2010年11月アーカイブ

唐の全盛期を盛唐というが、日本は遣唐使を廃止し国風文化が栄えることとなる。今の中国が盛唐の風格をもっているかは大いに疑問だ。ただ、勢いが 現時点では付いているのは否定できない。高齢化が日本以上に酷くなるここ30年以内の現象だろう。どうだろう、中国に対して鎖国を基本としては? 完全に舐められきっている訳で今も中国の監視船が2隻、尖閣を管理してくださっているのだろう(仙谷氏流の表現)。
日本はやられっぱなしだ。ここ数年でも中国で暴徒に襲われた日本の施設(外交施設・車を含む)で、弁償があったことがあるか。皆無だろう。今回も 巡視船の補修費は日本もちだ。当たり前だ。菅・仙谷が請求しないからだ。金だけではない、領土への侵略だ。
ロシアの大統領は中国の誘いに乗って、日本の領土への占有強化の行動をしている。中国の尖閣侵略との共闘路線である。たしかに10年かそこらは中 国を南進させるロシアにとって具合のいい策であり、御自身の再選にも好都合かもしれない。
ある新聞の社会部のキャップOB氏の回想だが、田中角栄氏が首相になったとき警視総監周辺の動きがおかしい。どうも角栄は後任に川島氏(内閣調査室室長など歴任)をもってきたいらしく、それを阻止するための動きらしかったというのだ。別に川島氏がいいなりになる人物というわけでない。ただ、やりにくい、やりやすいということはあろう。
やはり、尖閣ビデオの隠蔽(非公開)の決定が間違えていた。海保職員の「蛮勇」がなければ日本の立場はなかった。慄然とする。いま、三百 代言という言葉が 流行している が、刑事訴訟法47条に隠蔽の根拠を求めるのはまさにその類だ。国際与論にアピールするために部分的リークを発想する能力・センスがなければ近時 の極東情勢だ、国民の生命は守れない。即刻政権を離れるべきだ。
「太陽の帝国」の著者の自伝である。1930年に上海に生まれ、昨09年に亡くなった筆者は、ランカシアー出身の富豪になった父の下で中国人と隔絶した生活を送っていたのだが、11歳で日英開戦となる。砲艦出雲(正しくは軽巡洋艦?)などの抜き打ちの攻撃を受けて逃げ惑う欧米人の姿は映画でもご覧の方は多かろう。

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日刊ゲンダイ11月22日(5面)に、「仕分け」から逃れた怪しい事業がゴマンとある、と題する好記事があった。その筆頭に外務省の「第2メコン 架橋建設事業」を挙げている。
今、評判の一書。要するに57歳の男やもめが27歳の医学生となる人と再婚して(新妻は初婚)、3人こどもを作るお話なのだが、サービス精神満点 で話がてんこ盛りだ。プロの演出家だから、涙腺の刺激はお手の物である。文頭からプロの手練が感じられる。

願わくは、鳩のごとくに
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菅内閣は傷ついた2席の巡視船の補修費用を日本国民の負担にするのか。なぜ中国に要求しないのか。中国内にも自国の政府に疑問をもつ人達はいよう。その人たちのためにも日本政府は要求しなければならない。あたりまえのことだろう。
まず、すべきは海上保安庁への警備能力増強の予算であり、自衛隊予算の増額だ。特に新造潜水艦は年2席体制、対弾道弾ミサイルは核弾頭が喫緊に必 要だ。とりあえずは米国に協力を求めるより方法がない。この内閣では無理だろう。とりあえず防備予算を他の予算より重視しているという姿勢が第一 に必要なことだ。この内閣ではその発想すらない。よく外人が日本人に目は羊のようだ、ということがある。羊の前に「屠所に引かれる」という感想が あるのだが、さすがに遠慮しているのだ。この内閣で実現される可能性もある。
まず、寓話からである。若いメス象になぜか恋してしまったオス雀。象の背中に乗って一儀に及んだ(Hをしたつもり)。メス象が噛んでいた木の葉にイバラが混ざっていて「痛い」といったのを聞いた雀は「ごめんね」と言ったそうな。これは菅さんの発言に似ている。中国の無法にひたすら冷静さをもとめた言動が3,4年後からみた歴史の検証に耐えられる、と語ったことである。無法者が侵略を暫時あきらめたのは、クリントンが代表する断固たる日本支持の米国声明による。菅の態度もそれなりの評価はあろうが、これが奏効したと考えるのは日本を危うくする愚か者の発想だ。あえて米国の好 意を軽視する高度の判断もなくはないが、この際採るべき態度ではない。オバマ大統領には借りを返すべきだった。
菅さんは懸命にやっているのに支持率が上がらないとぼやいているようだ。たしかに激職だが、上がらないのには理由がある。(ビデオを)見ないという選択がある、という発言はないでしょう。国民が必死で外敵から国土を防いでいるいわば公文書の一種だ。国民に見せない(一部分をも)という判断もひどい。その理由もチンケだ。
ロシア側で鳩山一郎・ブルガーニン署名の日ソ共同宣言を無効とする勢力が増えているらしい。望むところだ。要するに、ハボマイ、色丹も返さないと いうことだ。ロシアも相当右傾化(左傾化?)がはげしいようだが、かなりのものだ。脳内出血後の老耄の(その状況の一つは先稿で記した)鳩山首相 がモスクワに出かけた。行くだけでも肉体的に困難だった。
自分のうちの食料、とくに米だけをつくる農家(多少は余剰を売るが)は専業、兼業をとわず農政で邪魔者扱いなのだろう。しかし、立派な存在ではな いのか。天変地異があればショック・アブソーバーになるのが第1点だ。とくに農水省がいじらなければ税金の投入は必要ない。逆に大量の税金を投入 して実は米穀倉庫業の殷賑に資しているのが今の農政だ。私はそう思う。
13日か14日の朝の報道討論番組で、民主党の北方領土対策の責任者のひとりが日露戦争で千島列島の領土の変更があった、という趣旨の発言をしていた。私の聴き間違いなら幸いだが、日露戦争で千島の領土のやり取りがないのは小学5,6年生でも知っている子がいよう。
今回の尖閣騒動は中国にとって目のくらむほどの失敗であったろう。日本にとってもだ。とんだ戦略的互損だ。中国側にあらためて日本は鬼門だとの意 識は生じたかもしれないが将来的には手を変え品を変えた謀略と今回のように暴力と脅迫の直接的侵略が不可避だ。
評論家の石平氏に、中国の地方長官が胡錦涛氏に報告しているみたいと評された菅氏だ。高杉晋作も泣いていよう。野戦司令官やら地方長官まで「人 材」に事欠かない民主党だ。こんな提案をしても一顧だにされないだろうが備忘としても書いておく。
昨日のオバマ大統領との共同での挨拶だが、冒頭、菅首相が日本語で3分くらい話していたが長すぎる。そのなかで中国、ロシアを名指しで語っていた が、おおいに疑問だ。ホスト国としてもそうだし名指ししなくても聞く者に判らせる話し方が常識だろう。米国に感謝するのは賛成だが一辺倒とみられ る事は厳に慎む、そんな一国の指導者としての常識が欠けている。
菅首相は、尖閣ビデオを当初「見ない選択もあるのではないか」と発言していた。果たしてそんな「選択」はあってよかったのか。さらに国民に「見せない選択」をしていた。こんな言論統制がゆるされるのか。国民にとっては選択でなく無知の強要である。要するに民主党が政権を維持すれば国民が最 大不幸を負う、ということだろう。
陸上自衛隊の連隊長処分を考えると、まさに彼を言わざろう得なくしたのが民主党の馬鹿っ鳩だ。今回の海上保安官の行為も菅・仙谷両氏の判断ミスに よるものだ。今回の中国による外交テロの象徴である漁船の無法行為を不問に付すことを許しがたく考えるのは人間として当然のことである。原因をみ ずからつくって部下に責任をとらせる性癖は承服できない。
アメリカの威信が揺らいでいる。工業を弱体化し戦争を財政能力をおそらく超えて実行してきた。ロシア、中国、南米、リビアほかイスラム圏その他からみれば、抑えられてきた分、快哉を叫びたいのだがまだ畏れる気持ちはある。侮蔑の気持ちが同盟国の日本に向かう。ただでさえそうなのに、鳩山は オバマ訪日中にいそいでもいない他国訪問をして日米離反の風潮を世界に知らしめ絶好の侮日の機会を造った。
以下はあくまで自分の好みであって普遍的と言うつもりはありません。まず、お茶漬けのCMだ。ズルズル音もいい加減にして欲しい。次は外為のCM。だれのため(為)という駄洒落だろうが、違和感、不快感が強い。あと競馬のJRA、ファン層を低く見ているのか、風格に乏しい。これでいいと 思っているのだろうか。おしまいは発毛だ。97%に効果がある、といっていたがほんとうならノーベル賞ものだ。くびをかしげる。
批判が噴出している民主党の外交だが、前原氏を外相にした一点でも落第だ。今週の週刊ポストでも的確な批判がなされている。中国外交を「ヒステリック」と評して、日本に同情的な世界の世論の流れに変調をもたらした。
尖閣ビデオのことだ。形式的には国家公務員法違反かもしれないが、国民の知る権利を侵害したほうが悪い。法的には流出の違法性を阻却する論理構成も十分可能であろう。
オバマ大統領は実はフランクリン・ルーズベルトを意識したニューニューディールを発表している。グリーンハイウェイ他だ。しかし別の方策も必要 だ。国内の不動産を大量に買い付け、賃貸しする公社だ。トータル・バリュウ・エージェンシーと仮に名づけよう。
まず、林野庁を廃止する。ろくな事は何もしていない。本省だが、経済産業省と合体し、日本がどう生き延びるか総合的な判断のできる体制にすべき だ。米を100%自給すれば、後は小事だ。食料と工業品の生産を世界とどう分業していくべきか、高い観点で見るために農林省は単独で存在してはい けない。経産省農務局で十分だ。

まだ続いているのかと驚いた記憶がある。ロシアが破産状態の時に日本海に放射能をたれながしていた廃棄原潜の解体を援助したのだが、成金になった今でも援助続行中のようだ。即時やめるべきだ。冗談じゃない。

仙谷氏に望むのは、氏の長い法廷弁護士の経験からして菅氏が弁護依頼人的存在にもみえるのだろうが、それは大概にして欲しい。すでに菅氏は、陳述 をプロの下書きどおりにしている。法廷で人間である裁判官をある種篭絡することも大事な弁護士の仕事だが、今の立場はもっと高い審判者を意識する ことも重要だ。
毛主席や周恩来に比すれば現在の中国首脳など日本に頭を悩ますことはないと言っていい。ところが対日姿勢は比べようもなく強硬だ。国際状況も違う が、実は昭和30年ごろ北京で上映された木下監督の『二十四の瞳』を中国首脳がこぞって見たことも影響がある。

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