『言い残しておくこと』鶴見俊輔著を読む

後藤新平の孫である鶴見氏関連の本は多い。最近も数冊でた。この本の特徴は一つのイシューで彼がコメントした経年的変化を記録していることだ。といって本質的変化は感じられないが後年の研究者には便利だろう。この本で私にとって最も興味深い点を紹介する。

言い残しておくこと
言い残しておくこと
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鶴見俊輔
作品社
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1941年11月当時ハーバート大学3年生だった鶴見のところに日本大使館の若杉公使から最後の引き上げ船に乗るように勧める手書きの封書が来た。後見人 のアーサー・シュレジンガー教授宅に相談にいったら先客がいた。都留重人である。都留にも手紙が来ていたのだその3人で日米戦争が起きるかどうかの予測を 話始めた。米国史の権威である教授は、日本史は専門外と言いつつ、興味深い傍証を示しつつ日米戦争を否定する。都留も別の理由から同意する。それに対して 都留は祖父、そして特に実父の政治家としての能力の限界を他の日本の政治家に敷衍して日米戦争の必至を予測する。本書89ページあたりだがこのあたりは十分楽しめた。

出典:AMAZON
商品の説明
内容紹介
善人は弱いんだよ。善人として人に認められたいという考えは、私には全然ない。I AM WRONG. 悪人で結構だ!

戦前・戦中・戦後の87年間、一貫して「悪人」として日本と対峙してきた哲学者が、自らの思索の道筋を語る。

[付・冊子]大江健三郎・竹西寛子・山口文憲
内容(「BOOK」データベースより)
善人は弱いんだよ。善人として人に認められたいという考えは、私には全然ない。I AM WRONG.悪人で結構だ!戦前・戦中・戦後の87年間、一貫して「悪人」として日本と対峙してきた哲学者が、自らの思索の道すじを語る。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
鶴見 俊輔
1922年、東京生まれ。哲学者。東京高等師範附属小学校卒業後、10代で渡米し、ハーヴァード大学哲学科卒業。42年、日米交換船で帰国。46年、丸山眞男らと『思想の科学』を創刊。京大助教授、東京工大助教授、同志社大教授等を経て、70年代以降は教職につかず、在野の哲学者としてすごす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


          

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このページは、Makoto Hiroseが2010年7月26日 15:22に書いたブログ記事です。

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