2009年8月アーカイブ

いま、沖縄密約が世上の注目を集めている。山崎豊子の著書も出て元外務次官も登場した。現駐米大使もからむのではとにぎにぎしい。そんなわけで、機密漏えいの元新聞記者も復権と思いきや、日垣隆著「秘密とウソと報道」(幻冬舎新書)がその機運に冷水を浴びせた。
世界銀行の副総裁を務めた日本女性の貴重な体験がつまった本である。パキスタンやインド、バングラデシュ、スリランカ、ブータンなどの指導者との感動的なエピソードがいっぱいに紹介されている。雑誌「選択」連載時から注目していたがようやく一書となった。 ぜひ若いひとに読んでもらいたい本である。本年もっとも重要な本の一冊にあたるのは自明のことだ。ただ後書きがながすぎる。いいたいことはわかるがどうにかならないのか。普通の読者には耐えがたい。とは言えそれ以外は再読、三読に価するすばらしい本だ。

国をつくるという仕事
西水 美恵子
英治出版
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最近の覚醒剤についての量刑はどうかしている。少量所持なら交通法規違反なみだ。場合によりそれより軽い。未成年者に売ったり、強制的に他人に打ったものは死刑でいい。売人には開始のときから逮捕まで1日20万円の利益があったとして罰金を併課してもいい。
私がよく読ませてもらうブログに天木直人氏のがある。今回は特に興味ふかい。ルース新米大使とスタンフォード大学を学び舎としてともにした鳩山(兄)、現駐米大使・藤崎氏についてだ。藤崎氏と天木氏は外務省同期入省。スタンフォード大卒の定義についての軽いジャブがあるがとくに問題はない。問題は藤崎氏の資質だろう。
私は、エルピーダ・メモリに対する徹底的な政府の金融支援を説いた。それは一部実施された。おなじことが日航になされるべきか。否である。最高600万(年額)にちかいOBへの年金支給に税金が使われていい訳がない。24年まえの123便の大事故の5か月まえに日航はテヘランからの日本人避難民を事実上見捨てる決定をした。日本大使の機転でトルコ航空が代替機を出してくれて事なきを得た。この時点でこの会社に国家的補助を与える何の理由もなくなった。
NHKラジオを聴いていたら、今日は留萌沖で樺太からの避難民をのせた3隻の船がロシア潜水艦に襲われた記念日という。昭和20年8月22日である。避難船への襲撃はロシアのよくやることで世界最大の船舶遭難はバルト海でソ連潜水艦によりドイツ人7000人以上が亡くなっている。
大統領は先日の復員軍人をたたえる会の演説でアフガニスタンでの戦争の正しさ、重要さを語ったという報道があったが私には理解できない。唯一下司のかんぐりとして、黒人大統領として米国内の右翼と折り合いをつける方策としては極めて有効だ。
昨日8月16日、池袋・新文芸座で2本立てをみた。中国人監督の「靖国」はお家芸の映画による宣伝戦の一環としていい水準であろう。ま、みて愉快ではない点も多いが参考になる点もある。高金素梅もどこか京劇俳優(たしか女優はいないのだが)のような舞台度胸を感じた。やはり芸能界・政界のツワモノであったが、いい配役でコロッと信じる方もでよう。ネバダから来た米人もいたがこれは雇われたのか判然としない。監督の執念の賜物か。映画のなかで当時のブッシュ大統領の参内を待つとの一般人の声がきこえた。
来年度の税収を44兆円と仮定して各省庁は半分の予算総額で仮想の予算案を作ったらどうか。非常識なのしかできないと言ってはいけない。今までが非常識なのだ。借金が半分の予算などいつまでも続くものか。医療費は慢性的なのは国に借金して実費を払う。
このブログのせいではないが、病腎移植、コンビニ弁当割引などで不十分だが重要な進歩があった。だが政府はなぜか古古米(新米も場合により)のアルコール化による燃料混入を議題にさえしない。室伏哲郎氏の日通事件の解説を読んで理由の一端を推理できた。
鳩山由紀夫が消費税アップは4年間はやらないと言った。それはいい。そのあとがよくない。議論もしない。彼の立場では議論の禁止にひとしい。議員の仕事は議論でしょう。この男ほんとうにどうかしている。
先日のサンデープロジェクトで声高に同一労働同一賃金を主張していた人がいたがこの貿易の自由な世界ではベトナム人にも適用されることだ。時給が十分の一になってもいいのか。最低賃金1000円を法制化する勢力もあるが、政治がすべきことは、法律で強制することでなく、納得いかない労働者が他の職に移動する機会をできるだけ多くすることだ。
昨年6月亡くなられた佐々木久子の本に、原爆投下後に避難民に対してアメリカ艦載機が機銃掃射する場面が書かれている。
昨11日、池袋西口の文庫専門店をのぞいたら李恢成「サハリンへの旅」が目についた。なんと李氏は真岡の出身。10歳くらいの時、砲声、銃声をきいている。ソ連軍は海路、真岡港に上陸したとのことだ。ソ連の戦史では、ソ連艦隊が空砲のサルート(挨拶)を発したのにたいし日本軍は実弾発射したと記述しているようだ。李氏は市街地の少数の憲兵隊が発砲したとの独自の推測を書いている。さらに9人の自決した電話交換手についても稚内の氷雪の門の碑文を引用して軍部が軍部が彼女らに死を押し付けたかの記述がある。
昨日、前稿を書いている時、まさか幻の映画が九段会館で上映され、トークライブがおこなわれているなど夢にも思わなかった。偶然としてもその暗合には驚かされる。配給を断られた後に自主上映を続けた事は知っていたが、このよな形でも上映されることを希望する。詳細は産経新聞の本日(8月10日)21面をご覧ください。
独立プロが1974年製作した「樺太1945年夏 氷雪の門」という作品は数奇な運命のすえ幻の映画となった。配給は東宝の予定だったが、当時加山雄三主演の「さらばモスクワ愚連隊」という映画の製作協力とからませてソ連政府が東宝を恫喝し、なんと東宝は「氷雪の門」の配給をやめるという遺憾千万な決定をしたのだ。ただしこの間の経緯は東宝がわにも異論があるかもしれない。映画のあらすじは樺太の真岡(ホルムスク)で最後まで電話交換の責務をはたした9人の交換手の物語だ。
いま、交番には定年をすぎたOBがおられる事も多い。これは悪い事ではない。ただもっとOBが必要とされるのは調書を書く人材ではないのか。事案は千差万別で裁判に通用する書類作りとなると時間は相当取られるだろう。 調書作成官として70歳くらいまで有能な人は現役で働いてもらったらどうか。
IEAの研究者が世界の大油田のピークが来ていると発表した。一方新潟では収穫多量米のエタノール化を実施してE3政策を提唱している人がいる。このブログも昨年11月の開始の第1回初稿が古米のエタノール化の提唱だった。
私も税を特にもっと払いたいわけではない。しかし生活の基盤をなす国が借金漬けで将来とんでもない事になったら影響はおおきい。そんなことは嫌やだから考えるのだ。今の政界や官界で未来の経済の発展に適した新税を構想している人がいるとは寡聞にして聞かない。おそらく微々たるものだろう。
6月2日日経読書欄の「活字の海で」は地味だが好記事だ。日本歴史学会編集の月刊誌「日本歴史」掲載の韓国人研究者の論文「南次郎総督時代における中央朝鮮協会」が第10回の日本歴史学会賞を受賞したというもの。学会と一般人の垣根を超えた活動を紹介している。雑誌版元である吉川弘文館の努力もいい。研究者の李氏は母校の高麗大で教えるようだが、どんな授業、ゼミなのか学生の反応はどうか興味深い。
何何をするマニフェストが発表されるが必要なのは何々をしないマニフェストだ。特に民主党は党首が何をしでかすかわからないおっさんだから肝要だ。虎視眈々といや狐視耽々と外国人参政法を狙っているいるだろうが、これは将来に禍根をのこす可能性が濃い。
自民党が総選挙で勝つためにはただ一策あるのみである。組合ごっこと組合対策ごっこが本業の農水省とくに林野庁を解体すること。日教組より日教組的な文科省のテラワキスト(寺脇研の協力者たちでゆとり教育推進の戦犯)を解雇する方針を打ち出すことだ。
今の生活保護制度は間違っている。就労できなくても社会貢献はいくらでもできる。地方自治体は受給者に徹底的に社会貢献を求めるべきだ。勿論体がまったく動かない人は例外だが、私が飲み屋で出会うひとはぴんぴんしている。
私の好きなyukikazeのブログが鳩山由紀夫を論難している。同感だ。由紀夫が首相になるなど、日本の悪夢意外の何物でもない。橋下に迎合したのは弊害は少なかろうが、今度は洋上給油廃止の変わりにアフガン戦争に協力の姿勢をしめした。本人はバランスをとったつもりだろう。 馬鹿の極みだ。

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