2009年9月アーカイブ

ろくに論議もなしで国民に多大な迷惑な政策を強行したといえば5代将軍・綱吉だ。しかし、国際的に公約まではしなかった。鳩公方はついに犬公方をこえたのか。かなり困った首相といえば細川氏もその傾向があった。近時における元祖「首相投げ出し」で一番安心したのは実父の細川護貞氏だったと思う。なにせ近衛首相の娘を妻にし岳父の秘書として破滅的な結果をもたらした政策をまじかにみてきた。実子が首相として文麿氏の悪いところの生き写しと感じれば恐怖心の連続だったと想像する。鳩山総理の実父・威一郎氏はなくなって久しい。かわって恐怖心をもって見ているのが国民一般だ。どこまでつっぱしるのか。谷垣氏は、国会の内外で首相不信任を連発していいし、すべきだ。
日経新聞9月27日の3面に欧州総局の吉田ありさ記者が「北極海新航路の波紋」と題して興味深い記事を書いている。シベリア側の北極海の航路が開かれたとの記事だ。しかしこの航路は地球温暖化以前にナチス・ドイツの通商破壊船がソ連の砕氷船に随伴しドイツからベーリング海峡を抜け出し、太平洋上で英国商船を撃沈した歴史がある。独ソがまだかろうじて親善関係をもっていた時だ。憤激した英海軍は軽巡洋艦・リバプールに命じて日本の商船の浅間丸を野島崎沖で臨検しドイツ国籍の一般市民を拉致したため日本の排英熱をあおることとなった。
産経新聞9月26日の5面で鳩山組閣あの時実は、という記事がある。その記事中、岡田氏が長島昭久氏に関して、当選3回はまだ副大臣じゃないでしょう、と語ったという。その当選何回生というのはもうやめにすべきだ。田中角栄が学歴コンプレックスの対応のために強調したともいわれるが愚劣きわまりない。十何回代議士をしてもダメな人がいるし、3年代議士をして1期でも副大臣が十分できる人(これが当たり前だ)もいよう。ともかく当選何回生という愚劣な発想は新しい永田町には不要だ。岡田さんはこころしていただきたい。
やっと働く日になった。祝祭日が異常の多いと感じるのは私だけだろうか。阿呆だった自民党の政策だ。国が指導して休むのじゃなくて自主的にまとめて働き、まとめて休むべきだ。曽野綾子も著書『平和とは非凡な幸運』で同じ事を書いておられる。なおあの享楽的な国とおもわれているイタリアの休日は日本の半分である。

平和とは非凡な幸運
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曽野 綾子
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貴顕淑女といえども無縁ではないが、さすがにオナラの話ではない。鳩山総理が若かりしころ奥さんを略奪友愛し、その後始末をご母堂の安子さんに頼んだ。恋愛は有夫の妻でもしたい時はしたい。後処理を母に頼むのもヘタすると鮮血が飛び散るケースだからわからないでもない。しかし総理になってからも後処理が他人任せの癖が抜けないのなら大問題だ。本当に25%削減できるのか、産業界と少しは相談でもしたのか。順序無視がこの内閣の特徴ではないのか。ともかく排出ガスの削減に安子さんは無力だと思いますよ。
アジアには、フラッグ・キャリアを持つ余裕のない国が少なくない。日本政府におんぶに抱っこのJALは気をきかして少しその面での気配りをしたらどうか。 JALはかつて客への気配りでは世界有数の会社の時代もあったようだ。それをぶちこわしたのが運輸省あまくだりのよる官僚的経営だ。官僚とサービス業は水と油。実業界で大活躍中の息子さんにおおいに反論していただきたいが、故人のA氏の悪口を古参元社員に聞いたこともある。あとは株主優待制度の改革だ。無配といっても実質有配だ。大株主は金券屋へ売っているひともいよう。これを海外旅行専用の空席割引制度に変換する。スカイメート大人版だ。割引率は株数による。ともかくJALに怒っている私も考えているのだ。全従業員に改善案を聞きなさい。無尽蔵の案が出てくるだろう。出てこない筈がない。それが JALの残された資産だ。活用すべし。
ペルーの大統領だったフジモリ氏は隣国チリで政治活動中に拘束され、ペルーに送還された。チリ当局としても微妙な判断を強いられる迷惑な客だったろう。もしフジモリ氏が国民新党から二重国籍を利用して立候補していなかったら送還の決定はなかった、と私は判断する。与党の一員となった国民新党は牢獄にいるフジモリ氏に挨拶を送るのか、それとも単なる話題づくりでした、として無視するのか。勿論、結果報告の電報を一本送るだけでもいい。それ以上するか否かは亀井氏次第だ。あと、ペルー大使館事件の時、殉職された警察官のお子さんの教育はどうなっているのか、アオキ氏いや青木氏は動いておられるだろうか。
航空機にはすべて所属航空会社のマークが入っている。しかしこれは考え物だ。高空の大気を汚染する最大の原因が航空機なのに、20%、30%の乗客で運航して欲しくない。航空会社は協力して共通の無印飛行機でできるだけの乗客を積んで運航すべきだ。その線でJAL問題も解決できないだろうか。
菅国家戦略相が「ルビコン川を渡る覚悟がある官僚しか使わない」と発言した。日本史でそれに比されるのは自軍に鴨緑江を渡らせた林銑十郎であろう。無断で違法に兵を動かしたわけだ。今後、菅と対立する可能性のある藤井財務大臣がいつも言うのは、越境将軍・林銑十郎の首相就任が日本をおかしくした、ということだ。一理も二理もある。官僚は法に逸脱した行動をするものでも、させるものでもない。そんなことを期待することこそ官僚依存ではないか。菅氏には功名心にとらわれず地道な成果を期待したい。
この御仁71歳にもなって常識のひとかけらもない。簡単にはしょると給油作業にたいする評価は低い、とのことだ。自衛隊員の労苦、辛苦に比してというならわからないでもない。なぜ、その一言が考え付かないのか。政治家の基本的資質がかけている。原口一博氏は周波数オークションに関する基本的知識の欠如が指摘された(池田信夫ブログ参照)。前原氏は、八ッ場ダムなど含みを持たせない発言を聞いたが、偽メール時代からの進歩は感じられない。この程度の人だったのか。すこし寂しい。岡田氏の密約調査の熱意はおかしい。まるで少年探偵団並みと感じる人も多かろう。米ソが核で対決していた時代によく日本人の生命・安全を守ってくれたというのがまともな見方だ。
9月18日鈴木宗男氏が衆院外務委員会の常任委員長に就任した。彼のブログ『ムネオ日記』によると17日には官房長他がかれに挨拶にきた、とのことだ。このことが国のためになるのか正直わからない。上告中の身で棄却されれば収監である。おもいきった小沢人事と思う。鳩山氏に相当のエールを送っているので、北方領土がらみの人事の可能性が高い。次官ほかには思わぬ負荷がかかり、また入院者続出とならないことをお祈りします。
最近、スイスが企業経営者の所得制限を決めようとした際、ネスレのトップが「ネスレにとってスイスが最良の本社所在地か再考せねば」と恫喝したようだ。国内市場が縮小する日本もよくかんがえるべきだ。民主党も日本で企業経営するものに最良の環境を与える努力をすべきだ。歯を食いしばっているのは派遣だけではない。
民主党は地方分権を主唱していたはずだ。地方にとってみずからの政治の構成員の範囲を決めるのはもっとも基本的な権能だ。それを中央政府が一方的に変更するのは、選挙前に誓約したことと真逆だ。反対を恐れてマニフェストに入れていないことに最初の言及したのが小沢氏であり、千葉氏の法相就任はその布石なのか。該当者の希望も精査しないで、自分勝手に善意の体現者と思い上がる。戦前の日
本人と変わらないのではないか。
めくじら立てるべきか微妙だが、14日鳩山(兄)夫妻はルース米大使と大使館内で夕食を共にした。総理就任はまだだから外交慣例からの検証は不要かもしれないが、一国に対してだけの心配りはそれが過ぎると「やはり日本は米国従属だ」との疑念を他国から招きかねない。日米対等がモットーらしいが、自ら疑問ある行動をとったのではないか。この夜警視庁のSPは大使館内に入ったのかも気になる。総理就任前でもあらゆる慎重さを求めたい。
このダムの構想は戦後すぐのキャスリン台風の被害の甚大さからきている。地球温暖化が進んでいるとしたら今後の台風の威力は減少する訳がない。ダムはムダとの風潮にも一部無理からぬ点もなくはないが、しかし利根川、荒川の堤防決壊を防ぐのに上流域にダムを作るのは有効でありほとんど唯一の手段なことは否定しようがない。いったい超巨大台風が関東に来て数万人が濁流に呑まれたらこのダムの反対者はどういう責任をとるのか。反対者はまず洪水被害対策に無効、無用だという科学的根拠を示し、それが論駁されたら旗を降ろして欲しい。
評論家の山崎元氏のブログ『王様の耳はロバの耳』で核家族というぜいたく、という最新記事はわが意を得た。要は多世代が同居して介護は能率的に、ということだろう。私が旧稿『舛添大臣と4・3・2住宅』で書いたように、両親4名と子供3名を共働き夫婦2名が支えるとなると、各家庭の老親をマンションの同一フラットに住ませベランダは介護士、医師の通行路としてオープンにする。夫婦と子供は違うフラットに住む。
昨年、大麻樹脂を無関係の旅行者のバッグに入れてそのまま見失ったという信じられない大失態をしでかした成田税関がスリランカ首相の入国の際、指紋を取るという大ポカをやらかした。9月15日の朝日新聞7面でスリランカが駐日大使を罷免、というニュースを報じている。外務省の責任か財務省(税関の所属)か、徹底的に調べるべきだ。これは朝日新聞ニューデリー支局の大スクープではないのか。それにしては、扱いが小さい。小国を侮る日本の最も忌むべき欠点を白日の下にさらした武石英史郎記者に感謝。
いままで日本円、国債をターゲットにした国際投機家はことごとく大赤字とともに敗退していった。しかしこの傾向なりジンクスがいつまで続くだろうか。鳩山などの発言などでTIMEONLINEやBloomingbergに踊る表現はdrive in abyss とか fiscal collapse ,catastorophic financesなどの言葉だ。投機家が関心を示さない訳がない。これが飯のタネだからだ。藤井さんという大ベテランが財務大臣になるようだが、クルクルポッポに苦言を呈していただきたい。たとえ無駄でも。
ながい自民党支配でなにがおかしくなったのか。その是正が民主党政権の歴史的使命となる。日本国内の米軍基地を米国が当然のものと考え、所有権に近い錯覚を持ち始めているとしたら、これは大問題だ。特に小泉政権下の売国的に近い諸政策が近未来の日本に大きな負担を強いる可能性が多い。海兵隊のグァム移転の莫大な費用負担がその典型だ。不用な米軍基地の返還が民主党の大きな使命だ。外国軍基地が内海にある岩国なども返還させるべきだろう。まず在日米軍基地の総点検をできれば米国と協力して行いたいものだ。そして誤解を避けるため全基地の使用料を小額でもいいからとってはどうか。
鳩山が25%削減を表明すると、即座に中国外務省は「我々の期待より少ない」とつっこんでくれた。中国も嗤いが止らないに違いない。日本はすでに乾いたタオルをさらに絞る努力をしている。一方中国は低質石炭の燃やしまくりだ。何の国際的規制もなく、たとえばアルミ精錬のための電力を作っている。どちらが削減すべきか子供でもわかるだろう。討議もしないで日本産業の首を絞めることを思いつきで言う男。こんなのが総理になるの、本当に。
1941年9月、アメリカは悪辣きわまる対日挑発行動を実施した。F・モアーの「日米外交秘史」を要約(257ページ)すると石油禁輸で困り抜く日本のそばのウラジオストックにタンカー3隻を仕立てて千島列島を通過し油を送り届けた。極東ソ連はサハリン原油でたっぷりであったのだが。なにかイソップ物語の狐が壷の食事を与えられたような気持ちというか、貧血で死にそうな人に輸血パックをみせびらかす類いの話だ。
私は『鳩山一郎没後50年』稿でも書いたが、老耄の一郎氏が日ソ交渉にのりだしたのが間違いと思っている。その動機は誠に尊いにしてもである。シベリアに捕虜が多数いたのだから単純な批判はできないが、まずモスクワでは、全北方領土の復帰要求をすべきだった。ロシア側は第二次大戦の結果と強弁しているが喉まででて言わないことがある。ルーズベルトにもらったということだ。
地雷撤去についてはダイアナ妃もそうだが多くの人の共鳴をうけて特に日本では童話にもなるなど人道活動の大きな分野となっいる。しかし私が不思議に思うのはこの地雷は天から降ってきたのではない。9割以上が中華人民共和国の製品である。べつに私は中国の悪口を好んで言いたいわけじゃない。しかし人々がだれもそのことを指摘しないのはどういうことか。まったく解せない。
民主党の個々の政策はまだ具体化されていないが、高速道路が一律無料化ではない、という馬渕発言を歓迎したい。いいずらいことをはっきり言うことは幹部のやるべき事だ。地方の活性化に料金の値下げは有効だが、鉄道やフェリーにも配慮が必要だ。渋滞回避の理由ずけも納得できる。
インドで開かれているWTOのドーハラウンド会議の昼食会に日本の代表が参加を拒否された。二階大臣が訪印せず、各国閣僚のための会だというのが主催者・インドの言い分だ。二階氏の欠席は問題だが、それに準ずる高級官僚もいっているのだから、これはインドの嫌がらせと見ていい。
1年間に自殺者がやく3万人いるとのことだ。しかし性別の差、とか職種などの分析はきいたことがない。ちょっと冷たさすぎるのではないか。借金がやはり原因として多いのか。今週のSAPIOで性急なサラキンへの規制がさらに過激な裏金業者の暗躍を助長しているという記事があった。このあたりも検討が大至急必要だ。
軍事政権が支配する国でトップの娘が結婚した。そのとき身に着けていたニワトリのたまごみたいなダイヤにご記憶の方も多かろう。実はこれは宝石商からの借り物だった。
鳩山(兄)が、国連総会での演説に意欲を燃やしている。細川元首相もそうだったが、世界に夢想家の演説を聴く暇人はいない。空疎な夢物語より検察にみずからの故人献金の筋のとおったストーリーを陳述するのが先ではないか。
このブログの先見性は定評があるが約1月前の記事が頭にひっかかっている。アメリカがほとんどの自国の大使館にドル以外の通貨の備蓄を命令したとのことだ。実は1941年のアメリカの対日資産凍結でワシントンの日本大使館は現金が欠乏して大変な事態になったことがある。今回の指令が何にもとずくものか不明だが、自国の通貨つまりドルの立場におおきな変化を想定したと考えるよりない。
読売新聞8月27日の記事の要約引用だが、26日に東京地裁後藤真理子裁判長は、上海から羽田への定期便を使って運び屋3人をやとって大量の覚醒剤を密輸した男に求刑の懲役17年罰金1000万円に対し懲役13年、罰金700万円の判決を下した、とのことだ。
まずは人事が先行課題だが次は予算編成だ。例の暫定税率撤廃はどうするのか。撤廃つまりガソリンの値下げは環境への直撃だ。高速の値下げどころの影響力でない。排出ガスの激増だ。この問題ひとつとってもまともな対応が可能とは思えない。よほどうまい言い訳が必要だ。

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