『スラムドッグ$ミリオネア』を観る

アカデミー8部門受賞というと大変なことだろうが、それほどでもない。おそらく政治的意図がある。前半はインドのイスラム教徒の子供がヒンズーの迫害を受けつつ育つのだが目を覆う光景もありそれなりに迫力がある。
後半は単なるドラマで特に秀でてはいない。クイズショーの映画は先行作品もある。レッドフォードの監督作品でサイモン・ウィーゼンタール・センターの後継者そっくりのユダヤ青年が出てきて笑った記憶がある。映画はすぐれて国際政治の道具なのだろう。イスラムの西欧に対する反感をヒンズーにもドライブする高等戦術とみた。雑感を追加する。この映画と反対に前半凡庸で後半おもしろかったのは、コロンビアのエメラルド王の映画。東京教育大出身の日本人の物語。一見の価値がある。インド映画ではチャンドラ・ボースを主題とした作品があるのだが、第三者により日本に輸出しない方策がとられているかもしれない。あと『黒い雨』が日本で作られたときその国際的影響力を減ずるため『ブラック・レイン』が企画されたことも映画の影響力を真に知る人たちがいるからである。本題にもどるが、とくにお勧めもしないが、無駄な時間と後悔もしないだろう。私は、そういう目的の映画と読み取ったが考え過ぎという人もいよう。


          

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このページは、Makoto Hiroseが2009年4月30日 00:54に書いたブログ記事です。

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