2011年7月アーカイブ

首相が外国のスパイだったというのは別にめずらしくない。英国労働党のウィルソンの疑惑は濃かったし、西ドイツのブラント首相の個人秘書は完全な スパイで御本人の疑惑も拭いがたいものがあった。菅氏はどうか、まさかとはおもうが。ま、スパイの定義もいろいろ有ろうが。今、吟味すべき史実は チリーのアジェンデ政権だ。空理空論は盛んだったが肝心の物資特に食料不足に国民が苦しんだという批判がある。民主党政権が続けば早晩日本もその 道を追うことになる。チリーの場合、凄惨な市街戦でアジェンデ本人が銃をとって軍のクーデターと戦い敗れた。これも9月11日だった。殷鑑遠からず、と言っていい。その後、ピノチェトの軍政があり、ロンドンで大統領をやめてからピオチェトが逮捕されたのはご記憶の方も多かろう。さらに研究したい方に『ピノチェト将軍の信じがたく終わりなき裁判』宮下嶺夫訳を薦める。

ピノチェト将軍の信じがたく終わりなき裁判―もうひとつの9・11を凝視する
アリエル ドルフマン
現代企画室
売り上げランキング: 779745
皇居における各国新任大使の認証式で電力節減の新しい方法がとられだした。もし陛下のお気持ちであるならば、ありがたいことだ。しかし、全都を停 電にしても煌々とした場をつくるべきだという考え方もありうる。かなり極端で現状にはそぐわないのは承知のうえだ。ようするに陛下にそういう考え も成り立ちうるという意見を申し上げるひとがいるかどうかという事である。草莽の微臣である臣・誠だけではちと心もとない。宮内庁の役人の発想で はない、とお見受けしたので申し述べた。
基幹通貨が何になるか、が問題だ。ドルの信認が揺らいでいる。金(ゴールド)は今の価格では絶対量が少なすぎる。それだから将来の基幹通貨はムー バになりそうだ。日本語でいうとケータイである。この発想はきょう7月27日の日経新聞7面(国際2)の記事、米IT・金融大手「携帯決済」を強化、から得た。
例によって『昭和文学全集』(小学館)を読んでいるのだが、武田泰淳の『風媒花』で軍地(竹内好)と主人公の峰(武田)の会話がおもしろい(15 巻、388p)。峰「政治は権力を必要としているんだ。他を利用し、ひきずり込み、屈服させる権力が第一なんだ」 軍地「目前の日常的な、小さな 問題を、一つ一つ具体的に解決して行くのが政治だよ」。この箇所は菅首相の特徴と欠けている点を鋭く表している。それはさておき、中国状況は様変 わりしたとはいえ、竹内・武田の知恵を借りなくて済むという物では有るまい。早急な再吟味が必要とされているのだろう。
随分とひどいことを書いてきたが菅氏を1%くらい捨てきれない。一介の青年が宿望を果たして首相になる。なかなか出来ることではない。誰かに似ていると思い、今朝朝食をとりながらハタと思い浮かべた。『赤と黒』のジュリアン・ソレルだ。顔も悪くないしときおりの笑顔もいい。市川女史の支持者名簿を確保する、とか事実だと仮定しても私もおなじ立場ならやりかねない。法規違反は慎重に避けるが、そうも言っておられない局面もあろう。今 回の献金問題は常識では理解不可能だ。失礼ながら献金先は選挙の便利屋さん的商売もなさるようだ。便利なことをやってもらった可能性が濃い。ソレルの結末は記憶にない。たしか破滅だったと思うが菅さん、もういいだろう。徒手空拳の青年でも首相になれる。偉大な先例だ。本来の「政治」、国民 の願う「政治」とはほど遠かったが。菅さん、ほどほどにしようぜ。ご苦労様でした。
一般的に理由のわからない献金はキックバックが原因の場合が多い。公金に準ずる金を自由に使用するには事前に話をつけ金員を一旦本当に移動させて 後日手数料以外の金を返してもらうケースもあろう。近時のケースはミニ政党の収支決算書を精査するの一手だ。不正がない事を「同士」」が証明すべ きだ。連帯相手でもいい。
戦前の番町事件は検察の行き過ぎが指摘される案件だが、昭和23年に芦田内閣を崩壊させた昭電事件もややその嫌いがあるようだ。芦田は吉田茂といい意味ではりあった元外務官僚の政治家でもっとやっていただきたかったものだ。事件はすでに日本国憲法が施行されて1年ほど経っており憲法第75 条の訴追免除規定は有効だったのだが、当時の実情を肌でお知りの方はかなりの高齢者におなりで、どういうことなのか御厨教授にお聞きするのが早そうだ。
組閣の際に行われるのが大臣候補の「身体検査」だ。最近は首相自身の身体検査が必要なのが実感だ。さて、鳩山前首相が現職当時に脱税で訴追されな かったのは憲法75条で大臣の訴追は総理大臣の承認を必要とするの類推適用のせいだというのが一般的見方のようだ。首相への各種の疑惑が例外でな くなった現在では、憲法75条に基づく新規の法令が必要と必要となってきた。国会議員は訴追でなく逮捕という表現で規定されている(国会法33条)。首相他 大臣も在任中逮捕にたいする一定の歯止めは保証しつつ、訴追の前段階の司法手続きは認め、失職と同時に訴追か否かを司法当局が決定する決まりが必要だろう。これが憲法75条第2項の精神ではなかろうか。
再度繰り返すが、政党助成金の他党流用は政党政治の根幹を否定するものだ。血税の無断転用は民主政治の全否定だ。報道が実態通りなら、この新事実 だけで内閣不信任に値する。迂回工作はかえって犯情を悪くするものだ。
どうやら報道によるとミニ政党への献金は原資が民主党への政党助成金らしい。政党助成法に明文の禁止がないとしても他党への献金は違法と解すべきだ。それが自由に行われて良いなら、配分の規定は根底から意味を喪失するからだ。当たり前だろう。刑法事犯として背任等の構成要件に該当する可能 性が濃い。
なくなった小田実さんは神戸大震災の救援にかんして怒っておられた。その彼が菅内閣の対応を見たらどう反応するだろうか。自民党(社会党との連 立)より遥かに劣る対応だ。被災民の救援より自己ピーアールが優先する首相の行動。本当に生きておられたら小田さんはどう思い、どう行動されるだ ろうか。民主党の議員さんたちはぜひ考えていただきたい。 私は倒閣の先頭に立つと確信する。
なにがストレス・テストだ。てんでんバラバラな思いつき内閣。ヤメルヤメル詐欺の首相。原発より内閣のストレス・テストだ。なに必要ない。落第必至だから必要ないか。ないに決っているよ。
昭和15年あたりでは先の読める人で東京が丸焼けになると考えたのは意外と多い。現在、私は東京で内戦が起こりかねないと危惧しているが例外かも しれない。集英社新書の池上彰と佐藤賢一の対談本『日本の二分の一革命』で剣呑な予感を佐藤氏が語っている(28ページあたり)。同憂の士が現れ たというべきか。私は菅氏は革命をしたいとのだとおもっている。革命には武力が必要だ。だからこそ法外なテポドンの代金が支払われたのかどうか。 これは推理するしかないが、なにせ個人としては考えられない金が支払われているのだ。失礼とは思うが合理的に考えると可能性なしとしない。
日本の1/2革命 (集英社新書)
池上 彰 佐藤 賢一
集英社 (2011-06-17)
売り上げランキング: 11930
芥川賞をもらった西村健太氏のおかげで埋もれた物故作家が甦りそうだ。私は『昭和文学全集』(小学館)を拾い読みしているのだが川崎長太郎が田畑修一郎の事を書いている。第14巻の「忍び草」という作品だ。宇野浩二グループというか、中山義秀と芥川賞をあらそった田畑修一郎、本人の川崎の 3者のことが書かれている。この作品も悪くは無いが、渡辺淳一氏の出世作「光と影」でしたか、あれは寺内元帥ともう一人の軍人の話でしたが、 その文士版という設定でどなたか書いてはいかがか。いずれにしろ出身の島根県などが音頭をとって再評価してもいいのかどうか。理解者があらわれてもいいのかもしれません。

昭和文学全集〈14〉
昭和文学全集〈14〉
posted with amazlet at 11.07.08
上林 暁 檀 一雄 外村 繁 和田 芳恵 野口 冨士男 川崎 長太郎 八木 義徳 木山 捷平
小学館
売り上げランキング: 445808
大正12年の関東大震災は社会的大事件で後の文学作品にも出てくるのは当然だ。小学館の「昭和文学全集」12巻の船橋聖一の『悉皆屋 康吉』がこれにあたる。その他も和田芳恵など枚挙にいとまない。いちどルポルタージュ以外の文学作品に震災が与えた影響の包括的な解説をどなたかやっていた だきたいものだ。
JR東日本の震災時の行動について社長を国会喚問すべきだと私は論じた。昨日のフジTVのMr・サンデーはその問題を掘り下げた好番組だった。ただし、コメンテーターは同社が昔で言う待合室からさえ乗客を締め出した事実に対して甘すぎた。理由は憶測できる。ただそれはあくまで憶測の類でぶ ちまければ同社はTVコマーシャルも半端じゃない金額をだしている事との関連だ。国有鉄道はガンにかかっていた。それは事実だ。しかし誇りたかい 美質も持っていた。ポッポ屋たましいは日本のインフラの根幹の一つを支えていた。最近見ていると収益第一主義が目立つ。それは仕方ないのだが鉄道輸送法の周密化が残念だが必要になってきている。
別に民主党が新しいタイプのその種の団体と主張するわけではない。しかし震災対策等で20に近い審議会などをつくるのを拙劣と考えるのは無理があ る。これは意図的な日本壊滅作戦の可能性も考慮すべきではないか。浜岡原発を止めて玄海はもみ手で再開をお願いする。これも単純にポピュリズムの しからしめると「善意」に解釈してよいのか。きわめて特殊な政治団体に6000万超の金を献金するなど常軌を逸しすぎていないのか。政権奪取など 夢の夢と考えられられていた政党に他国が長期的に影響力を植えつける可能性は小さくない。ポルポト政権がいい例だ。松本外相に竹島抗議を外務次官名義でさせたのはあなたなのかその指示が「上」からあったのか聞くべきだ。もちろんポルポトのスポンサー国は韓国ではなかった。10月に首相が訪問を画策と報じられている国であったのだが。
自動車業界が土・日曜日操業となったが、裁判所も土・日開廷してはいかがか。とくに支障はないように思うのだが。立法、行政部も工夫しているようだから司法部も開廷日の検討をお願いしたいものだ。
あいかわらずドイツ気象局は福島の放射能の放出を凶凶(まがまが)しい赤色と黄色の風の表現で世界中に宣伝している。風評被害の最大の「根拠」である。どれだけ科学的根拠があるのか。政府は根拠が薄ければ厳重に抗議すべきだ。
事件の本質はなにか。透析が大変な苦痛であり、移植機構が需要に応じられない、患者にとっては無能だということだ。機構側にも言い分があろう。し かし他人の痛みはなかなk理解はできないのは自分にてらしてもわかる。他の病気で亡くなった方の腎臓が年間何十万個以上焼かれているのだから冗談 ではないのだ。活用すべきだ。万波医師がどうだこうだは末の末だ。年間10000例の移植手術を目標にすべきだ。

ブログ村

にほんブログ村 政治ブログ 政治評論へ
プロフィール

検索

翻訳

月別 アーカイブ

お気に入りリンク

邱永漢(きゅう えいかん)のブログ
池田信夫blog
米流時評
高橋和夫の国際政治ブログ
太田述正のブログ
原田武夫のブログ
岡崎研究所
天木直人のブログ
本質
YukikazeのBlog
ジャパン・ハンドラーズ

2017年1月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

AD