2015年3月アーカイブ

毎年、膨大な資金が無償で交付される私学助成の交付金だが、この国の停滞の大きな原因になっている。前途有為な多数の若者に学問への機会でなく無 為な時間つぶしのシステムとして作用しているのが私学だ(国公立も似ているが)。何の努力もせずに税金がただ学園維持のために振り込まれる。こん な事が許されていい訳が無い。新しいコンセプトが緊急に必要だ。現状維持ではなく進歩のためにこそ血税を使用させるべきだ。新しいアイデアに基づく基準と方法を採用するよう要求したい。個々の私学の個性発揮も目的の一つだ。
沖縄の翁長知事が最初に官邸を訪問したときに記者から「予約したのか?」と尋ねられた。答えは「していないが、これほど報道されているからわかる だろう」という趣旨だったと私は記憶している。この報道と記憶が正しいのなら、相当変わっているといわれてもしょうがないだろう。管官房長官も安倍首相もややかたくな、という印象ではあるのだが。いづれにしても困った事態ではある。
愛知地方の40歳代から60歳代の方のお祖父さんやお祖父さんの兄弟で上海付近で戦死された方は多い。1937年の8月以降に中華民 国が練りに 練った計画の下にごく少数の日本軍に対して攻撃を開始したからだ。日本人の居留民をまもるためにやむをえなく名古屋第三師団を上海近くに上陸させたが、これが中華民国軍の想定どうりだったからおびただしい日本軍の戦死者の遺体が散乱する地獄絵図となったのだ。中華民国軍はドイツ国防軍の優 秀な軍人を招き周到な計画でクリーク(小河川)の随所にトーチカ陣地を数百か所以上つくり機関銃を設置していたのだ。日本の陸軍士官学校を出て高 田で大尉を経験した蒋介石は日本軍との戦争に危惧をもっていたが西安事件のせいもありこの決断をしたのだ。わたしの言いたいことは日本の近代以後の対中外交には猛省する点が多いが大戦争の直接の火蓋を切ったのは日本ではないと言うことだ。それに対して米国のルーズベルト大統領は一貫して日 本の立場を根底から否定し続けたのは事実だ。だから日本がドイツと3年ほど後に同盟したのは、ルーズベルトの悪意に対抗するためにや むな くし たこ とで私はこれを日本とドイツとのショットガン・マリッジと名づけているのだ。散弾銃を突きつけたのは米国大統領だ。米国はF.ルーズベルトにたいする敬 意を小学校から教えているからこの理屈が通じないだろう。しかし、これが論理的に日本の立場を説明する唯一の道だ。真珠湾攻撃だが、 米国 の石 油禁輸に対する自暴自棄的行動だ。もっとも前米国海軍作戦部長のハロルド・スタークは1944年のキンメル提督を審理する米国海軍軍法会議に おいて「自分たちが石油禁輸にあったなら、同じことをしていただろう」と証言している。ただし、私は対中国戦争を政治解決も軍事解決 もで きず 4年以上経過した日本は、フランス領インドシナに進駐し、特にビシー政権との協議はあったとしても南部地域に進駐したのはアメリカの戦争努力 を根底から邪魔するものでルーズベルト大統領の石油禁輸命令は宣戦布告に等しいが、議論の余地はあるが米国としてそれほど不当ともい えな いと 思う。東京裁判では、海軍の嶋田と外務省の東郷が喧嘩を始めて結果として最善の弁護活動という喜劇を演じた。なお、開戦前日のルーズベルト大統領の親電へ の日本側の対応を米国は当初最大の問題として捜査した。このことは米国が第一次対戦のベルギー国王からドイツ皇帝への親電の故事から 発想 したもので、米国が日本を追い詰めつつ更に嗜虐的な態度に出たと私は推理する。マーシャル元帥は真珠湾攻撃のときにどこにいたかの執拗な 質問をうけ続けたが、結局「記憶にない」の答弁を繰り返した。さて表題に戻るが、これらのこと(推定部分を除く)から日本として世界 に子供でも理解できる話 をすればよろしい。私は出来ると思う。アメリカを憎むために政府は標語を必要としたのだ。
ジョイナー夫人の手術に関する決断をテレビ放送で見た。医者でも適切なコメントは難しいだろう。しかし彼女のもう一つの決断に関しては私は感想を述べることが出来る。彼女はわたしの理解によれば、年間一兆円以上といわれる中国の資金の影響力の元で映画を作ったのである。その資金の多くは反日本の世界的影響の世論を育成するために使われている。彼女の作った映画はその典型だ。それは、核兵器を持った現代のナチス・ドイツと評する人もいる中国が日本を敵視しているからだ。つまり米国と協力した日本が中国の野望を阻止するほとんど唯一の世界における存在だからだ。ジョイナー夫人ならそれを理解できないことは無いだろう。
冒険家・高野氏の新著である。集英社にとって高野氏が主著になるだろうソマリア本を他社から出版したことは残念かもしれない。まさに前著は大作と いってよい本だった。縁もゆかりも無いソマリアに関する本があれほどの話題になったことは稀有なことだ。その姉妹本の企画が本書だ。内容の差別化 として、さらなる秘境としてのソマリア家庭への浸透と料理、南部ソマリアの取材強化があるのだろう。本書で私が重視するのは、ソマリア人とアラビ ア文化との関係だ。特に前著で記述されたかつての統一ソマリア国の独裁者・バーレが強行したアラビア文字の廃止がどうアラビア文化の接受に影響し たかだ。著者の盟友・ワイヤップの子供の世代にそのことを取材して欲しかった。というのは私は日本も漢字廃止を強行すべきと思っている。私の関心事はイスラエルの古代言語の採用とベトナムのアルファベット化の経緯なのだ。それは日本語表記の全面的改革との関係においてだ。今回、本書を読ん でソマリアのバーレによる言語改革も参考にしうると考えた次第だ。
恋するソマリア
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高野 秀行
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アジア開発銀行に中国が不満を持つのは当然だ。しかし、中国のすべての重要事項を決定する中国共産党の前の規律委員長が1兆4000億円という金額の不正蓄財で逮捕されたのはつい前のことだ。その国が国際銀行を主催し運営するのはきわめて困難だろう。
先日、寺島実郎氏の話をラジオで聞いた。日本人の内向きな傾向を嘆いたもので参考に大いになった。しかし彼が実例としてあげたアンジェリーナ・ ジョイナーの反日映画が日本で上映されないという指摘は疑問だ。これは豊富に供与される中国の影響下でつくられた映画というのが衆目の一致すると ころだ。それなら日本の会社がたとえ日本国内での上映を望んでも彼らは許さないだろう。中国国内で作られた反日映画『金陵十三金叉』(金と叉は一 字)も日本国内ではいっさい公開されていない。高い金をかけて日本の反発を買う必要はない。目的は別の所にあるのだ。この映画に関してはユー チューブで静止画面を公開した日本人のブログになぜか韓国KBSと日本のフジテレビが連名で権利侵害の訴えを
して消去したという関係機関の表示が なされた。お里が知れる、と言うことかどうかは不明だ。話を戻すと日本は国際的な宣伝戦に敗れつつあるのだ。寺島氏もそのことを話されたいのではないだろうか。
先日の参議院予算委員会での自民党・三原議員の質問だが、前半部分ではかなり格調が高く、わたしは財務省のご進講の存在を推測したものだ。ところ が後半「八紘一宇」に関する質問が出てかなりの人たちをあきれさせたわけだ。わたしの第一感は、財務省が安倍氏の訪米の基礎をつきくずす工作の一つという推測だ。麻生氏も安倍氏に並んで「もう一丁」の希望を持っているならすくなくとも阻止しない。わたしの感想ではかなり「いそいそ」と麻生氏は答弁していた印象だ。しかし一般的には三原氏の唐突な質問は、韓国・中国の思う壺と見るのが普通だろう。「理解不可能な椿事」以外の見方はい まのところ出来ない。わたしは呆れている。
「事件」が起こったなら視点を変えて考える。政治家への寄付だが、こんなに企業に対する補助金が多いことを問題視すべきだ。ほんとに重要なことな ら補助金が無くても企業自らが投資するだろう。補助金の弊害は財政悪化ばかりでなく国家全体の精神を「乞食」にする。現代日本の弱体化は補助金行 政に原因の多くがある。
メルケル首相の日本においての歴史認識に関する発言に私は疑問を呈する。ド イツ が歴史問題に対して何かを語る資格を持つのは当然のことである。しかし他国に関する発言者は深い洞察をもって発言すべきである。ドイツは日本と違 う歴史的背景を持つ。さらにドイツと歴史的関係をもつ国々と日本が歴史的関係を持つ国々とは違う要素がある。たとえば韓国だが朴大統 領に よれ ば、韓国の高校生の69.5%は朝鮮戦争が韓国による先制攻撃で開始されたと信じている。これでは朝鮮戦争による米国・英国・トルコなどの戦 死者は侮辱されたと同じではないか。たとえ話だが、ドイツの周辺国で東ドイツが西ドイツを合併したと信じる国がいるだろうか? 中国に関して言えば、 1937年の日本と中国の不幸な戦争はドイツ国防軍から国民党政府に派遣されたフォン・ゼークト将軍とフォン・ファルケンハウゼン将軍により作成された 基本計画にもとづいた戦争である。日本は上海に関するバルバロッサ作戦の計画書を持っていない。私はメルケル首相の善意と友情を信じ たい。しかし彼女の日本とドイツの歴史認識の方法と程度に関するアドバイスに対しては両国の歴史の違いと周辺国の状況の違いをメルケ ル首相 に知っていただきたいと思う。
1945年に終わった世界規模でのアジア大陸部の戦勝者は中華民国であり国民党だ。中国共産党はその後の国共内戦の暫定的な勝利者であるに過ぎない。ただし、張学良が蒋介石を監禁した西安事件を仲介して翌年(1937年)の中華民国軍による日本への先制攻撃を仕掛けた有力な原因を作ったのは事実である。
英国の若い王子の訪日を歓迎したい。被災地での交流に感謝したい。ただ、私が彼に望みたいのはオリンピックのロンドン大会で日本選手団が開会式から途中で排除されたことの理由を述べることだ。もしご存じないならぜひ知っていただきたい。我々日本人のすくなからぬ人々はロンドン市長のボリ ス・ジョンソン氏が日本を敵視する国に買収されてこのようなオリンピックの精神に反する行為をしたと思っている。英国の不名誉をロンドン市長があえてしたのなら残念なことだ。もし、市長がまったくこのような不祥事に無関係ならぜひ声明の形で表明していただきたい。彼に我々の意思を伝えてい ただければ幸いである。
いま霞ヶ関で深夜まで灯りが消えないのが原子力規制庁らしい。私は、福島第一の事故以来の原発再開をめぐる政府の動きを大昔の未開人にも劣ると感 じてきた。だいたい地震学者を重視することがおかしい。彼らはスマトラ沖大地震でその次が太平洋プレートの別の部位で異変を予想すべきなのだ。予 算ばかり食って用たたずの無能集団を重用することが間違いの元だ。さて、事故の原因は冷却水の不通に尽きる。そして重要なのは(起きてはならない が)過酷事故でのロボット補修能力の充実だ。あたりまえだろう、生身の人間では補修が困難なのは福島第一で骨身にこたえた事実だ。だから審査もそ うだが、電力業界自体も徹底的なロボット補修体制を構築することに全力を尽くすべきだ。それが不足しているのだ。


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