2009年5月アーカイブ

戦前の上海は魔都などといわれた。ご健在の小野田さんが青春時代をダンスホールなどですごした街である。そのころ上海のめぼしい不動産はサッスーン財閥が所有していた。南京路の基点の現在の和平飯店が本社ビルである。サッスーンといっても美容師だけではない。先祖はバクダッドからの移住者でまたたくまに大不動産主となった。
今回のNCRIに関する1件は、大きな視点で見れば、投資主から財産を一見合法的かのような方法で奪うグラン・スキームの一環である。容易に再生できる案件を、法的な仕組みをわざわざ利用して、ある企業に再生していただく。勿論、大半の財産はそこに移転される。大抵の商売は自由にしてよい。それが日本の仕組みだ。だけどものには限度がある。この個人投資主は数千人のお年寄りだ。あえて彼ら、彼女らから衣服を剥ぎ取って,奪衣(だつえ)ビジネスをやるのか。私は許せない。
kousyouzyutu.jpgなんとも中味の濃い本である。佐藤氏のメディアの種類による書き分けは「世界」からアサヒ芸能まで至芸といっていい。まずこの本の驚きは、いかに異能とはいえ国家の枢要な外交交渉に著者が参画したか、という一点だ。小渕、森,橋龍。いずれも真面目に日露交渉に取り組んでいる。森さんは国民的人気がとうとう生まれなかったが、対ロシア外交には見るべきものがあると当時から感じていたが、そのとおりだ。この本では森が得をしているし、それに値する側面を有していた。マスコミの論調にながされやすい我々である。反対に損しているのが孫崎国際情報局長。肌合いがあわないのだろう。小さいことだが、外務省雀の現在の関心事は受刑中の松尾元室長の釈放だ。激震は走るまいが、マスコミの注視は続く。彼の大井競馬の持ち馬のうち、アケミボタンは愛人、ハーバートボーイは上司にちなむ。当時外務省から同大の教官になった該当者は1名だけである。
朝・TVからの声で目をさます。やわらかで理知的な声だ。アコーディア・ゴルフの竹生道巨(ちくぶ・みちひろ)代表の声だ。今後、日本では退職者がふえ業績はあがるなどと説得的である。狸とイノシシがすむ廃墟になりかねない倒産ゴルフ場を再生し地元のかたがたに就労の機会を与えている。立派である。ゴールドマン・サックス系とのことだ。外国の土地所有に一抹の不安がのこるが、大歓迎だ。
今日リートで日本初の民事再生のケースとなったニューシティ投資主総会にでかけた。黒字倒産というか、現状の資産が約1700億円で負債が約1200億円、所有物件は優良な高級アパートなど約100棟、賃料の日銭は潤沢に入っている状況下での破綻である。ふつうほぼ絶対といっていいほど存続するケースである。
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「今日できること」からはじまる生き方、という副題をもつ。28歳で出版社を起こした長崎県生まれの女性が筆者だ。今の時代に最も読む必要がある本といってもいい。質実だが、限りある人生の愉しみを味わいつくすイギリス人の生活がここにある。お金は使うためにある。だから遺産はゼロでもいい.家で始めるおもしろビジネス、皆がささえる老人介護、異性との年齢関係なしの交遊での幸せ、土壌つくりから始める美味な野菜の栽培、そして生涯現役のススメ、全てが今の日本人のお手本だ。幸せになりたければ必読。


解説の高田万由子(葉加瀬太郎氏の妻)の文章もいい。ただ私としては移民うけいれウェルカムだけは疑問に感じた。集英社文庫。定価税込み630円。

『イギリス人の格』 著 井形慶子

シカゴ商品取引所の創立者レオ・メラメド氏の自伝は邦訳があり、シベリア鉄 道に乗って、たしか敦賀に最初に着き神戸で暮らす異国の印象を語っている。反対に欧州経由でアジアにきたのがマイケル・ブルメンソール(ミカエル・ブルメ ンタール)。ナチスの逮捕を逃れ、日本郵船の乗客となって唯一ビザのいらないシャンハイを目的地とした。のちカーター政権の財務長官となるが、若いころはシャンハイ収容所くらしをする。となると、映画『太陽の帝国』の話になってし まう。反日の巨魁・江沢民が中央宣伝部に命じて日本軍が欧米人をいじめたという宣伝戦にスピルバーグがどれだけヨイショするかが見物の映画と私は勝手に背景を想像している。
GMがこんな事態になると10年まえに予測した人がいるだろうか。半導体でおなじ立場になったのが、日本のエルピーダ・メモリーである。
ジャパノロジストとも違う、要するに日本のことを解説して食っている人がいる。そのなかで日本語ができない人がいる。それらの人はおおむね日本への点が からい。ある日本のモンゴル学者が和光大のモンゴル人に冷たくしている。彼らは偶然酒場で遭遇した。事情はこうだ。高齢のモンゴル学者はシベリア抑留経験者で学問はすべてキリル文字経由。ソ連によるモンゴル研究がベースだったわけだ。モンゴル語にうといことがバレるとまずいと考えるなら不機嫌を装うしかない。その伝でいくと、チャルマーズ・ジョンソン(沖縄渡航まえの)などの反日的な論調も実はそこらにも原因があったと邪推していたわけだ。
別に両者に直接の関連はない。ただかつてNHKの海老沢会長が辞任した後のNHKを想起したのだ。海老沢氏は田中角栄亡き後、マスコミ界最後の田中派と揶揄され辞任にも同情はすくなかった。
神話と書いたが、彼の行動を否定しない。立派なことだ。ただ、佐藤優著『交渉力』を読んでも、杉原氏への妥当な評価は見られない。佐藤氏のレベルでもそうなのか、それとも裏があるのか。まず杉原の戦後すぐの外務省解雇だが、懲罰と勘違いしている人が多いようだが、人事課長だった、下田武三氏が語るまでもなく、敗戦国に外交業務はきわめて限られる。
舛添氏が都知事に立候補する前に、所用の依頼のほかに介護をあたらしい産業の柱のひとつにという提言を送ったことがある。べつに返事を期待しなかったし彼自身がすでに考えていたかもしれない。しかしすぐに都知事選のメインの主張にすえたのは、正直驚いた記憶がある。
14年前の本である。池袋西口公園での古書祭りで購入。800円だが遅疑なく買った。都倉俊一氏の父ということより赤軍派のロッド空港乱射のときのイスラエル大使だったからだ。あの時の謝罪は、おそらく斎藤博駐米大使の故事を参考にしたと推察していたが、むしろ奥さんのアドバイスがあったという。被害者のプエルトリコ人の見送りで奥さんがいった際に、駐イスラエルの米国大使と公使が彼女の左右にいてがっちりと守ってくれたという佳話が記されている。
この薬の開発者についての情報がないので、若干語る。開発の主役はオーストラ リア人の
VON  ITZSTEIN氏である。きさくな人柄らしく、日本においての製薬会社主催の講演会でも国ごとでかなりの価格差(同一製品で)があることをバラしたことが印象的だった。
昨日(4月29日)のワールド・ビジネス・サテライトを午後11時からみて感じたことがある。私は拙稿『食糧を捨てるな』でも書いたが、スーパーやコンビニが弁当など食糧の売れ残りを大量破棄していることに抵抗感を強く持つ。炊き出しの情報が飢えた人に配布される時代だ。当たり前だろう。

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