『世界がわかる石油戦略』岩間敏著を読む

優れた石油知識の概説書である。一例をあげるとオイルシェールからの生産例 を中国・撫順やコロラドでの例を引いて語っている稀な本だ。目の配り方が広 く、日本の読者の関心を網羅している。優れた石油概説書は、集英社新書の 『石油の呪縛』があったが、併読すると必要最小限の知識は装備できる。これにパンローリング社の本を加えてもいい。岩間氏のイラン原油生産の近未来の予想は極めて厳しいが、そこまで欧米の技術導入が重要か疑問をもつ。

世界がわかる石油戦略 (ちくま新書)
岩間 敏
筑摩書房
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さらに 同国が、USドル取引を廃止して、ユーロと日本円による取引にしたインパク トの解説も欲しかった。と言っても253ページの本にこれだけの情報を盛る のは並大抵のこと ではあるまい。著者に感謝。

出典:AMAZON

商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
二一世紀に入り、石油をめぐる世界情勢は激変した。アジア新興国の台頭で需給が逼迫するなか、石油は投機商品となり、原油先物市場において石油価格は「第三次石油危機」と言えるほど異常な高騰を見せた。そのうえ、中国やロシアによる国際政治上の地位をめぐる石油外交や、多国籍企業たる国際石油会社による熾烈な権益争奪戦が密かに進行しているのだ。最前線で石油権益交渉に長年携わってきた専門家が、知られざるその内幕を描き出し、日本のとるべき石油戦略を提示する。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
岩間 敏
1946年鳥取県生まれ。早稲田大学法学部卒。日本経済新聞社、トヨタ自販系研究所を経て石油開発公団(後の石油公団)に入る。通商産業省調査員、ハーバード大学中東研究所客員研究員、石油公団パリ事務所長、計画部長、ロンドン事務所長、理事等を経て、現在、石油問題研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)





          

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このページは、Makoto Hiroseが2010年6月20日 02:23に書いたブログ記事です。

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