『交渉術』佐藤優を読む

kousyouzyutu.jpgなんとも中味の濃い本である。佐藤氏のメディアの種類による書き分けは「世界」からアサヒ芸能まで至芸といっていい。まずこの本の驚きは、いかに異能とはいえ国家の枢要な外交交渉に著者が参画したか、という一点だ。小渕、森,橋龍。いずれも真面目に日露交渉に取り組んでいる。森さんは国民的人気がとうとう生まれなかったが、対ロシア外交には見るべきものがあると当時から感じていたが、そのとおりだ。この本では森が得をしているし、それに値する側面を有していた。マスコミの論調にながされやすい我々である。反対に損しているのが孫崎国際情報局長。肌合いがあわないのだろう。小さいことだが、外務省雀の現在の関心事は受刑中の松尾元室長の釈放だ。激震は走るまいが、マスコミの注視は続く。彼の大井競馬の持ち馬のうち、アケミボタンは愛人、ハーバートボーイは上司にちなむ。当時外務省から同大の教官になった該当者は1名だけである。
『交渉術』 著 佐藤優

内容(「BOOK」データベースより)
交渉を通じて、官僚としての佐藤優を再検証する。外交官として、官僚として、交渉の最前線で闘ったスリリングなメモワール、かつ実用書。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
佐藤 優
1960年生まれ。75年、浦和高校入学、同年夏に一人で東欧・ソ連を旅する。79年、同志社大学神学部入学、85年、同大学大学院神学研究科修了後、外務省に入省。在英国日本国大使館、在ロシア連邦日本国大使館に勤務後、95年より外務本省国際情報局分析第一課に勤務、主任分析官として活躍する。 2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕され、512日間東京拘置所に勾留される。05年2月、執行猶予付き有罪判決を受ける。現在、最高裁に上告中。作家・起訴休職外務事務官として執筆活動を行なっている。毎日出版文化賞特別賞、新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞、文藝春秋読者賞受賞 (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


          

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このページは、Makoto Hiroseが2009年5月27日 23:06に書いたブログ記事です。

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 佐藤優(さとう まさる)さんの、『交渉術』を読みました。 交渉術作者: 佐藤 優出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/01メディア: 単行本 ... 続きを読む

          

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