山口淑子さんと日中戦争

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波乱の人生を送られた方だ。上原健と共演した宣伝(宣撫)映画のシナリオのひどさを書こうと思ったが毎日新聞(?)が書いたようだ。まことに日中 戦争に振回された前半生であった。さて、私は報じられている故人の戦争感と若干違う感想を持っている。日中戦争は盧溝橋で始まったのだろうか?  記憶に残りやすい7月7日に北京近郊で射ち合いが開始されたのだが、翌月の上海での大規模戦
闘が死闘の始まりだ。西安事件の際の約束もあり、蒋介 石が準備に準備を重ね、上海とその近郊に無数のトーチカ群を作り上げて日本軍に絶対的に勝利すると見込んでの戦闘開始でまず間違いない。これにいたる歴史的な経緯は日本に非が多く(全部ではない)、この後も兵を引く努力が少なかった事は事実だ。しかし、この日中戦争を日本に挑んできた、言 い換えると先制攻撃を現実にしたのは中華民国である。良い比較である自信はないが、1960年代にインド軍が当時のポルトガル領ゴアに先制攻撃し た史実にほんの少し似ている。このときに、仮にゴア駐在のポルトガル軍が強力な戦意をもって逆襲して、先制攻撃したインド軍を追跡したのだった ら、もっと日中戦争に似てくる。大きな視点で見るなら、インド軍(中華民国軍)にたとえ先制攻撃の非があろうと歴史的には許され
るのだろうが、戦 争をやっているのは後世の我々ではない。多数の上海在住の日本人を守る義務を持つ日本陸軍と日本海軍の軍人が応戦したのだ。その後に英国が賢明な対処をしたか、大いに疑問だ。その判断が植民地帝国の終焉の原因になったように私には感じられる。


          

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このページは、Makoto Hiroseが2014年9月18日 18:45に書いたブログ記事です。

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