2013年5月アーカイブ

日経新聞の報道によると加藤薫NTTドコモ社長は外国製品のある新型スマホに「隙がない」と言われたそうである。製品はそうかもしれない。しかし企業コンプライアンスには隙がないのだろうか。隙だらけ、が実情であろう。今も台湾で公正取引委員会が実に低劣なライバル引き倒しの手口を問題化し ている。開発過程に道義的な問題はないのだろうか。大いにありそうである。日本メーカーが被害を継続して受けてはいまいか。日本を代表する業界の リーダーとしてドコモがよもや後ろ指を刺されない公正な判断をお願いしたい。また利用者のなかに該メーカーが五輪大会で不正・不当極まる日本チームに対する妨害工作を継続して続けているとの思いを抱いている方も多い。できますればぜひ部下に命じて実情を調査し総合的なご判断の一助に していただければ憂慮する大ぜいのスポーツ愛好家兼モバイル利用者も安心すると思います。
高市さんの顔は米国から帰って数年というときに見た。もちろんそれなりに年輪をかさねたが最近の笑顔は私には不安だ。すこぶる幸せなのは感じられるが、幸せに惚けている。それとも失礼だが呆けていると記すべきなのか。緊張感が見られない。対中国で 最大限の米国との協調が必要な時に不容易な発言をしてお小言を食らったこともあった。女性だから素晴らしいという評価が今こそ必要な時ではないだ ろうか。
1948年のロンドン五輪は出場できず2012年のには開会式から強制排除と散々な事もあった。ここで新提案だ。東京で五輪開催日に裏五輪を開催 してはどうか。種目は「表」が除外した種目だ。これなら文句はでまい。
ここ数日の新聞から目についた事を述べたい。5月25日の読売新聞国際面(7面)だが北京、ソウル、ワシントンの特派員からの報告で北朝鮮の崔竜 海総政治局長の北京入りを重層的に報じている。しかし肝心の北京支局の五十嵐さんの報告が食い足らない。日本の読者なら先の飯島訪問が北京にどう 影響したか知りたいはずだ。習氏が3日間崔氏を待たせた事を習氏のスケジュールで説明しているがこれでは北京の官報並みだ。整理部の見出しのせい もあろうが掘り下げた印象はない。直感であるし五十嵐氏の報道ぶりを丁寧に追っているわけでもないが、私には中国の事を死活的に重要視する人、職 業の方に読売の購読は勧められない。次に日経新聞5月26日総合・政治(2面)だが風見鶏というコラムで大石格氏が「韓国は友好から何を得る」と 題して書いている。日経発刊以来最悪級の愚文だろう。陋劣といっていい。要するに竹島を与えなさい、ということなのか。もちろん尻尾は出していな いがそう読む人は読むだろう。この人は「日韓未来対話」にも顔を出していてその方面の専門家として社内で通っているのだろうか。さて数箇月まえだ が、同じ日経の経済面で『新日鉄が宣戦布告』もちろん韓国のポスコにだが、というでかい見出しを見て相当注射が効いていると感じた。一体表面でニ コニコしながら自社の核心的技術を退職者から盗む、そんなことを日経自身がやられたら訴訟しませんか。それを宣戦布告と表現することがどんなに日 経の信用を失墜させるかだ。それでも書くのは個人的には「友好から何かを得ている」からなのだろうか。さて大石さんである。これは韓国筋は喜ぶだ ろう。その返礼はあるかどうか知る手段は私には無い。ただ、読売の五十嵐さんと同じで彼の記事は今後心して読ませていただく。返礼といったがスクープもそのうちだ。最後に毎日新聞である。5月26日総合(14面)である。政治いま 復帰41年 政府・本土との距離感 という記事だ。その 中で「沖縄独立論」じわり という大見出しがある。これは事実を表した、と申されようが危険な火遊びとも言えるのではないか。朝日の小尻記者がな くなってもうお子さんがお父さんの享年に達しようとする。こんな悲しいことが起こって良い訳がない。個人的には大反対だ。しかし世の中にはいろい ろの考えの人がいる。小尻さんのときだって「ざまーみろ」という声はあったのだ。小尻さんが突出した言論をした訳では全然なかろう。しかし立場が 違う人で許し難い言論、殺人しなければ日本が危機におちいる。それを防がねば、と一部の人が考えざろうえない言論が当時の朝日新聞の報道に絶無 だったろうか。殺人者だって逮捕されればほぼ100%死刑なのだ。さて毎日だが火遊びしたい人はすればよい。だけど無関係な他の自社記者に責任を 押し付けてはならない。署名記事の傾向が盛んになっているようだがそれも一つの方法だ。ただし暴力はあくまで反対だ。
ロシア外務省は日本の市長の発言を批判した。しかし彼らはその前にすべきことがある。メドベージェフがロシア大統領として「日本人をシベリアで働 かせてやってもいい」という趣旨の発言は、日本人兵士を虐待して6万人以上を餓死・衰弱死させた犯罪行為を踏まえたものだ。人道と国際的和解にた いする野蛮で許し難い侮辱だ。当時生まれていなかったメドベージェフが受けた歴史教育が疑問視されるのは当然だ。現在も首相なのだから彼はスター リンが自国民と諸外国の人々に対してなした行為をどう理解しているか説明する義務がある。さらにロシア外務省はメドベージェフの発言がロシアの国家としての意思を表明したものか、ロシア人の総意を表したものかを言明すべきだ。もちろん大統領の発言であるからそうであろう。だからロシア外務省は端的に恥ずかしいか、普通か、言い足らないかを陳述すればよい。
黒田日銀総裁が「出口戦略はない」と明言した。なんとも豪胆な発言である。貧乏神の白川前のジリ貧路線からドカ貧路線への転換であるのか。 もっとも意外な出口はあるのである。要するに財政が健全化すれば良いのだ。それが累積医療費の死亡時精算制度だ。7割の健保組合負担分を生涯 累積し死亡時に精算するのだ。もちろん永年付き添った連れ合いへの配慮付きでだ。乱診乱療が減り健康に留意する人への不平等がなくなる。 生前の不安増はゼロだ。今までどおりでOKなのだ。精算時カネがなければしょうがない。各人の良心を信頼すればいい。
安倍氏も政調会長も歴史や侵略についての考えの背景に1941年12月8日から始まった戦争がさせられた、強(し)いられた戦争という思いが 強いのだと推測する。これに関しては今日のアメリカ人より当時のアメリカ人の方が率直である。当時の『サタデイ・イブニング・ポスト』は、騙し討ちと いっている人はもう一度11月26日に日本に与えた回答文を読んでみるべきだ。日本の軍事行動はアメリカが発行した挑戦状に対する当然の返答であ る、と論じている(『わが囚われの記』177ページ)。米国の言論の自由の強靭さを物語るものでもある。ルーズベルト政権に対する不信感は特に高級軍人において軍人を騙したという決して表には現れない不信感を蔓延させた。しかし、それらは初等教育におけるFDR礼賛教育や世代交代で消え去っていった。現在の米国人はよほど歴史に詳しい人以外関心さえ持たないだろう。これは大きなギャップである。日本人の特にナショナリストの色彩 が強い人が対米友好を堅持しつつもどう自分を納得させるか。日中双方にとって残酷だった日中戦争が鍵だろうか。これさえもどうやら直接的な発 端は蒋介石と彼のお抱えドイツ人軍事顧問ファルケンハウゼンの策略の可能性が濃い(第二次上海事変について)。ただし、こちらは前提として長年の日本の対中蔑視と強引極まるゲンコツによる外交交渉があるので対米戦争と同日に論じえない。話をずらして申し訳ないが蓮舫さんにヘッセル・ティルトマン著『日本報道三十年』を読むことをおすすめする。むしろ義務だろう。外国人の経歴が長かったというハンデを克服してようなさっているようだが御父君からのご意見からの知らず知らずの偏見がたまっていると私など邪推している。突然振って失礼。

わが囚われの記―第二次大戦と中南米移民 (中公文庫)
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日本報道三十年 (1965年)
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以下は知人の証言である。「NHKで吉田茂のドラマが放映されたので見たが、戦後すぐのパンパンが横行する情景を吉田が見る設定であったが、吉田 のセリフで戦前戦中は日本も同じことをしていた仕方ないという趣旨のがあってシラケてチャンネルを回した」とのことである。私の知るところ、吉田 茂は戦後のいわゆる第三国人には極めて強硬な意見を持っていてマッカーサー将軍にも忌憚ない意見を開陳しているのである。彼らの直接的な暴力を受 けた大野伴睦におそらく次いで強い見解をもっていた。その吉田がこんなセリフを吐くわけがないのである。少ない時間で吉田の本質を表すセリフでは ないのである。汚染なのであろう。プロデューサーの段階かライターの段階かで強力な注射が打たれたとしか思えない。他国に自国に対する罪の意識を 持たさせる作戦は古典的な術策で、その典型例であろう。
収入20分の1、子供は7、8人は当たり前、農業世帯が多いが化学肥料は出始めたが高くておおくは買えない。これが昔の実情だ。日本人だろう が、韓国人だろうがだれだって娘を性産業に就職させたいものか。だけでそうせざろうえないのだ。今の状況かを前提にして考えるのが根本的に間違っている。これは吉原であろうがなんであろうが口入屋の「活躍」の背景だ。(外国人の)売春婦がうじゃうじゃ居る。この発言で党を除名され人もいたようだが、品の良し悪しは別にして東京なら池之端などに行けば日常見ることだ。だけどこれは本筋じゃない。橋下発言に極度の不快感を皆が感じたのは当時必要だったと仮にしても哀しみを前提とした制度でしょう。けっしてよろこんで参加するなどと考えてはならないでしょう。口に出して言うこと じゃないのだ。政治的に利用するようなテーマ じゃないのだ。問題の本質は韓国人は日韓条約で補償をうけて永久的かつ絶対的に請求を再度できえな いのだ。そのときじゃあなたたちはその問題を忘れていた、そんな存在だったのですか、ということだ。あと、政治家がかんがえるべき事は過去よりこ れからの事だ。こんな日韓関係で本当にいいのですか。私は国交断絶すべきと考えている。そう考えている人は多いだろう。それをどう組織化して寸止 めするならどの程度の国交制限にすべきか。それがあなたたちの仕事だ。橋下さんあなたは歴史に関して謙虚になっていただきたい。人間に対して謙虚になってほしい。付言、藤原帰一氏の朝日新聞の寄稿を読んだ。これだけの規模の制度だ。悲しいことが、錯誤によりことも含めてどれだけあったろ う。だからこそ、そう考えると考えるから政治的に利用してくるのだ。あなたのの言説は平凡であるより愚鈍に近い。
1942年を中心に南米から日本人・日系人が大量に拉致された。これはアメリカ国務省が手がけたもので後に日本公使をつとめたエマーソン氏などの 若き時の「手柄」である。その詳細は彼の『嵐の中の外交官』(朝日新聞刊)で参照してもらいたい。拉致・拘引される立場からの体験としては中央公 論文庫の天野芳太郎著『わが囚われの記』に詳しい。国務省の若い報道官も勉強が必要と思いあえて記した。関連は薄いが付け加えれば442部隊が米国に帰還した 時のトルーマン大統領の「歓迎の」挨拶も興味深い。

嵐のなかの外交官―ジョン・エマーソン回想録 (1979年)
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あるイギリス風のビヤホールでウクライナ人の日本で働いている青年と話した。彼が言うには北方領土など不要でしょう、放棄すればと言うのだ。私が今入り込んでいるのはロシア人だけじゃない。ウクライナ人もいるのではないかと尋ねるとバツの悪い顔をして黙った。
南米のボリビアにはタリハ州で52兆立方フィートという膨大な天然ガス資源が発見されているが内陸国のボリビアは輸出先に関して種々の問題を抱えているようだ。日本が注目すべきは北米のシェールガスだけではない。ペルーの産ガスもかなりの規模のようだ。南米からの天然ガス輸入に注目すべきだ。
安倍首相による飯島内閣参与の北朝鮮訪問では米国への事前連絡はなかったようだ。それで面目を潰されたのがルース米国大使だ。彼は事前連絡を受ける資格が十分ある。安倍氏の即断で拉致は日本固有の事案という事だろうが米国に対する非礼というそしりは免れない。別に卑屈になる必要はないが礼 は尽くすべきだ。人間としてだ。(本稿は前稿の前に執筆した)
懸命に職務を果たしておられる首相を茶化す気持ちはない。しかしオバマ大統領の韓国大統領と安倍首相との接遇の違いを考えるとスネオ氏になっても おかしくない。いやむしろそれを示すことも国家として必要かもしれない。(ルース米国)大使の職務のひとつに赴任国の外交的ジェスチャーを受け止 める事もあろう。さて安倍首相の飯島参与を駆使した外交交渉はダルビッシュ投手なみの剛球である。北朝鮮に対してものけぞらせるほどのコースを狙っている。若い指導者の決断は非常に難しかろう。我々にとっては笑止かもしれないが北としては関係者を処分(銃殺か?)したのにその後はどうなんだという思いはあろう。この後の予想だが、横田さんやほかの拉致被害の方々がご健在なら第三国におけるご両親との面会が考えられる。それが手の 打ちどころというと非難を浴びようが一歩前進がとりあえず肝要だ。安倍首相のクリティカルな外交的オペレーションが劇的な患者の容体の変化を生み出すか世界の注視が集まっている。下手をすると北朝鮮に王手を掛けたつもりの中国・習さんのほうが先にこける可能性だって100万分の一くらいは 有りうる道が開けつつある。とりあえず中国包囲網構築は必須だが、むしろ日・印・中を集めてイラン産原油のボイコット強制で不当に値上がりしてい中東産原油の問題を協議すれば安倍外交は「松岡外交」を超えるだろう。危険度においてもだ。
米国でメキシコとの戦争が侵略か否かの論争が始まった。日本の障子を題材とした老作家が大東亜戦争は侵略ではなく「爆発」だと主張したのに触 発さ れ、米国でもテキサス、アリゾナ、ニューメキシコを併呑した米墨戦争が侵略か否かの大論争が始まった。NYタイムズは従軍慰安婦問題にも言及しメキシコ軍 がアラモ砦に攻撃を仕掛けたのは砦の中で秘密に営業されていた酒保(PX)のなかの売春宿でライザ・ミネリの母が駅馬車の中から拉致され危機 に瀕したのを救出するためではないかとの推測記事をのせた。時空を超えて飯島参与がミネリ母の救出に向かうかが日米政府間で秘密協議されている模様である。チャンチャン。
6月の英国主催のサミットのテーマは「戦場の女性」とのことだ。昨年のロンドンオリンピック開会式での日本選手団排除事件に引き続き背景に韓国の 匂いを感ずるのは私だけだろうか。まさかキャメロン首相が五輪であからさまな差別・侮辱事件を引き起こしたあるいは知っていて黙認したとまでは私 も推測していなかった。しかしこの事態をみるとロンドン市長ではなく英国政府によるものとみるべきか。一連の拙ブログの開会式事件の記述をご覧い ただければ幸いだ。2チャンなどの一部ネットで主張されたようにこの事件が万万一韓国サムスン電機のトップのワイロでなされたのなら、確実な調査 が絶対的な要件だが、徹底的な対応が必要だ。しかし英国もようやるよ。来月のサミットで日本が矢面になるなら英国の過去300年以上の人類に対す る犯罪を徹底的に批判すべし、だ。これは意外と成り立ちうる。そう私は考える。もちろん英国が成した貢献を認識するのは当然だがアヘン戦争を筆頭 にアジア・アフリカに及ぼした犯罪案件は数限りない。では具体的にはどうすべきか。(続)
安倍首相はご自身では外交が得意とお思いであろう。たしかにフットワークも軽やかに各国の首脳と会談をかさねている。しかしその中で危険極まりな い内容はないのか? 私はあると思う。台湾との漁業協約の内容は唖然とさせるものがある。オバマ大統領とのTPP前交渉の内容も大いに疑問であ る。これほどの重要な取り決めがほとんど首相の独断で決めたと国民にはとられている。ここで想起されるのは後の日本を苦しめ続けた安政の不平等条 約であるのは当然であろう。この条約も幕府の大老がほぼ独断で締結したものだ。もっとも参考にしなければならない自戒しなければならない民族の血肉の教訓を安倍首相はどうお考えなのか。心もとないの一語である。
最近の橋下氏の従軍慰安婦に関する発言だが呆れた。呆れたが代わってどう表現すべきか。つまりこの問題を日本がどう世界に意見陳述するかだが、映画が有力な手段だ。私は2011年の中国の反日映画である金稜十三叉という映画は第三国の実質的プロデュースと睨んでいる。従軍慰安婦問題に中国も巻き込もうとする作戦だ。勿論「第三国」は簡単には表に出ない。そこらは用心しているのだ。ただ、この映画の動画を無断使用した日本の二つのブログに韓国KBSと日本のフジテレビからの連名になった抗議で使用が禁止状態になっていた。これは拙ブログで何回か紹介した。そんな所からちらっと裏事情がもれていると思っている。さて、この慰安婦問題では佐藤充の独立愚連隊シリーズに多少の描写がある。また田部井さんという名の女性監督であったと記憶するがオーストラリ ア政府の資金で作られたとされる映画もあったようだ。さて日本はどうすべきか。ここからが肝心だが、日本の映画産業は壊滅状態のようだ。3週程前の週刊朝日で三池監督が語っているのだが映画監督になる道は日本ではほぼ閉ざされているようだ。ここからが一番の私の主張だ。映画産業の再建なしに日本の未来はない、のである。

安倍首相の就任時からの政治、外交の決断を仔細に評価すると尖閣漁業やTPP前交渉など愚劣といっていいものが多い。これではアベノミクスが国債市場崩壊になる方向になってもそれを防ぐ正しい手段を取れるか疑わしい。唯一といっていいだろうが国家財政再建の策がある。医療費の3割だけでなく残り7割をも国民が負担することだ。従来は3割負担しあとは他人まかせだが、新方式は7割も従来通り健保組合が医療機関に支払うが、それを組合員つまり国民ひとりひとりの生涯医療費に加算し、死亡時に遺産と相殺するものだ。無ければしょうがない。国民の良識に信頼するのだ。いろいろの影響があろうが老人層の消費も増えるし乱診乱療も確実に減るだろう。健康維持に努力する人とそうでなく健保に負担を過度にかける人との不平等も改善 されよう。個人の遺産といっても個々人の才覚以外に社会の恩恵で形成したものがほとんどだ。医療費まで他人や社会に負担させ児孫が残された果実を 相続することが間違っているのだ。

先日、『リフレはヤバい』を書評した際には著者の小幡氏の学歴に関する疑惑騒動はいっさい知らなかった。ただ、この人が社会のエリートとして遇さ れているなら日本のエリート教育がなっていない、と感じたのは事実だ。その改善はどうすべきか考えていたのだが稿にはなっていなかった。彼の疑惑 の対象は東大二浪入学ではなくその後のハーバートの学位にあるようだ。日本の大半の老人が死活的な利害関係のある年金運用の運営委員をしているの だから疑惑には徹底的な調査あるいは場合によっては捜査が必要だ。
芳正農水相が尖閣水域での外国漁船取締の強化を宣言した。当然の事とはいえ、時宜にあった正しい判断だ。将来の首相の候補として信頼感を増した事は間違いない。
韓国のパク大統領がオバマ合衆国大統領に日本の歴史認識がうんぬんの訴えをしたとのことだ。しかし、歴史認識は政治の道具や外交の材料であっては ならない。スローガンや鬼面人を驚かす「史実」で他国に一方的な認識を強要するならそれは立派な心の「強制占領(強占)」である。
歴史認識に関連してお話したいと思います。私は韓国の児童のための教科書を読んでもらって衝撃を受けたことがありましす。これは一体どの国のことなのか。日本です。こんな憎しみと悪意にみちた歴史をおしえているのか。これでは日韓関係が正常に維持できるのか。率直に申し上げましょう。こんな歴史認識を持つことは不可能です。憎しみと悪意に満ちた歴史解釈からはおぞましい産物だけが生まれてくるからです。もう一度歴史を日韓共同で議論しましょう。議論にならなくてもいいのです。努力していることを次の世代にみてもらうのです。だから是非公開してやりましょう。どちらの歴史教育が歪曲されているか。どちらもその部分があるのか。是非議論しましょう。
参議院の川口環境委員長の件だが、訪中以前から仕組まれたものだ。中国でも名うての反日家としてつとに有名な楊国務委員が川口氏の訪中計画時点で 彼女の日程を知り尽くしたうえで会談の前の会議の進行を変更させたのだ。彼の爆笑する顔が見えるようだ。
日本国債などを対象とする大口債券運用者の心理と行動の記述の部分はおもしろかったが他の部分は否定的な印象をもった。まず著者の日本工業に対するアパシー(無関心)は白川なみであるか、それ以上だ。冗談ではないのである。日本人を食わせているのは主に工業であろう。その苦闘の息吹を彼は 感じることはできないようだ。というか、思い入れは禁物らしい。韓国が影に日向に円高工作を行い、近隣窮乏化政策をおこなっていても日銀は無策を決め込んでいた。著者も従来の工業生産分野を韓国に譲れと取れる記述をしているが、新たな産業分野を作れる保証は全くないのである。そのための提言もあるが取るに足らない。ほぼ民主党の古川さんあたりの思考レベルと私には感じられた。世間でいう立派な学歴なのだろうがとても成熟した知恵は私には感じられなかった。いずれにしても市場の勝利者はワールド・コンスーマーが判断することだ。その前提としてフェアな為替相場が前提であり、 日本だけが量的緩和が出来ないというのは不都合極まる。さて著者の日本国債への心配は理解できる。そして本題の「リフレ」が国債相場に影響をもた らすのは、これが著者の最大テーマであろうが、わかる。しかし国債残高がこれまで膨張したのは不効率極まる中央政府、地方政府のサービスが実力以上に国民に配給されている所に原因がある。元を絶つのが第一の方策だ。リフレはむしろ税収が増える可能性がある。それは現職のGPIF運用委員と して実感された筈だ。付言するが読んでいて私には論理矛盾ととれる部分がかなりあった。それはこれから読者となる方々が自分で探していただきたい。

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高野秀行氏の著作だが、509ページを一気に読ませる。以前アグネス・チャン氏が募金をこととする団体のためにソマリアに行ったと報道されたのをご記憶だろうか。破綻国家で危険極まりない国によく行ったものだ、いやあれは同じソマリアでも安全なのだ。そんな話がされたものだった。そのソマリランド、かなり安全な方のお話だ。と言っても傲慢で、いい加減で、約束を守らず、荒っぽい事に全く変わりはない。戦国武将みたいのが群雄割拠してカラシニコフと機関銃、ロケット砲を日常撃っている地域と言っていいだろう。武将といっても松永弾正、三好三人衆クラスの梟雄たちだ。ソマリア 人は遊牧民が主流で即断即決、暴力行使をためらわない。そんな人々の中で北部地方のソマリランドが独立を宣言し、ドロドロの内戦地獄から武装解除 を自ら実行した秘密を探るのだ。日本の元和えん武とソマリランドが社会の武装解除の人類の目立った成功例であろうからだ。高野氏はそのほかに海賊のメッカである別の「独立政府」と戦塵やまぬ南部ソマリアを訪問・取材する。一読して国家とは何なのか、人間とはいかなる生き物なのであるか、まことに沈思黙考しながらの読書だった。読んだ人誰しも思うだろうが、我々が隣国のエチオピア人と仮定するとソマリア人は韓国・朝鮮人に見事にあてはまるのではないだろうか。(前編)

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先日の安倍首相のサウジ、UAE訪問で首相を接遇したのはいずれも皇太子だった。ま、日本には天皇がいるから外交のプロトコルとしては微妙なのかもしれない。しかし、英国の首相が訪問したらどうなのか。今度、福岡で開催された日中韓環境会議はもっと非道い。自分が責任をもちながら中国が送り付けたのが次官だ。どこまで舐めてかかっているのか。民主党時代に川端総務大臣が訪問した際のEUのカウンターパートはEUの属僚だった。そのことは拙稿に書いたがその付けが回ってきているのだろう。


イラン産原油のボイコットで大儲けなのがサウジ、カタール他の中東産油国である。人為的にイランの原油生産を制限させているのだから価格は下がらない。まして値付けはオランダ国籍の素性の知れぬ会社にお任せだ。公正な値がつくと考えらないのだ。ここは日中、インドあたりが集まって米国も入れて会議を開催する時期だろう。
さきごろ環境省が震災瓦礫の受け入れを検討しただけの7つの地方自治体の10団体に総額107億円の交付金を支払った。膨大な借金を抱えている日本の現状をどう考えているのか。支払う環境省も予算を作る財務省も「壊れている」としかいいようがない。お気の毒、たしかにそうだが、それにその世論につれられて冷静な予算計上と適切な血税による資金の支出ができないならプロではない。中央省庁から崩壊しているのだ、この国は。
今日の中国と旧ソ連末期の違いの一つは中国がアフガン戦争に足を踏み入れていない事だ。習新政権はその違いをなくそうとしているように私には見え る。勿論アフガンが相手ではないが。
日本に対する攻勢を強める中国だが、安倍首相の対中ネットワークの形成の熱意と行動力は比類ない。この国際的な活動については明治時代まで遡って も安倍氏を凌駕する首相は存在しない。それは良いのだが彼の復古政策は感心しない。まったく感心しない。それは世界の対中批判の勢いを阻害するも のだ。誰が右翼政治を邁進すると解釈されかねない日本の政治家に協力するだろうか。たとえそれが中国の傲慢な侵略に反対する政治家としてもだ。中国に対抗することと憲法改正を含む復古政策を同時に実行することは理屈が合わないし荷が重すぎる。国民のほとんどにとって訳の分からない主権回復祝賀会は国論の亀裂を招いた。東京新聞を筆頭にその亀裂を結果的に擴めようとする言論もある。安倍氏は生き急いでいるのではないか。そんな感じがしてならない。対中国政策に限られた体力を集中させるべきはないか。

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