2011年5月アーカイブ

通貨価値の維持のためであろう。では通貨価値の維持以上に重要な事態とはなにか、そのために講ずる処置とはなにか。米国の現在の政策では通貨の価 値維持より雇用促進・製造業の復活だろう。日本で円を増刷し円の価値をうすめる必要があるのはどういうときなのか。はたして日銀はその根本的議論 をしているのか。なんとかの一つ覚えで円の価値を守りますだけでは、日銀は総裁以下の職員のためにあります、という「真実」が残るだけだ。
幕末時にどれだけ外国人に遅れをとらないための努力を先人がしたか。もう一度真剣に考える必要がある。戦後の経済の急成長はアメリカの掌の上で 踊ったにすぎない。少なくとも米国の助けは絶大であった。先日NHKのBSでフランスの核廃棄物処理の実態を見たが、彼らには自分で考える方策が あり、哲学が貫徹している。東電を時流にのって批判はしたくないが歴然とした違いがある。悪くいえばカンニング学生だ。けっして悪い部分だけでは ないが最も重要な部分での守りに重大な手抜かりをしていた。そこを自分で考え抜くという営為が決定的に欠けていた。それが国家の危機に直結してい る。今という時代は欧米のリビヤ攻撃にみられるように、テロ指導者のヒットのようにまるで19世紀に戻ったかの弱肉強食が横行しだしてきている。 例えば今回アレバに莫大な報酬を払うならば嵩にかかって欧米はくるだろう。並以下の首相ではこの日本はもたない。唐突だが、林芳正クラスの頭脳で ようやく何とかなる状況に日本は陥りつつある。現首相は論外であろう。
御本人は真面目なのかもしれないが、菅政治は人類史でも稀なパロディーに見える。現に福島原発から毎日大量の放射能が大気に放出されているのであ る。学童他への影響は深刻だ。その元への対策は一企業に丸投げしておいて他国の元首、首相を招いて食い物を3人で食して見せる。これほど人間の本 来持つであろう知性を根底からパロったパフォーマンスはどんな天才芸人でも不可能だろう。まえの鳩山氏は一目でアブナいキャラがたっていたが菅氏 は普通というか健常キャラだから一層その無気味さが際だつ。菅、斑目、「豪胆な」吉田所長、ムンクの絵のモデルのように叫び出したくなるのは福島 県民だけでなく日本人全体だ。ともかく、ともかくとりあえず子供たちだけは救おうよ。
中国と韓国の首脳を集めてカイワレ・パーティーだがよく付き合ってくださるものだ。落ちたとはいえ日本の国力はこんな事までさせうるのか。でも請 求書はかならず来る。中国の場合は温首相の昨年のやりすぎの調整という側面もあろう(甘いかもしれぬが)。韓国の李大統領の請求書は竹島近辺の施 設建設の黙認であろう。ただでさえ竹島への韓国の行動への非難の度合いを薄めるよう口裏合わせした民主党だ。しかし韓国がやりすぎれば近未来に相 当な惨事がおこる可能性が濃いと私は予想するが、すでに施設建設の業者も決定されたようだ。『懲ひ録』という古書(東洋文庫)でもあっけらかんと した国民性が活写されているが、いつまでも隣国の忍耐を予想するなどということは私なら怖くてとてもできない。民主党二代の首相の意図的失政によ るものだろうが罪作りなことである。
東北地方では膨大な漁船が烏有に帰した。たとえば299トン級の漁船を年間500隻10年間継続生産などの計画造船を国家レベルで実行すべきだ。 代金は漁獲物の代金でいい。
ルビジュウムの同位体の一つは半減期488億年。宇宙の起源があるとすれば976億年より短くないという簡単な証明ができたが、外出するので後にする。
福島原発事故の初期対応で菅さんを批判するのは反対だ。むしろ福山副官房長官の評価の方が正しい可能性がある。つまり一例では東電本社に乗り込ん で差配したわけだが結果として事故現場からのスタンピードを防いだやもしれない。福島第一所長の吉田氏も人間だ。統率力はきわめて優れておられる ようだが、清水社長から撤退命令があれば部下を職務から逃がした可能性も否定できない。旧稿で菅氏が東電本社に行った事を批判したが改める。自民党の谷垣氏が首相だったらどうしたろうか。けっして菅氏を批判できまい。あの状況で正しい判断を続ける事は人間では不可能だ。国会で批判すべきは汚染水の海への投棄だ。そこいらの判断力のなさは正直なさけない。菅降ろしは喫緊の重要事だ。その理由はとりあえずひとつ。福島収束への無 関心だ。だが自民が代替策がないなら菅と最重要事項については同じレベルだ。菅続行で地獄をみるのは福島県民そして日本国民だ。なのに菅と谷垣両氏どっちもどっちなら困りきるのは国民だ。正しい新方策が必要だ。私もつたない文を書き続けますのでご愛読お願いいたします。
お葬式に紺野美紗子さんがいらっしゃたのか。ちと興味があります。ある夕刊紙にニュージーランドで生活された方が原子力発電所が一つもなくいつも 電気が不足がちだった現地の生活ぶりを記されていました。参考になりますね。福島の親たちがついに怒り出しました。当然です。ともかく原子炉群を 水没させ凍結させる以外の方策はないと思うのです。
 
夕刊紙などでは菅氏と東條英機氏の相似をいう記事もある。とても違うと私は思う。東條の居座り力は彼の強い責任感からきた部分が多いからだ。 私は 近衛文麿に近いと思う。類似点は日中戦争をだだ漏れというかその泥沼を続行させたことと福島原発を拱手傍観している様相が酷似しているからだ。一 本松で撮影させたり有害無益な外交ショーを繰り広げる所はさしずめ近衛の「蒋介石政権を相手にせず」声明にあたるのか。ともかく近衛がすべき だっ たことは日中戦争の即時休戦だったし菅氏のすべきことは国家の総力を挙げた福島鎮定であり、その具体策は不肖広瀬がすでに100回も繰り返してい るのである。他に良策があるやもしれぬ。公募しなさい。いい加減にしないと国民の我慢は限界にきている。
堰堤を造り凍結させていけば100万トン(500メートル×100メートル×20メートル)など軽 い。電気代など一日30万円程度だろう。コンクリートなみの強度を難なく造れるのだから液体状で保管したり処理は冗談じゃないのだ。研究をかさね て10年後くらいから水処理を始めても良いのだ原子炉を囲い込む方式の応用だ。
未曾有の事態の直後に首相がどう行動したか。いま国会で問うよりそれこそ専門の委員会が後世と世界のために地道に歴史書を作ればよい。米国でも真珠湾の惨害の真因をさぐる委員会は終戦を待って直ちに組織された。今は戦時なのである。被害は毎日毎夜大気中に放出されている大量の放射能だ。校 庭の土をひっくり返してもまた積もるのだ。さらに大気中に放散される放射能量を「今日から」東電が測定するというから日本もどこかの土侯国以下と いっていい。国会のやるべき事は衆知を集めて福島原発を3か月内で収束するための議論だ。その骨子は民間にあるのであってその議論をしないのは与野党同罪と言わざろうえない。
菅首相が中・韓の首脳を案内して被災民の生活を見せた。この漢(おとこ)の頭脳はどうなっているのか。被災民も迷惑だし、自らの秕政の象徴をみせ る意味がそもそもわからない。鳩山以上の「逸材」かもしれない。やることなすこと常軌を逸した民主党政治だ。
いまあらゆる事に優先して実行すべきは福島原発の沈静化、解決だ。ところが菅内閣という外道といっては失礼だが、責任を持つことを極小化する性向 を持つ権力行使集団が東電にほぼ丸投げし、東電は吉田昌郎という福島第一原発所長に更に丸投げしている。これが喫緊の国家の最重要案件のアウトラ インといって間違いない。吉田氏は当初の歴代所長が踏襲した油断の責め以外は超人的馬力を発揮している。しかし、幾何学を解く上での補助線にあた る本問題の重要なアイデアに気づき実行する体制にない。それは平時のオペレーシオン・チームに緊急策をまかせたからでもある。水棺は格納容器の内側でなく、外側つまり堰堤を造り、1号から4号の全てか小分けするかして水没させ、さらに氷結させれば物事はほぼ収束するのである。
菅総理の不人気だが、性格のせこさ、政治理念の不明確、現実に政治執行の機能不全がある。第一は今は論じない。第二は大問題だが、つまり予算からなにも見えてこないのだが、要するに政権を保持し続けたいのだろう。理解できなくもない。第三だが、自民党体制では、官僚と自民部会が緊張しつつ、談合しつつ内閣を支えていた。官僚機構がビルト・インされていた。民主党体制になって、官僚制に対する反感が先走り(気持ちはわかるが)排除はいいのだが、官僚制度と談合さえ出来ない議員群はヒマをかこち、官僚は様子見、内閣は情報をとれず適切な政治決定をとれないことになった。組合からのアドバイスは質量とも代替にならない。自民党システムによる統治が長かったので新システムの創造はかなりむずかしい。政権運営をかなり甘く 見ていたトガが出てきている。菅政権の主要任務でありながら最も手を抜いている福島原発収束に国民各層から意見を聞く。節電対策と同じだ。そのよ うな政治手法が意外なブレイク・スルーを産み出すわずかなチャンスがあるだろう。実はそれが民主政治の大通りの一つだろう。
鳩山(ル)が国連で表明した約束だが、浜岡原発停止でさらに実現の現実性は消えてきた。同じ政党なのだ、やる気があるのかないのか態度を表明すべ きだろう。
がん患者の方は『サンデー毎日』5月8・15日合併号を読んでください。毎日新聞の美輪晴美さんの自身の体験が語られている。乳がんから骨他に転 移して手術不可能、一時は首の骨が溶けかけて車椅子生活という絶体絶命の境地から、抗がん剤の効果で富士登山、職場復帰にいたった経緯を立花隆氏との対談で明らかにしている。例の近藤医師への疑問が山田道子編集長をうごかしての記事かもしれない。これほど「効く」例ばかりではなかろうが、 ともかく一読を強くお勧めする。
日中関係の先鋭化、原子炉事故など難局での御活躍敬服いたしております。今回の原子炉事故処理ですが、今朝(15日)のTV番組でも水素爆発・水 蒸気爆発の危険があるかぎり専門家以外の発言ははばかられる雰囲気です・しかし世界中でこの事故の対処の専門家はいません。だから一言申し上げま す。事故現場の方の労苦ははかりしれません。まるで日露戦争の203高地占領のようです。児玉源太郎は28サンチ砲の導入であっという間に解決し ました。この際の解決法は1号炉から4号炉まで一括もしくは個別に堤を作り囲み水没させる方法です。私はさらに氷結させることがベストと考えま す。堤に関しては東電に最も関係の深いゼネコンがすでに検討しているはずです。今必要なのは政治家の一言です。この福島原発事故解決に衆知を集めない、という菅内閣最大の失政にどうかお気づきください。
天野芳太郎著『わが囚われの記』(中公文庫)にタイトル紙が大要「真珠湾攻撃はハル・ノートへの当然の返答である」と論じたことが記されている (177ページ)。加藤陽子教授の慧眼が見逃すとは思えないが公刊された本とはいえ忘れられがちなので特に一稿をしるす。それにしても言論の自由 さはどうだ。素晴らしいの一語だ。
浜岡の二つの原子炉が「冷温停止」になったそうな。これが安全を意味するものではないのは当然だ。福島第一4号炉は炉内に核燃料はゼロだったのにあの光景だ。いったい中電はそのまま核燃料を装填したままなのか。保管プールにいつ移送するのか。人気取りを終えたら後は野となれ山となれが実質的な政府の対応だ。首相個人の思いつきが政府の意思になるなら閣議はいらない。
ロッキード事件など後から考えたら、たかが一航空機メーカーの販促の反則だった。チャーチ委員会などができて世界中の一大事件となったのだ。さて そのロ事件の皮切りが郵便誤配事件によるいわば図らざる(?)リークだった。アサンジ氏によるリークももっと別のコントローラーははたしているのかいないのか。
江戸に進駐した薩長軍への反抗に憤激した薩軍・中村半次郎(桐野利秋)は無差別に旗本十名を逮捕し犯人が自首せねば一日一人斬首するという作 戦に 出た。で、捕まえられた十人十色のサムライなのだが。幻術の味の嫌いな私にはおもしろい作品だ。ドイツ軍がフランスなどで反抗する市民に課した弾圧の方法 だが、古代ローマ帝国からの方法だ。英語のdecimate も同じ意味だ。

修羅維新牢 山田風太郎幕末小説集(全4巻) 1回配本 (ちくま文庫)
山田 風太郎
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西友の方とたまたまバーで一緒になった。日本のHQは赤羽にあるらしい。それはともかく店で売っている8950円のママチャリを私は7年近く愛用 している。特に電燈関係の耐久性は立派である。同じような場所で自転車修理している方の定価表では後輪タイヤと同チューブが約6000円、前輪タ イヤと同チューブが約5000円。つまり前後輪だけで本体よりはるかに高い怪現象である。手間賃を考えても、ちとおかしい。似た現象といえるか、 有名清涼飲料水も倍近い容量の缶が同じ120円だったりする。一見不合理だが、不合理が排除されるのがミクロ経済の筈でなんらかの理由があるのか。
温氏が来日希望とやら。冗談だろう。日本への武力行使の脅しは蒙古のフビライが初めてで日本史上2回目のことだ。許される訳がない。
保健所は何をしているのか。これが私の疑問だ。保健所長は医師免許はあるが医業に入ら(れ?)ない男女(特に比率的に女性が多いようだ)の格好の 就職先だという。生まの淡水蟹を食わせる店もあるがこれはかつてジストマなどの危険性で禁止された例もあった。国民の健康をまもる機能が保健所か ら失われて来ているのではないか。
3月31日来日した仏国サルコジ大統領の来日目的だが、アレバと東電の契約の政府保証を得るためではなかったのか。疑念が生じたのここに記す。ア レバにとっては濡れ手に粟の機会だが東電が倒産しては困る。そういう事ではないのか。
国家と国家の約束は重い。たしかにそうだが民主党政権が約束を実行できそうにないからこの案がでてきた。いわば助け船的な面もあろう。官房長官の 声明にはもう一工夫が必要だったのではないか。
アメリカ政治史を理解するうえで有益な本だ。彼は本書232ページ冒頭でアメリカ太平洋艦隊がハワイと西海岸に分かたれ、ハワイの艦隊が真珠湾にーーアヒルが座ったようなかっこうをしているーーと書いている。私はこの「あひる」の原文がduck なのか decoy なのか興味がある。decoy なら私が使おうとしてはばかった単語だ。いくらなんでも襲撃側の国民が(生まれていなかったとはいえ)使うべき言葉とは思 えなかった。
いまの政治状況は奇妙な膠着状況だ。多数を占める民主党衆院議員も菅さんに駄目と思っても解散となれば7割は失業だ。自民党が小沢一派と協同して 不信任投票をするのも平仄があわない。要するに自民党が民主党の若手有望議員を一本釣りして再選を安堵しつつ不信任決議を通し選挙で多数派となら ねばならない。私は林芳正議員が自民党Bチームになってそうすべきかとも思っていたが、菅英偉氏がなさるならそれも良かろう。
かなりオツムがよさそうな方もコロリとだまされる。浜岡を止めても核燃料の冷却が不可能になったら福島第一4号炉の二の舞になることを忘れてい る。一旦臨界を経過した核燃料の宿命だ。菅さんが停止と言ったら浜岡は大丈夫と思うのは大錯覚である。緊急停止の制御棒が入らないというリスクと 核燃料の温度の違いはたしかにある。緊急停止ができなければ運転を続けるまでだ。決定的に重要なのは冷却機能の維持だ。だから政府がすべきことは 取水口の3重、4重化と電源喪失時の7重、8重化の命令・点検だ。それを行ってから浜岡停止の損得を冷静に判断することだ。利益は皆さんが思い込まされているよりかなり小さい。損失はこれはほぼ想定通りに近いだろう。中電からの100万KWは東電にとって夢になったのにも留意されたい。
岡田茂氏が亡くなった。功績もおありなのだろうが、氏の映画『氷雪の門』公開に関する行動は死後も重大な関心をもって評価し続けるべきだ。きわめ て遺憾な行動だったと、私自身は思う。
菅氏が市民運動家出身なのは知っていたが首相になっても運動家の気分らしい。海江田大臣が万全の対応をする、と言っていたが誰も信じないだろう。 対応策が事前に論じられていたら中部電力株は先週前半から暴落が始まっていたろう。つまり浜岡原発停止は思い付きだ。政府に格納済みの核燃料をど こで保存するのか保安院と相談したか、という問いを発しないのは新聞記者他の怠慢だ。怠慢だらけの日本、本当に大丈夫ですか?AC機構さん。
法に基づかない要請を中部電力に政府がするのだ。中部電力も政府に要請できるはずだ。休止中の浜岡を政府の責任で管理してください、責任さえ持ってくれれば私どもも協力します、と。なにせ嫌というほど原発の怖さを知り、管理の難しさを知悉した(はずの)保安院だ。休止中とはいえ冷却がとま れば福島の二の舞だ。きっと私がやります、と言ってくれるだろう。
菅さんが浜岡原発で制御棒を作動して原子燃料をそのまま装填した状態を続けさせる想定なら、緊急停止した福島原発の爆発寸前の状態と変わらない。原子燃料を保管プールに移す想定なら福島第一4号炉の爆発まえと本質的に何も変わらない。要するに燃料棒の温度は多少ことなるが、安全が担保されるとほど遠い措置だ。緊急停止するか通常の臨界停止措置かの違いだけでその後の危険性はおなじなのだから唖然とする話ではないか。
主要な問題は夏場の乗り切り策と原子燃料をどうするかだ。みっともない責任逃れが際立つ菅政権だが、ちょうどいい。浜岡を停止させて装填中の原子 燃料をどうするかも指示しなさい。燃料プールに移動するのかどうか中部電力は内閣から指示を受けるまで現状を続けるよりなかろう。へたに自分の判 断で動くのは株主にたいする責任を果たすものではない。原子燃料の所在の政府指示を受けるまでの原発停止行為の差し止め訴訟が株主から中部電力に 対して提起されてもいい状況だ。
停止で喝采する人もあろうが、少し待って欲しい。福島原発第一4号炉はまさに「停止」していたのだ。それがもっともアブナイ状況に陥るかもと危惧 されていたのだ。だから地震の危険を取り除いたのではない。そう国民に思わせたのなら犯罪だ。もっともこの内閣の面々なら自分も思っちゃっている やもしれぬ。まず政府がすべきことは日本全国の全ての原発の電源停止時の6重7重の緊急電源の確保の命令である。当たり前だろう。
1941年頃の日本政府の相手であった米政権はいわば悪達者ともいうべき存在であった。もちろん米政権が対日交渉にさじを投げてもしょうがない理 由があった事も否定できない。同時に東京裁判の弁護人から、こんなことをされるならモナコ国でも対米開戦をするだろう、という米国の当時の現代史 家の評価を引用される側面も確かにあった。それへのいきどおりが日本の踏ん切りのつかない歴史解釈の原因となっているといえよう。目を転じて韓国 だが、日帝の強占下という言葉がよく使われる。強制占領下の略語である。これも実は悪達者が関係しているのではないか。明石元二郎将軍の裏面工作 がはまったこともあり、親日派の行動がさらなる民衆の痛憤をよんだと私はみる。
前にも書いたが、ジョージ・マーシャル将軍が戦後すぐのアメリカ両院「真珠湾調査委員会」に呼ばれた時に、その日(米時間12月7日)貴下はどこ にいたか、という質問があった。その答えが「記憶に有りません」だった。『アーサー・クロック 回想』という早川書房から昭和45年に出た本にも著者のクロックがマーシャルに訊くシーンが書き残されている。同書245ページだが、鄭重にそして冷淡に断られたとのことだ。私の推測だが、大統 領に呼ばれてホワイトハウスにいたのだろうが、特に厳秘にすべきことなのか。話は転じてオサマ暗殺の際の大統領以下が集まっての執務室の光景の公開は解せない。悪趣味といっていいのではないか。

被災民のかたの忍耐や互助の精神はすばらしい。しかし震災時の首都の住民などの挙措や振る舞いなどを誉める外国人の評価をあまり本気にしないほう が良い。明治初期には現代の日本では考えられないニセ医薬品が横行していたようだし、終戦直後の列車内のマナーは最悪だった。要するに人間はその状況下で最善の行動を取るだけであって、早い話がそれほど追い詰められていると思わなかったという事でもあろう。それほど我々は立派ではない。立 派であり続られる状況の維持が必要なのである。
フランスのアレバの女社長は、急ぎの仕事なので一般的な再処理よりは価格が高めだと釈明したようだ。それはともかく、アレバが別に卓越した技術を もっているかは疑わしい。所有特許を調べるのも必要だ。そして13兆円で済む、などと思ってはならない。どうせ追加費用のオンパレードであろう。
どこまで愚かなのか。高レベル汚染水は除染しなくてもとりあえず氷の状態で保管し、じっくり安価な処理方法を開発する。100億円の施設費と年 10億円の電気代ですむ。何も無理して除染し内部循環として更に冷却水として使う必然性はない。アレバの見積もりは13兆円超という。空いた口が 塞がれぬ。どこまで阿呆な日本政府・東電なのだ。
東電福島の放射能水の処理費用は仏国のアレバによると1トン2億円で総額13兆円が支払いかねない。常軌を逸した狂気の亡国オペレーシヨンだ。

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