谷垣さんの初日は、やや小事にこだわり、大所高所からこの国の運営を論ずる気配が少なかった。翌日の舛添氏は意識的にその点をカバーしようとしたと思うが、国家予算の大きな部分を占める厚労省予算の現実を知るものとしてより厳しい質問もあったか。しかし谷垣氏の60点にたいして75点だ。やはり白眉は石破氏の質問だ。昔はこのクラスの代議士が30人ぐらいいて、芦田・吉田論争などの高度な議論をしたのだろう。石破氏の鋭い質問に鳩山総理はおたおたし、岡田外相がようやく石破のわずかに甘い側面を利してダックキングに持ち込んで虎口を脱した。
感心しないのは、岸代議士だ。実兄の安倍氏が総理の時に、菅に「戦犯・岸を祖父に持つ」感想を聞かれた報復なのか、辛ガンスの釈放署名の蒸し返し質問だ。
自民党のもっとも悪い側面で、このような3世議員の優遇をいつまで続けるのか。いい加減にした方がよい。その意味で菅義偉氏が、集団就職組の同氏が党の
トップに立つのも新生自民を象徴しておもしろいだろう。
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