岡田外相の頑固さは定評どうりのようだ。米国への配慮が足らないといっても聞く耳はなかろう。彼はクリントンにも会ったし、あとはみずからの構想に邁進といったところだろう。それだけならともかく、北沢防衛相との相乗効果がまずい。彼は旧弊な社会主義者とみられてもしょうがない。対外的に最重要な外相と防衛相がそろって「あっち」の人なら内閣そのものが「あっち」の内閣と認識されてもしかたない。融通のきかない、誤解をおそれない人物とワルシャワ軍事同盟に郷愁を持っていかねないアナクロな人物。これは不吉な人選だ。おそらく防衛大臣の重さを意識しなかったむくいが早晩表面化するのではないか。
組閣の誤算
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