石油資源の未来

アラブ首長国連邦の一国で30年ほど前に、住民からいちゃもんを付けられた人がいる。翻訳すると「お前の国には御木本って奴がいて、おらっち海にもぐって真珠を採って、かつかつ生きてきたのに真珠の値が暴落して大変な迷惑だったよう」。世の中には予想を超える物事の連鎖がある。いま行われている石油生成菌の研究は、世界の仕組みを一変させるインパクトがある。藻類か動物、植物プランクトンを食べて繁殖する石油生成菌は細胞内に油分を貯めこむ。この菌類の大規模な増殖が産業レベルに達したら、その影響は、空中窒素の固定化以来の人類的な大変事となる。1日60億ドルに近い原油取引を直撃するからだ。実は人類の最大の難問は、かつて窒素資源の不足だった。空中には無限の気体窒素があるが、固体では、根粒菌か落雷そしてチリーに偏在するチリー硝石にたよる他なかった。そのチリー硝石が石コロ以下の存在になったのだ。詳しくは「毒ガス開発の父ハーバー』朝日選書をお読みいただきたい。
で、石油だが、2040年ごろには産業化されるのでは、というのが私の大胆な予想だ。そのまえにも植物由来のセルロース系バイオマスプラスチックの普及が ある。これは日刊工業新聞の入門書がでたので目をとおして欲しい。本論だが、石油のおかげで人口が急増している中近東の若者に変革の波が直撃するかもしれ ない。それがなにを意味するかはまたの機会に。

毒ガス開発の父ハーバー 愛国心を裏切られた科学者 (朝日選書 834)
宮田 親平
朝日新聞社
売り上げランキング: 241600












出典:AMAZON

内容紹介
第1次大戦下の史上初の毒ガス戦。独軍で開発指揮をとったのは後のノーベル賞受賞者フリッツ・ハーバー。自身も科学者であった妻は夫の殺人兵器開発に反対し自ら命を絶つ。原爆開発に見るごとく、いつの時代も、優秀な科学者のみが国家利益と探求欲の狭間で苦悩する。情熱的に勝利に貢献しようと邁進する愛国心に満ちたユダヤ人科学者を最後に裏切ったのは、祖国だった。星製薬設立者・星一との深い交流も描く。

内容(「BOOK」データベースより)
第一次世界大戦下、史上初の毒ガス戦がヨーロッパで繰り広げられていた。ドイツ軍で毒ガス開発の指揮をとったのは、のちにノーベル賞を受賞したユダヤ人科学者フリッツ・ハーバー。友人のアインシュタインからは「君は傑出した科学的才能を大量殺戮のために使っている」と言われていた。自身も科学者であった妻クララは夫の殺人兵器開発に反対し、初めて実戦に使われた1915年に自ら命を絶つ。ドイツの勝利のために狂奔したハーバーだったが、最後には最愛の祖国に裏切られる―。大戦終結前後、ドイツと日本の科学界のあいだに緊密な協力関係が築かれていった。それは、ハーバーと星製薬設立者・星一の、終生つづいた交流の賜物だった。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
宮田 親平
1931年東京生まれ。東京大学医学部薬学科卒業。文藝春秋入社。雑誌編集者などを経て、現在フリーの医・科学ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


          

このブログ記事について

このページは、Makoto Hiroseが2009年12月25日 00:49に書いたブログ記事です。

次の記事へトヨタ部品値下げ要請」です。

前の記事へ南京事件共同研究について」です。

メインへ インデックスページ過去記事へ アーカイブのページで見られます。

最近のブログ記事

          

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.hirosemakoto.com/mt-tb.cgi/310

          

コメント(3)

Hi would you mind sharing which blog platform you're working with? I'm looking to start my own blog soon but I'm having a difficult time selecting between BlogEngine/Wordpress/B2evolution and Drupal. The reason I ask is because your design seems different then most blogs and I'm looking for something unique. P.S My apologies for being off-topic but I had to ask!

Hey. Just needed to leave a quick statement and enquire where you came across your weblog theme I will be creating own web page and really appreciate your graphics.

Have you ever considered publishing an e-book or guest authoring on other blogs? I have a blog centered on the same ideas you discuss and would love to have you share some stories/information. I know my audience would value your work. If you are even remotely interested, feel free to shoot me an e mail.

コメントする

2012年2月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29      

最近のコメント

AD

為替情報

YAHOO AD