14年前の本である。池袋西口公園での古書祭りで購入。800円だが遅疑なく買った。都倉俊一氏の父ということより赤軍派のロッド空港乱射のときのイスラエル大使だったからだ。あの時の謝罪は、おそらく斎藤博駐米大使の故事を参考にしたと推察していたが、むしろ奥さんのアドバイスがあったという。被害者のプエルトリコ人の見送りで奥さんがいった際に、駐イスラエルの米国大使と公使が彼女の左右にいてがっちりと守ってくれたという佳話が記されている。
都倉氏はロシア語とドイツ語のエキスパートだが、重要な示唆がある。彼は最初ロシア 語要員で人事課長からドイツ語の勉強を命じられた。英語は別格として、飯の種にすべき言語をひとつでなく二つにすることは主体性を保持するためからも重要に違いない。もっとも佐藤優氏による現状からは夢のような話か。プーチン首相 が5月11日来日とのことだが、フルシチョフと池田勇人首相の書簡による北方 領土の論争が参考になる。いつも思うのだが、国益のために系統的な出版と在庫、そして有力書店での棚の確保が必要だ。F.モアーの『日米外交秘史』が事実上読めないなど、結局外務省の高官の愛国心と実行力などその程度ということだ。
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