を警告した人物 も実在する。このような事態が現出したのは首相の資質に主要な原因がある。安倍首相はかつて米国のアーリントン国立墓地で北軍・南軍の戦死者が等 しく祀られている事を称賛された。これは首相が物事を表面でしか見られない、政治家として重大すぎる能力の欠陥を露にした象徴的な言動であった。 最重要な同盟国のこれ以上にないセンシティブな部分にあえて親指を突っ込むような所業だ。しかも南部諸州でいまも南軍を称賛する旗がことある事に 掲げられることを首相は知らないとでもおっしゃるのだろうか。正当に選出されたわれらの首相を馬鹿というのは大いなる抵抗感が私自身にも強い。し かし一億人以上の日本人の命が首相の言動にかかっている。首相は侵略的意図を明確に表明した中国に敢然と対応した。これは世界史的な意味さえあろう態度だった。通貨政策も正しかった部分が多かったのだろう。しかしその成果に現在は酔っておられるのではないか。甘利大臣の後任に石原氏を選任したことに国民と良識ある自民等議員はあきれ果てた。悪食人事は第一次安倍内閣から変わっていない。そろそろ余力を残して辞任されてはいかがであ ろうか。自民党の若き元老という存在も選択肢の一つであろう。

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