『日本経済を殲滅せよ』エドワード・ミラー著を読む

イランを対象とする徹底的な経済制裁法がオバマ政権により制定されたが、本書で紹介された1941年を中心とする対日経済制裁に比べれば手ぬるいといえるのではないか。

過去参考原稿:日米開戦・驚天動地の新説

日本経済を殲滅せよ
日本経済を殲滅せよ
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エドワード ミラー
新潮社
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『オレンジ計画』の著者の本だが、日本が望まぬ対米戦争に追い込まれる経済制裁の実態をリアルに描いている。やはり幣原が予言した日本軍による南部仏印進 駐が決定的であった。やや本論から離れるが、ルーズベルト大統領の隔離演説は、バーバラ・タックマンのフォーリン・アフェアーズ論文に触発されたものだろ う。それはともかく、本書はきわめて公正な立場から論述されているが、石油禁輸の直後におこなわれた米国西海岸からソ連極東部へのタンカー3隻による「輸出」という人類の歴史でも珍しい悪辣な挑発を視野に入れていないのはいかがか。戦争中、米国でベスト・セラーになったフレデリック・モアーの『WITH  JAPAN'S LEADERS』でも大きく論じられた事なのだが。私の仮説は、スチムソンの老後はアナコンダ銅山会社がまかなったのだが、当時の自動車 用蓄電池の大訴訟事件と関連があるという大胆至極なものなのだ。

出典:AMAZON
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
パールハーバーの5カ月前、ローズヴェルトは「大統領令8832号」にサインした。その時点で、日本の在米金融資産は無価値となり、世界から経済的に孤立し、日本は実質的に「破産」する。やがて日本は、アメリカが描いたシナリオの一つ、開戦を決断...。近年の機密文書公開によって初めて明らかになった、「開戦前」のアメリカによる恐るべき対日経済戦略のすべて。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ミラー,エドワード
歴史家。ワシントンDC在住。米国シラキューズ大学卒。ハーヴァードビジネススクール高等経営コース修了。米国大手鉱業・エネルギー企業の最高財務責任者などを歴任。著書に、対日軍事戦略を描いて数々の賞を受賞した『オレンジ計画』(新潮社)などがある

金子 宣子
津田塾大学卒。東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)、日本IBM勤務を経て、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


          

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このページは、Makoto Hiroseが2010年8月 9日 01:42に書いたブログ記事です。

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