北の地・旭川の動物園にあるサル山のボス猿の大政は、ひょっとすると人間の週 刊誌も読もうか、というインテリ猿として有名である。当ブログは記者を派遣し 単独インタビューに成功した。のっけからご機嫌斜めである。原因は今発売の週刊新潮にあるらしい。「そら、飼育の岡さんには、親戚一統お世話になっているがね。しかし、直接ワシの発言を聞く努力をしなくちゃ、サルの本当の気持ちは わかるまいよ。電話取材だけじゃ政権維持の本当の苦労はわかるまいよ」「ワシ も先代の角翁から学んだね。サル山の主なスポットにオシッコで所有権を明示する。ま、角翁みたいにエテ山会所有地などと看板はたてンがね。スポット確保 は、取り巻きにやらせるんだが、陸山屋といえば、サル界でも屈指の不動産屋だ から逆らうサルは旭山をサルこととおなじってものよ」「本当の苦労はだな、飼 育の岡さんの威光を借りた若サルの検坊が、鈴の音じゃあるまいにリンリ、リンリとうるさいことよ。
たとえば、君が持ってきたオミヤのサツマイモだが、これ をいちいち記帳できるかってんだ。サルの世界に倫理を求めるのは、」と打って
変わって饒舌になった大政、やはりワイロ体質は角翁の後継者の資格十分だが、 しかしそこに何分かの悲哀を感じたのは人間である記者の限界だろうか
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