2015年12月アーカイブ

とっぴな発想を話す人がいた。芸術家やマスコミ人が集まる飲み屋の雑談である。慰安婦像の背後に人買い商人が近親者の男性に現金を渡している像を 配すというのがその人の文化攻勢への対症療法というのだ。勿論、不真面目な話であり実行できない話だろう。さて、映画はなぜ影響力を持ち続けてい るのだろうか。核兵器が使いにくい時代にその代わりの外交・政略の武器としての映画の有効性は無視できない。おそらく人々は映画館に入ると魂を画面に「一時預け」状態にするからだろう。2012年に役所広司が主人公を演じた映画『山本五十六』は各国との歴史戦争に重要な一石を投じたもの だった。半藤一利さんの強い影響下で次の光景が描写されていた。日本海軍を中心にドイツ・イタリアとの同盟に頑強に反対する勢力が日本に存在した ことだ。その中でヒットラーの『マイン・カンプ』のドイツ本国版つまりオリジナル版に日本を人種的に中傷する箇所があり山本の部下が海軍の若手同 盟賛成派にその部分をドイツ語で朗々と語るのだ。世界のインテリ層の脳裡に深く刻まれるシーンだった。なにせ彼らはこのドイツ主導の同盟外交に日 本が喜んで参加したと思い切っている。細かな日本の事情なぞ知るわけがないのだ。我々日本人がアピールしないかぎり。本論に入ろう。世界の国に日本のことを知ってもらう方法がある。薩摩での英国艦隊との戦闘、下関での多国籍艦隊との戦闘などを織り交ぜながら隣国の体験したアヘン戦争後の日 本人の苦闘を連作映画にするのだ。志士と恋人たちの活躍を描くのだ。そしてその続きの明治期にまで話をひろげるのだ。韓国とか中国だけが対象では ない、世界は広い。全てのアジア・アフリカ諸国、アメリカ南北大陸の観衆の魂を揺さぶるテーマを近代日本はたくさん持っているのだ。なぜ製作しない?金はそのためにあるのだ。
京都大学が原理を発見し小野薬品が初期開発、米国のブリストルMS社が協力したガンの治療薬は各種ガンの治療にますます期待が高まっている。ガン 細胞のもつ免疫排除の仕組みを取り去るのだから画期的だ。日々人体でできるガン細胞は数千個でそれを免疫細胞が丹念に殺しているのだが見逃したガ ン細胞が増殖しついには生命を奪う。ならば、オプジーポを治療薬だけでなく予防薬として日々服用するという発想もありだろう。オプジーポにかぎら ずこれを飲めばガンは90%発生しないという薬品が望まれる。なおコーヒーを毎日3杯呑む男性のすい臓ガン発生は呑まない人のたしか半分近くになるという米国の研究があったはずだ。
他国の過ちを非難してもよい。自民族にたいする過ちを非難するのは当然だ。しかし今は他国といえ民族を同じくする人々が100万人をはるかに 超える餓死者を出しているときに座視した国家国民に他を非難する権利があるのだろうか。
韓国の対日請求権の再度の要求はオーケストラの進行と同じである。つまり産経新聞社員への判決や韓国最高裁の判決は組み立てられた予定表に基づい ているとみるべきだ。ある教団の教えは日本はサタンの国で韓国は神の国であるから日本は韓国にあらゆる奉仕をすべきとされる。韓国全体の暗黙の考 えにもある程度一致しているのだろう。安倍内閣が軽率な第一歩を踏み出したなら際限のない再要求のきっかけとなる。韓国の狙いは正にその一点に他 ならない。国家予算の2割、3割は日本から拠出という目論見があったとしても驚かない。アメリカがたとえ善意に基づくと仮定しても日本に圧力をかけているのであれば、日米安全保障条約の日本側からの破棄も考慮に入れるべきだ。パンドラの箱を日本に開けさせたとしてもその後の日韓の事態を第 三国の米国が放置にまかせる可能性は濃い。安倍政権はとてつもない誤りを犯しつつある。主に韓国防衛のために日本の主要空域を他国の管制下に60年以上まかせるという国辱的無作為を続けた政党が正念場を迎えているのだろう。日本に管制権を早急に戻らさせるべきだし、それ以前でも救援の米軍機を拒否できる権限をもつべきだ。それに近い声明を安倍さんは出しているはずだ。
一国の首相と外相が一生懸命隣国との交渉に尽力されている。これは尊いことだ。しかしお二人のなさっていることの本質はこうだ。日韓条約がきめた 「完全な」補償を「完全な上にも完全な」と書き換えることだ。次の内閣は「完全な上にも完全な上にも完全な」仕事に汗をながすことは必定だ。
新たに重責をになう森喜朗オリンピック組織委員長だが、不可解な100億円話を切り出した。国際ラグビー協会に違約金を100億円支払うという話だ、協会の幹部は即座に否定したようだ。年齢(とし)を取れば判断力に影響がある事もある。冗談や戯言で通る事と冗談では通じない事の判断もそう だ。この発言はただでさえ疑問でいっぱいの森氏の能力というか有害能力を徹底的に証明したと見る他あるまい。安倍首相の任命責任は思い。
池上彰・佐藤優両氏の文春文庫『大世界史』に戦後ドイツの変質を語っている部分がある。ユダヤ系知識人が事実上消滅して戦前とは別の国になったという(116p)。このことは米国にもある程度てはまるのではないか。移住したユダヤ人はそれほど多くないのだろうが、心が、忠誠心が「移住」し たのではないか。イスラエル建国(1948年)まで米国内のユダヤ人は人権と人間の自由を強く主張していたが、建国後はイスラエルの利益をもっぱ ら追求しだした。これこそドイツに劣らないほどの変質を米国にもたらした。私はそう感じている。
大世界史 現代を生きぬく最強の教科書 (文春新書)
靖国事件は全(チョン)容疑者の日本再入国という意外な展開となった。週刊ポストの取材に応じた美根慶樹氏によればこの犯人の行動で救われたのは韓国政府だという。たしかに日本の引渡し要求に応じても拒否しても大きな困難が待ち構えているのは必定だった。この異常な行動には韓国政府機関の指示があったと見るのが合理的であろう。そして彼にそのような影響力をもっていたとしたら爆破行為自体も政府機関の指示があったと考えてもなんら不自然でない。この件に限らずアジア大会における事件や新幹線放火事件など不明瞭な事件が多すぎる。韓国にしろ北朝鮮にしろ一国の指導者が命令すれば金大中氏を他国のホテルから誘拐するは、韓国の大統領だった全斗喚氏の一行をミャンマーの霊廟で爆殺するは(大統領は車の遅れで助かった)の有様だ。このまま放置すれば、日本国民が夢想もしない事が起きうる。最新刊の池上彰・佐藤優の対談本『大世界史』では韓国の歴史教科書のこんな箇所を紹介している。安重根より朴烈のほうが偉い、前者は総理大臣、後者は天皇を狙ったからだという(要旨、97p)。繰り返すが意想外なことが起こりうる。まず今年7月の新幹線事件の東京地検なり大阪の特捜部による再捜査が必要だ。この事件も隣国の謀略テロである可能性が濃い。その上で国 交断絶を含む対抗措置の検討が不可欠であろう。皇族の身辺警護の強化がますます必要になってきた。世界中を旅行した投資家のジム・ロジャースはそ の著書『冒険投資家 ジム・ロジャース 世界大発見』でこう語っている。「1941年に日本人は米国を攻撃する気になれたのだろう。なぜ1991 年にサダム・フセインはクウェートに(以下略)。指導者が狂人のような行動を取るはずがないなどと、絶対に信じてはならない」(同署336P)。


大世界史 現代を生きぬく最強の教科書 (文春新書)
12月12日のTVニュースで韓国のソウルに安倍首相の店という焼肉店が開店したという。招宴もなく安倍首相はソウルの焼肉店で食事したわけだが そのメニューをそっくり真似したコースもあるらしい。しかし、「安倍首相の」と日本語の助詞つきの店名が韓国人一般にわかるわけがない。第一、安倍首相の人気を考えると流行るわけがない。要するにこれも韓国政府お膳たてのニュースと判断せざろうえない。問題は日本のTV局がニュースにする という確信がなければ、こんな手間のかかる作戦を展開することはありえないという事だ。どこまで日本のTV局は韓国に支配ないし影響されているかの一例だと思う。
COP21もそうだ。運営費に15億ドルしかも日本が全額拠出する。安倍首相の一存でこんなことをしていて良いものか。負担するのは一部で路上生活者も出始めた日本人だ。いったい安倍さんは額に汗して人生で何時間労働したのだ。日本は財政再建の危機にあるのだ。巨額の拠出をしても世界の誰 も尊敬してくれない。拠出後の会計検査の甘さは世界の常識だ。COPの直後にこれまた30億ドルの拠出もあった。ミャンマーの政権喪失ミエミエの 前政権にも同様だ。さてはロシアの激怒を知ってか知らずかウクライナにも巨額援助だ。これは99%日本に還ってこない。待機児童の問題などの国内問題はようするに財源の問題だ。いい加減にしてください、安倍総理。
1.日本政府が外国人への補償をする際に過去に包括的な補償がなされている場合、そして俗に言う「蒸し返し」が文言において厳重に禁止さ れている場合に、あえて行うことは重大な決意が必要である。人道的な見地からの再補償は当該政府が第三国に同じく人道的損害を与えている場合に同様の補償を第三国に与えることを日本政府へ保障することが必須条件である。
私が岸田外相の外交を懸念するのはルサンチマン外交もしくは腹癒せ外交をするのではないか、ということだ。なにせ岸田派の閣僚を5人から1人の減らされたとのことで腹が煮えくり返ってもなんらおかしくない。安倍首相の制約から離れて「独自」外交を展開する動機は十分だ。岸田氏の長年の主張である核兵器廃絶決議だが、成果なのであろうか?私にはベルサイユ会議で日本代表が打ち出した「人種平等案」をおもいださせる。しかし間違った ことではない。今度は「従軍慰安婦」である。韓国の大統領は自分の任期の始まりが国の始まりと考えている、というのは言いすぎだが、とにかく過去 の国同士の交渉経過を軽視しすぎの傾向がある。朴大統領で「解決」しても次期大統領では解決していないことになる。断言は不可能だがおそらくそう なる。ここで善人で人を信じたい人柄の外務大臣が活躍しても次世代の日本人と日本政府の苦労の種を増やすだけの結果になりかねない。いずれにして も外相は安倍総理の意向を尊重する交渉をされるよう期待したいのだ。
12月9日の日経新聞7面の国際記事は時宜を得た良い記事だ。VW社の排ガス不正の印象を元GM副会長のボブ・ラッツ氏に語ってもらうものだ。 ラッツ氏はVW傘下の「ランボルギーニ」や「ブガッティ」程度の売却では必要資金とは桁が違う、と発言している。さて、私はチェコの誇りであった シュコダ社のドイツ人による買収を悲しく思っていた。シュコダ社は冷戦下のコメコン体制の最大の犠牲者であったし、ゴルバチョフによる東ヨーロッパの混乱でチェコ人は自国の企業の価値を見誤っている、と思ったからだ。私は今回のVW社の失敗を糧にVW社が再生することを願う者だ。シュコダ 社のチェコ人への売却はVW社だけが決めることができる。ただ、第三者として私はチェコが誇りとする企業がチェコ人の所有に返えればと希望している。なお、シュコダは戦前には機関車から機関銃まで幅広い製品を作り出し、機関銃のZB26は中華民国軍の兵器として採用されるとともに英国のブレン機関銃の原型になったことで有名である。なお、ドイツの国有放送で今回の事態で喜んでいるのは日本の企業(具体名あり)であると放送したよう だが、我々日本人は他人の失敗に拍手する低い品性は持っていない。我々は心配している。
11月30日に米国の刑務所から無期終身刑の受刑者が釈放された。ジョナサン・ポラードである。私は2か月ほど前にオバマ政権のこの決定をた しか ウィキペディアで知った。この扱いで日本のマスコミのニュース感覚がテストされる、と直感した。合格点は私の知る限り、佐藤優氏のコラムだけだっ た。朝日新聞の電子版では予告されていたようだが、佐藤氏のはアサヒはアサヒでも『アサヒ芸能』のコラムである。要領よく解説されていた が、 東芝機械事件への言及がおそらくスペースの関係で省かれていた。おさらいをしよう。ポラード被告は米国海軍のソ連潜水艦のスクリュー音の極秘情報をイ スラエルの情報機関員に渡し、機関員はその通報の報酬をソ連から得た。逆スパイにより本件は発覚した。事態を憂慮したアメリカ・ユダヤ組織は折り も折にK・D氏の告発で発覚したココム違反のスクリュー削り機事案を奇貨として日本バッシングを盛大に始めた。ユダヤ人はスケープ・ゴートの対象 として古くから有名だったが、それから抜け出すために新しい羊を見つける手段が最良と知った。その羊は日本人と呼ばれている。そんな訳で ポ ラード 氏を注目していたのだが、今回は米国のイラン政策への国内からの批判を減らすための決断だ。私はこの合衆国のアセットを911事件関連のシルバースタイン逮捕と関連したなら合衆国の正義は幾分、ほんの少しだが回復されただろうと個人的に思っていた。
ヨーロッパにおけるチェンバレンの失敗はあまりにも有名だ。私はむしろ極東におけるかれの外交政策を吟味すべきと思う。日中戦争の直接の原因を知るならば、膨大な費用のかかった援中ルートの建設など必要だったのかどうか。戦争の泥沼化にあせる日本の敵意を英国に向けるのが、真に英国の利益 になったのか英国の外交史学界でも分析がなされていないと私は思う。
 安倍首相はソ連時代及今日のロシア空軍が日本領空を今年(1回は確実)を含めどれだけ侵犯したか世界に告げて良い。自国の領空が侵されたら民間機でも撃墜すが、他国の領空は平気で侵犯する。これが許されると思ったなら大間違いだ。

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