2013年4月アーカイブ

数日まえの参院予算委員会でだと記憶するが、「みどりの風」の議員が横田空域がなぜ存続しているのか質問した。安倍首相の答弁は本質から 離れていると私は感じた。横田空域が存在するのは米軍の航空戦力が朝鮮半島と自由にアクセスするためが大半の理由ではないか。同一の国(つまり米 国)とたまたま同盟国という共通点はあるが、実質的には「半敵国」といってもいい韓国を助けるために首都圏の航空管制を渡すという屈辱を我慢 する必要などあろうはずがない。安倍首相はその点に関する認識がすっぽり抜けているのではないだろうか。韓国の空の生命線を維持す るためと言わなければならない。そしてそれが永遠に続くものではないと明言しなければならない。
今週の「週刊現代」に元経産省官僚の古賀茂明氏が北朝鮮に関して勇気ある発言をしている。簡単に私なりに要約すると北朝鮮の行動は彼らなりに理屈 にあった行動をしているというものだ。私は「よく言ってくれた」と思う。あの中国の陸続きの隣国だ。どれだけお互い不愉快な事が山積していること やら。そんな中で核兵器開発に手を出すのは当然のことといっていい。たしかにおかしい事や変な事は多かろう。最初に変な方向に行きだして修正がな くなると極端な事になる。しかしこれはお互い様だ。たとえば日本と北朝鮮の比較をしてみよう。北が核兵器を開発することと日本が自衛隊の司令部を 自国内の米軍基地に間借りすることを比較するとあらゆる時代、あらゆる国の標準からして北朝鮮の選択の方が当たり前で、日本の行動は気違い沙汰で ある。なんで自国が他国に貸している基地に自国の司令部が間借りしなければならないのか。究極のブラック・ジョークだ。全人類の歴史を通じてこん な馬鹿げた事がありえようか。別に古賀氏も私も北朝鮮の現状をよしとするものではない(なかろう)。ただ人の振り見て我が振り直せ、だ。私から言わせると北の核開発の方が断然に真っ当なのだ。
近隣某国は新指導者のもと他国への脅迫と領土侵犯を繰り返していた。日本もその標的となったが日本の民間防衛はないに等しい。それで政府と東京都 は保育所、幼稚園、小学校の地下化を目論んだが、従来の方法では急速には全く無理だった。そのため東京都の猪豚知事は都営地下鉄と旧営団地下鉄に 目を付けた。なんと片側一車線に急造したシェルター専用列車を全軌道上に停車させ置くというのだ。地下鉄はほとんどがオープンカット工法で作られ ているから地下わずか数メートルに位置する。そのため厚さ2センチの鋼板をU型に曲げたカマボコ列車が大量生産された。これなら核爆弾が上空で炸 裂してもとりあえず、とりあえずだが乗車している児童はほとんどが生き延びれる。と言っても問題はいつ来るか知れぬミサイルより地下鉄本来の業務 だ。猪豚知事の打った手とは、地下鉄を15両連結にして一つの駅のホームで前後2回停止と発車をする。地下部分では引き返し運転であるが間隔は 25分程度、地上部分のある区間では平常の運転となる。
地下鉄と市民の防衛の事を書いたその日に東京都が地下鉄の終夜営業の検討との報道があった。まさか民間防衛の絡みかと思ったが考え過ぎであろう。 さて23日の深夜にもラジオで終夜営業の是非を問う番組があった。そのなかで鉄道の電気のメインテナンスをしている方から「否」の意見が出され た。私はこれは工夫次第だと思う。深夜や超早朝は片側運転の引き返し運転で十分と思うのだ。だから民間防衛に話を戻すと引き込み線からシェルター 専用列車を地下鉄駅に留め置くことも可能であろう(夜間に)。
これほどひどい外国との協定は有り得ない。日本が必死で守ろうとしている尖閣の海域を日本の巡視船を侮辱し領海を侵犯した台湾に譲るような物に近 い。広大な海域を取り締まらないという協定だから中国の公式筋が日本が尖閣に対する権限を一部譲ったと声明しているのは当然といえる。30年以上 前の日韓大陸棚協定もひどかったが生涯でこれに匹敵する売国協定を見るとはついぞ思わなかった。国民特に沖縄県に隠れるように締結したと今日4月 22日に沖縄側から強い抗議があったが当たり前だ。私は民主党の岡田前副総理が日米共同演習(離島奪還)反対したとして批判したが、自民党政府がこのような協定を結ぶなら米国が日本の尖閣保有の熱意に疑念を抱くのは必至だ。安倍氏は台湾に脅かされているのか、否か答えるべきだ。
4月19日付けの夕刊フジ紙で藤井厳喜氏が軍事技術で日本の立ち遅れが目立つ事を指摘されている。詳しくは同紙木曜連載の「突入した世界戦国時代4」をお読みいただきたい。それによるとロボット兵器では外骨格スーツでもロボット犬でも6本脚歩行器でも米国の進歩は著しく、ノルウェーの会社が開発した手乗り文鳥ならぬ手乗りヘリコプターはアフガンで英軍に採用され好成績を上げているとの事だ。実は、この兵器群のいくつかは椎名誠の 『武装島田倉庫』に出てくる兵器に酷似している。最近、防衛技術研の研究内容に生彩が欠けるのではと漠然と感じていたのだが、藤井氏の指摘で更に危惧を増した次第だ。なお『武装島田倉庫』は品切れ状態のようだが、「ビッグコミック スペリオール」で漫画化の連載が始まったようで新潮文庫も動き始める可能性がある。
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巷の声

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小生が聞いた巷の声を紹介します。飯田橋の近くの日本有数の設計会社の社員氏「公共建物の鉄骨化が津波被害を大きくした。重量がある鉄筋建物が望 ましい。三陸で最後まで警報アナウンスを続行した女性も建物が鉄筋だったら助かった可能性が濃い」。鉄骨といえばコンクリートを多用する鉄筋より 強そうですが津波には外被を簡単に打ち破られる、という事のようです。
経済安定本部(略称、安本、あんぽん)といえば昭和21年5月に発足し安本総裁は総理大臣、長官は総務長官がなった。安本の指令、すなわち安本訓令は総理大臣の指揮権発動を意味した。今、古い史実を持ち出したのは、国債償還が近いうちに難しくなるからその安定化のために絶大な権限を持つ国 家組織が必要になるという予測からである。省庁は予算決定からあらゆる努力と工夫をして7%程度の安本への返還金を上納しなければならない。同じ ことが交付金を受容した地方自治体にも課される。公務員の出世は上納金の額に大きく影響される。公務員が、あの年度末に不要な工事を乱発するあの公務員が初めて生きがいのある仕事になるのである。かくして年間約15兆円の金が国債安定化のために用意
されるのであった。
?日銀政策委員会の委員面々と日銀総裁の関係に似た日本史上のアナロジーだが豊臣秀吉と彼の御伽衆であろうか。秀吉(総裁)の力が圧倒的に強 い。

?一万田総裁を例にとると彼の力の源は金融引き締めにあった。

?銀の骨格は為替の固定相場の時点で既に形成されており変動相場が全産業に絶大な影響を持つ事に対する配慮が決定的に不足している。
最良の首相から鳩山、菅以下の首相へ。安倍さんの首相としての評価の軌跡がそうなりかねない。台湾との漁業交渉にしろTPPに関する対米交渉にしろ常軌を逸した妥協ぶりだ。まったくなっていない。よほど頭が悪いとしか考えられない。台湾とは安倍晋太郎らの因縁があったのか。そして対米交渉に関しては安全保障の借りが重い。それは解るが妥協ぶりが悲惨だ。交渉になっていない。相手を高笑いさせるだけと言っていい。批判ばかりでは しょうがないから対策を考える。対米交渉に絞ると、対策は相当踏み込んだ物にならざろう得ない。一策としては維新の会との連携を通してNPT体制に対する疑義を呈する態度表明だ。しかしこれはよほど巧妙に行うことが必要だ。とはいえこの策はすでに麻生さんが試している。相当の劇薬だ。安倍さんでは出来ない。つらつら麻生さんのやることを見てきたが大筋が間違っていない政治家だ。W・チャーチル型といっていい。安倍さんのここ数ヶ月の奮闘は賞賛に価する部分が多い。しかしメッキの剥げかたも早い。早い時期での麻生氏への政権移譲がベストだ。気が早いという人がいようが私はそう思わない。あと2,3ヶ月のうちに安倍さんでは日本が保たないことが明白になる。私にはそれが見える。
安倍首相の訪米時の米国の冷遇ぶりは中国系のメディアがいち早く伝えたが実際相当のもののようだ。出迎え、晩餐会、共同記者会見の3無しと夕刊紙 が報じている。要するに安倍氏の復古路線はオバマ大統領の政治信条とはまったく相容れないものだ。東アジアでこれほど多くの問題が出ている時に米国の日本に対する支援は必須だ。安倍さんはその理想とする復古の政治の実現を急いではならない。急げば極めて高い代償を日本は支払わなければなら ない。先日の北朝鮮に対する不用意な「滅亡発言」にしてもそうだが彼の資質に対する不安はやはり否定しようがない。民主党政権の馬鹿げた政策への 素早い対応で国民の極めて高い支持が実は最後の彼の華だった。こんなことも実はありうる。
日銀の白川前総裁は2週間ほど任期前に辞職して国会に二度手間をかけさせた。総裁が任期前にやめる方が良いなら制度を変えてやめるべきだ。やめた 人を批判しても仕様がないがやはり相当におかしい人物ではある。制度的問題に移ろう。私は最近、水木楊著『思い邪なし』を再読した。 下村治のことを書いた本だ。その本の42ページで、日銀政策委員会はGHQの経済科学局から設置を求められたもので、当初は大蔵省からも日銀からも独立した政策決定機関という構想だったが、時の日銀総裁一万田尚登の強い抵抗もあり、日銀内に設置されることとなった、という記述がある。ここに基本的な機構上の問題があると見るべきだろう。小人物が大きな害を日本経済にもたらした日本国の機構の一大欠陥が一万田によって埋め込まれ、白川氏在任の5年間で顕在化した、ということであろう。政策委員たちの態度の急変に首をかしげた諸兄も多かろう。抜本的な改革が必要だ。

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日本と韓国を比較して日本が圧倒的に劣っているのがシェルター設備だ。この市民防衛の遅れは克服が難しい。しかし北朝鮮からのあからさまな脅迫も あり放置するのは許されない。大震災の時も当然地下鉄車両は深夜は基地に戻ったのだが、各地下鉄駅で終夜停車し被災者、帰宅困難者に提供する方法 もあった。これ自体でも支障なく実行するには下準備が必要だ。さらに核攻撃のおそれに対しては医療、食料、水、排泄などに対する準備が必要だ。爆 風や砂塵が構内にある程度吹き込むことも考えられるが数万から数十万人に対してその生命を守る機能が期待できる。広島でも爆心地数十メートルでた またま地下室に居たので死亡を免れた実例があるくらいだ。決して完全な方法ではないがまず対策を思考することが肝心であり、その際に本稿が参考に なれば幸いである。
まず安倍首相の外交努力に敬意を表したい。外交のネットワーク作りの努力は歴代首相のなかで際立っている。その上でまず台湾との漁業交渉に疑問を 呈したい。我が国の領海を侵犯したばかりか巡視船に水を掛けたそのご褒美が今度の協定だ。これでは日本の領土を尊重するな、と言っているのに等し い。中国への牽制を考えているなら物事の大小がわかっていない。そんなのは玄葉クラスの戯言だ。国土の尊厳を保つためにマヌーバーがあるのであっ て、マヌーバーのために国土の尊厳を毀損するのはまったくおかしい。第二点だが、陸上自衛隊の海外派遣司令部の米軍基地移転だ。小泉という大馬鹿 者が進めた路線を継承すると見られてもしようがない。私は反対する。たとえ反対する人が私一人でも断固反対する。第三点、北朝鮮は日本にとって害 ばかりではない。とんでもなくある種の病気(例として中華統合失調症)に効く劇薬になる可能性が十分ある。いたづらな刺激は避けてほしい。北の国 民には申し訳ないが、かの国の「存続」も一つの手だ。
大阪で女子中学生が韓国人を南京なみに殺せ、とアジったという報道があった。これ一つで日本人を陥れる外国人の策謀というのがわかる。ありえない事で日本をよく知らないアジア人が日本と中国の関係をこじらせ、あわよくば戦争に導うという下司な企みだ。それ以外ちょっと考えられないことだ。
いくつかのメディア報道で「財務省」は武藤氏を日銀総裁に望んだとある。これって戦前の「陸軍」がだれを首相に担ぐといった報道と同じだ。陸軍の武藤なのか田中新一か、はたまた東條英機か。はなはだ曖昧だった。過去のことはともかく大事なのは今だ。財務省の誰なのか、特定の名称による報道をお願いしたい。
最近の不自然極まる外国人襲撃キャンペーンだが、謀略の可能性が濃い。モデルは1932年はじめの上海・馬玉山路における日本人僧侶襲撃事件だ。 特務機関長の田中隆吉の証言では日本側の策謀だが真相は不明だ。いずれにしろ日中の対立がこの事件をきっかけに激化し日中の戦争となった。中国あるいは日中の対立を強く望むアジアの一国が日中の戦端を開かせる口実として在留中国人への襲撃事件を企画し、現状では事件の発生は唐突で国際輿論を疑いを招くため、事件の蓋然性を強めるための一連の工作ではないか。デモ批判キャンペーンを張るマスコミも外国ネットもデモ当事者へのアクセス、解明がなされていない。南京事件並みの大量殺害を訴えている日本の女子学生の存在が韓国ネットで広く中国にも流布されているらしいが自然には ありえない話だ。
他国を核攻撃するなどという発言は常軌を逸しているが、ついに日本も「指名」されることとなった。安倍首相の北朝鮮滅亡発言のお返しであると見るのが順当だろう。安倍発言があってもなくても日本が標的である事実にかわりはない。しかし核弾頭とミサイルが潤沢には無い北朝鮮にとって「貴重な」兵器の目標の選択は重要な課題だ。安倍発言は実質的には韓国向けの内の数発分を日本が引き受けようという発言に等しい。たいした男気である。 なお日本国内の米軍基地があるところを狙うという点にやや理性の残滓が感じられる。安倍発言と比較してどうだろうか。
たまに生臭い株式の話。中国起源の鳥インフルエンザに関してはクラボウの開発した抗ウィルス衣料のクレンザに注目する。ワクチン以外に有効な対抗 策は外出を控えるとか空中を浮遊するウィルスを床に落とす加湿器などがあったが迂遠な方法である。3年程前に開発されたクレンザ衣料はなぜかマスクなどには活用されていないようだ。ウィルスを不活性にする広島大学が開発した物質を衣料に固着させるすぐれた技術のようだ。その技術がマスクなどさらに広く利用されれば状況によっては爆発的な利用増といった事態も想定可能だ。ただし風邪の季節は常識的には去りつつある。皆さんの独自のご判断の参考になれば幸いだ。
パナソニックと三洋の合併の時に中国当局の承認を得るために巨額の費用がかかったという報道を読んで奇異の念を感じた。ところがこの種のkpとは常態化しているようだ。ソニーとオリンパスの医療部門統合会社の設立、JFE系とIHI系の造船事業統合、大和ハウス工業とフジタ買収もしかり だ。逆の話は聞いたことがない。いつ日本は中国の属国になったのか。問題にする意見がなぜ顕在化しないのか。
たまたま知り合ったソニーの現役技術系社員からソニーに対する韓国企業のスパイ工作の実態を聞いた。オファーの典型例は期間が2年間限定で報酬は 1億円(2年で)、退社する前に入手しうるあらゆる技術情報を収集する。その後渡韓して専門分野についてレクチャーする。2年後には一切の関係が 断たれる。これがスパイの通り相場であるという。ビールを飲みながらの気楽な会話であったことを付記するが、それほど事実とは離れていまい。ソ ニーだけでなく、開発過程で必須の技術者を各社から集めているのであろう。退社までしなくても土日で滞在してノウハウを伝授する話は過去いくらで もあったようだ。
健康な若い男子が身近の若い女子に性欲をもたない訳がない。実行してはダメなのか。一体、日本人のうちで内柴選手に石を投げる資格を持つ人が何人 いるのか。たしかに19才の女子と酒を飲むのはいいことではない。そして性交をしたのは確かだ。弁護士によると女子は友達にメチャ下手くそと言っ たとのことだ。また弁護の過程で、女子は男友達に報告したとのことだ。ここで私は20年ほど前の山下官房長官のことを思い出す。彼は女子学生と 「割り切った」契約関係にあったが、彼女の男友達がたまたま週刊宝石の記者で彼女との関係に激怒したようだ。ま、怒らない方がおかしいだろうが、 「被害者」も状況説明にとかく色が付きがち(付くとは言い切れないが)なのはありがちなことだ。裁判に関わる専門家諸氏ももう少し情状を考えてい ただけないものか。たしかに犯意の否認は許せなかろう。しかし彼は一旦は日本柔道のために大功績のあった男だ。なんとかお願いいたしたい。無罪と 懲役5年、これは違いが大きすぎる。
AIUからの最初の快著だ。別に保険の免責の細則の記述ではない。秋田国際大学卒業生の多分はじめての出版物だと思う。これがなかなかの好著であ る。私は姉であったか妹であったか亭主に不満を抱いていたので言ったことがある。(あの亭主が)変わる、あれいは変わりうると思うからストレスが たまる。あの人はけっしてかわりうるタマじゃないよ、と。この本も中国に達観せざろう得ない境地に至りこの本をかいたのだが、まさに禅の悟りとも いうべき記述が続く。絶望を通じての理解、だから説得力がある。一読して損はない。私は2時間ほどで通読したので内容にはふれない。

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