2009年11月アーカイブ

もう米軍基地は日本から出て行ってもらおう。沖縄県人が米軍基地に嫌気がさす事は十分理解できる。しかし「県外」に出て行け、という議論は困る。鈴木ムネオ氏が北海道の矢臼別に移して出世の糸口にしたケースはあるが、これは例外だ。嫌なものは他県の人も嫌だ。米国と交渉して徐々にしかし確実に日本国内から米軍基地を撤退させる、これが民主党の第一の政策であるべきだ。日米安保では日本の資金供与は莫大だ。命も大切だが、金だって国民の勤労の賜物、汗の結晶だ。なぜ米国にへりくだるのか。ゲーツの強気な対応はいい機会だ。将来的に出て行ってもらおう。外交に仕分けが必要だ。いや外交こそ仕分けの対象だ。
自衛隊の銃器、弾薬について刷新会議が輸入の方向へ大きく傾いている。これはこうすべきだ。狙撃銃や迫撃砲などは外国からいいなりの馬鹿馬鹿しい価格で輸入を認めていたようだ。その点で財務省の主計官が過去大甘で、おぞましい奴ばらが暗躍する土壌となっていたやに聞く。パトリオットミサイルなどの大物兵器も腐敗臭がプンプンしたものだ。それらは徹底的に排除すべきだがその真反対の存在がある。名古屋のメーカーの豊和や旭精機は徹底的に国内自製のために活躍させるべきだ。特に豊和工業は近隣国の妨害工作らしきものがあった。銃器自製の維持は独立国の基礎だ。あと北陸の石川製作所は地雷を小渕というこの点ではお調子者によって捨てた日本の防衛の立役者になりうる存在だ。機雷製造は地味だが、重要だ。以上の3社、他にもあろうが、は特別の配慮が必要だ。
今日27日の読売にこんな記事がある。刷新会議が理科支援員制度を廃止するという。理科系の大学生や退職教員が小学5,6年生の理科の実験などを助ける制度で正直こんな素晴らしい制度が07年から始まったことも文科省がこういう行政のファイン・プレイが出来る事も知らなかった。それをわずか22億円の削減のために7000人近い支援員を切るという。常軌を逸した愚かさである。これほどの馬鹿さ加減は近年見た事がない。この行政刷新会議はまじでこの国の未来をなくそうとする害意があるのではないか。さもなくば途方もない馬鹿者の集団である。中には意義ある行動もあろうが、こんなミスをする事自体信じられないレベルの話だ。
先日、ペルーのフジモリ元大統領に懲役20年をこえる求刑がなされたとの報道があった。ガルシァ大統領が訪日して帰国の直後のことである。わざわざ求刑の直前にいらっしゃった訳だ。なにかあると思われても仕方ないタイミングではある。ペルーにかんしては住民を殺してヨーロッパ向けの化粧品の原料の脂肪を採取したとの報道もあった。最大200人が殺害されたとのことだ。フィリピンもそうなのだがスペイン人支配の歴史のある国に共通する陰惨さがある、と感じるのは間違いだろうか。
鳩山首相が国際的な場でまたとんでもない発言をした。自衛艦を友愛の船にする、という趣旨の発言だ。どこまでトチくるっているのか。総理に対して渡部恒三氏がクン付けしているのを苦苦しく思っていた私だから礼を失したくないのだが、これはひどすぎる。自衛艦には自衛艦の使命がある。法律を国会で改めてから発言しなさい。思いつきを世界に発信し、その内容は世界の人々を失笑させるばかりか、侮りをまねくものだ。防衛省は嗤い飛ばすかと思いきや自衛艦の一艦をその用に供する準備中だという。この国はいつから無法の国になったのか。
ここ数十年にわたってあからさまな対米不協和音は政府レベルでは感じられなかった。しいて言うとニクソン時代の繊維交渉のののしりあいがあったが今回は事が安全保障問題であるからもっと深刻である。岡田外相になってから日本国民は、ゲーツ国防長官の率直な不満表明を聞いて、米国のいらだちが相当である事を知った。しかしゲーツ氏の不満をそのまま受け入れることはできない。彼が日本のなにに怒っているのか。政権が代わったなら、交渉しなおしを望むことは米国でもありうることだろう。岡田氏は外相就任以来精力的に現地を視察し、彼の思う国益の実現に邁進してきたと思う。一部のマスコミは米国の不興のみをおもんばかっているが、ここは岡田外交を支援するべきだ。外国軍の基地は20年で全廃などの目標を提示してもいい。ただし、歴史教科書にかんする妄想は支持できない。
物事を考えるとき相手の事情を考察することが大事だ。なぜ今、外国人参政権が要求されるのか。日韓条約では、4世以降は特別居留権は認められていない。居住の権利は国際条約ではなく、日本の国内法上のものとなる。この差は実はきわめて大きい。現在ロシアから数百万人ともいわれる中国人が国外退去されているが法的には問題はない。日本が平穏であるかぎり人情に反したことはけっしてすべきではない。
ピークオイルに関してかなりの本をよんだ。もっとも油の匂いのする本はPanRolling社刊『石油の消える日』K.S.Deffeys著だった。なにせ親の代から原油掘削に携わる人で本人は石油地質学者でプリンストン大名誉教授だ。石油の生成についてもわかりやすい記述がある。膨大な生物の遺骸の集積が酸化されずに地下の適度な地温の層に数千万年閉じ込められ下、上の層が特殊な滲出を防ぐ物質でできていればという何ともむずかしい条件でのみできあがる。
米軍の強襲揚陸艦にタラワがあるのは知っていたが、マキン・アイランドは先日耳にした。米軍のマキン攻撃は2回あった。最初は潜水艦に海兵隊約220名が乗って出撃し、日本軍の非力な通信部隊を全滅させた。これ自体戦時下での戦闘行為なのだが、指揮していたジェームズ・ルーズベルト(大統領の息子)海兵隊中佐はあとで自国民から批判を浴びることとなった。
いつまで総理を続けることになるのか予測は不可能だが、この特異な資質の総理を在任中活かす道、つまり鳩活はないか。日米関係では、さきの国会質疑で共産党議員(?)が基地をなくしたフィリピンの例をだしていたが正論だ。シスコやロスの上空では決してだせない轟音を外国の日本上空で許してきたのは我々の大きな間違いだ。自民党の数十年続いた対米無策がこの天然劇薬総理の無造作な言動でどれだけ大過なく矯正できるのかが焦点だ。
小沢氏は現・環境大臣であるが、鳩山氏が民主党代表に当選した際、応援演説をするなどしてその実現に献身した。その時点で鳩山総理になる可能性は十分に予想できた。小沢(鋭)氏は鳩山氏の人柄を最もよく知る立場にあったのだから現下の総理の惨状は予想できたはずだ。フラワーチャイルドがそのまま首相になったというかとてもその器ではない。1万年後の人類社会なら首相に適してるかもしれないが。小沢氏は地球人であるのだから、その行動に責任がある。ヒューズ(FUZE)を切る、鳩山氏をいかに早く退任させるか、それがあなたの喫緊の行動であるべきだ。
最近、刑務所から出所してすぐの人の犯罪が目立つ。といってもこれは昔からのことだ。刑務所の需要は増え続けて近年で4か所増設(うち2か所が民間とのコラボらしい)されたがまだ足りない。出所しても生活できないから犯罪にふたたび手を染める。ここは政策が必要だ。農耕放棄地の多い地方に寄宿舎をたて刑余者のコミュニティを造る。ここへは無料でJRを使え、5000円を無条件で与える。できるだけ食糧も自給し、心を落ち着かせて再出発の準備をしてもらう。なぜこの程度のことが出来ないのか。おなじ日本人だろう。
最近、主にフランス筋からイスラム過激派の対日テロの警告がなされている。もしスペイン、イギリスなどでのテロが日本でも発生すると二つの対応が予想される。スペインでおこった政権の交替、現在の日本でいうと民主党左派の影響力が増大し日米安保を解消の方向、もう一つは自衛隊の中央即応部隊のテロ戦争参戦そして国力を傾けた全面的米軍への協力の方向である。米国がどちらを望むかはいうまでもない。しかし、米国として対日テロを望むことはできない。が、日本のアフガニスタン警官給料のおおくの部分を日本が支払っている事実がアメリカの示唆のもとで行われているとしたら、タリバンの主要攻撃目標が警官を含む同国治安組織であるだけに事は深刻かつ重大である。財政逼迫のなかでの感謝される事のない支出が日本人へのテロの原因になったとしたらこれほど愚かしいことはない。
佐藤優氏の『交渉術』という面白い本に佐藤氏には珍しく小さい撞着がある。本の前半で政府特別機の首脳室の位置をぼかし、後半で機体のおおまかな場所を示している。いうまでもなくスナイパーその他によるテロを防ぐため特定は控えるべきだ。それを鳩山夫妻はカーテンをあけ夫婦で指相撲らしき仕草をしているのを写真週刊誌に撮影された。偶然とは思えない。シャッターチャンスを狙っているのは百も承知であろう。夫妻が奇禍にあわれるのが承知ならそれでいいとはまいらぬ。後継の首相の安全を侵すことになるからだ。どうやらパフォーマンスのために日本の安寧を一顧もしないお人柄、ないし安全保持の観念にきわめて乏しい方のようだ。自己陶酔そのものと酷評させていただく。
11月10日にペルー大統領が訪日される。次の点で興味ふかい。前回の衆院選に国民新党から出馬したフジモリ前大統領(二重国籍)が牢獄におり、日本では国民新党が与党の一員という事だ。何が話されるのか。次はまことにみっともない事だが、ペルー最高勲章と称する勲章が、何者かによりヤフーオークションにかけられた件だ。昨年多くの国民を呆れ果てさせた皇室財産とみられるゆかりの品々が電子セリに出品されたなかでこの勲章は現在も「生きている」勲章であろうと推測されている。詳細は本ブログ1月6日「皇室の出来事」を読んでいただきたい。今回は藤森元宮内庁長官時代の平成6年にとられた嘆かわしいとも思われる事がないことを期待したい。できれば下々の杞憂であればいいのだが。
外国人参政権と「地方主権」はセットと考えるべきだ。地方が主権をもつならば、外国人が多数派の地方は、そして外国籍住民が意図的に多数派になるようにした地方は独立を決議できる。この民主党政権のやろうとしていることは内乱罪、外患誘致罪にあたるに等しい。民族問題がどれほど深刻さを孕むかを知らぬ愚か者がこの日本という国を混乱の極に陥れんとしている。コソボはセルビア人の故地であり日本の京都に比されるのだが、いつのまにかアルバニア系人が多数派になっていた。セルビア人の失策もあり、「京都」はおそらく永遠に自国民から奪われた。その轍を踏ませようと意図するのが今回の動きの根底にある。
民主党の一部だけでなく首相まで明言した「地方主権」という造語だが、地方に主権があるならそれは地方ではなく立派な国家だ。目新しい言葉で気分を伝えなくていい。まして首相がアナーキストじゃあるまいし(?)そんな言葉を使ってどうする気なのだ。本論からはなれるが政治家の株取引は禁じ手といっていい。しかるに昨年の株取引の利益が7000万円超で未開示の義務違反。なにをか言わんやだ。これら以上に禍根を残すのが中国の胡主席に村山発言の遵守を誓ったことだ。以後の首相に要求されたらどうする。日本を破壊するために生まれた方ではないと思うのだが。
以前、たしか中沢新一氏がレビ氏の夢はコロンブス到来以前のアメリカを実際にみることだった、と書いておられた。1850年代頃、フランスの探検船が北方領土を探検し幕府の命で駐屯していたある藩の武士の所作を見て、風変わりだが確実に文明の一つの形態を見出し報告した。つまり当時の日本はユニークネスというかペキュリアリティにおいてほぼマヤ、アズテクと大差なかったのではないか、これが私の直感である。明治政府の巨大な責務を思うと先人の努力に驚嘆せざろうえない。
JAL年金の減額に対しての反対論は憲法が保障した財産権に依拠しているらしい。しかしこの議論はおかしい。年金の財源がないのだ。つまり財産がないのに財産権を主張する事は根本からおかしい。企業年金で財産が尽き様としたら残金を支給者に分配して解散が基本である。私もことさらJAL退職の皆様にきつくあたりたいとはこれっぽちも思っていない。ただ一般の会社以上の処遇があたりまえともし思っているのならそれはとおらない。パイロット、CA、整備にかかわらずできるだけ平等に減額支給する。あとは公的年金だ。だれも気づいていないのかもしれないが、JALの捌き方次第で日本転落の契機になることもありうる。
いとうせいこう氏の超名作をちとパスティしちゃいました。年長組のぼくらには、イッチャンという子がいます。ドラえもんのジャイアンみたいな子ですが、おもてにはでず、春ころは貝鮒くんというおでこの目立ちたがり屋を立てていたんです。いつもみずたまのハンカチをもっていたんですが、つい1月まえにお父さんの転勤で水泡のように消えてしまいました。そのあとハトサブレーの好きな子に眼をつけました。お金持ちの家の子ですが弟さんがお兄さんより早く絵本を読み出したりしてフクザツな性格になってしまいました。イッチャンは、彼に礼をいわせるようにして年長の代表にしましたが、昨日、クラスの貯金はボクの判がなければおろせない、というルールがあると言い出しました。 年長の前でも学級ホウカイのようなことがあったらしくてボクもとても心配な今日このごろです。
ちかごろ裁判所に用ができてその後他の裁判を傍聴している。そのなかで外国系の宗教団体に対する元信者からの寄進返還訴訟を傍聴した。やはり信者の生活を破壊するような寄進システムは国家が「待った」をかけるべきだろう。その時点では自由意志に見えるがけっしてそうではあるまい。常識外の寄進には課税し、長期のクーリングオフ期間を法定化する、そして街金にたいするように返還請求を認めるのだ。収入の1割程度以下の寄進は信教の自由の範囲であることはいうまでもない。
今日10月29日の読売新聞13面に小寺清氏が国際機関での日本人の数が少ない事を憂えておられる。この是正はこうするとよい。外務省採用に国際機関経験を義務化するのだ。3年も国際機関で働けば、どのくらいの人物かは判断の材料はでよう。外交官試験の廃止後、外交官の卵たちへの評価も微妙だ。外国人の評価を経てからの入省の過程が理にかなっているしそのまま国際機関に居続ける人
が多くてもそれはそれでいい。
書評「ノーマン・ボーローグ」で書き忘れたが、彼は遺伝子組み換え作物に賛成している。彼は苦労と時間をかけて品種改良を続けたわけだが、その手間を大幅に減らす方法以上でも以下でもないのが遺伝子組み換えの手法だ。そう達観しているようだ。人体に摂取された食物は、消化時に利用可能な状態にされるわけで、過剰な心配は無用だ。消化されても影響が残るという稀有の事態に備えるのは賛成だが、まずその事態はない。私には(ノーマン氏も)組み換えは品種改良のひとつの方法として(その収穫物をふくめて)是認すべきだ。過度の心配で食糧の増産を阻害することはブードゥー安全主義と諷刺されても仕方ない。
以下はPF(ポリティカル・フィクション)であり、私が望む事態では決してない。09年故人献金問題の意外な展開から首班は岡本に代わっていた。09年10月のゲーツ国防長官の脅迫に似た感情的な発言に屈したかに見えた民主党だが、4年後の総選挙でも完全な勝利を得て、意想外な意趣返しにでた。なんと沖縄海兵隊基地の隣地に中国海軍陸戦隊の基地を認可したのだ。敷地の関係から1個大隊しか駐屯できないようだが、整地などは2016年秋から開始の予定だ。小泉元首相の拙劣な外交交渉(海兵隊の半数グアム移転)に端を発したこの問題は民主党の奇抜だが未来に禍根をのこす決断で新しい1ページを開いた。
日米関係のきしみをどう見るか。岡田外相に外交の巧緻さを求めるのは性格的にも無理だろう。北沢防相は基礎学力に問題がありそうだ。それを束ねる鳩山首相は国際政治のリアリズムにおそろしく無頓着。それでも米国報道による中国より問題児になった、という類のコメントは願い下げというのが一般の日本人の受け取りかただ。私もそう思うが、1点だけ米国の危惧に賛成したい。前原大臣の北方領土不法占拠発言に対するロシア側報道ではじめて鳩山首相が日露平和条約の交渉をしていると知った日本人が大半だ。これは仮免か免許とりたてでランボルギーニに乗って国際ハイウェーを吹っ飛ばすのと同じだ。自分の資産管理会社を運営するときの方が慎重ではないのか。祖父のやりかけた事をという気持ちは捨てて欲しい。戦前は滝川教授を弾圧し、戦後は自由主義者は通らない。日ソ交渉も日本の国益を傷つけたとみるべきだ。祖父の実像の半面も直視すべきだ。ともかく外交交渉は慎重にして欲しい。

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