白洲ブームがながく続いている。ブガッテイを学生時代から運転し占領軍にはプライドをもって接する。異存はない。そういう面がたしかにあったのだろう。
ただ、私が古本で買った会田雄次著『歴史を変えた決断の瞬間」という本に気になる記述があった。川崎製鉄の西山社長の千葉製鉄所建設の裏面史で西山は当初八幡の広畑工場の払い下げを狙っていたが、白洲次郎が英国資本に売却する蠢動をしていたため新工場をつくった。その白洲氏の行動をきびしく批判しているのだ。ともかく終戦直後のことは今の価値判断ではとても理解できない。故会田教授の判断の正否も正直わからない。ただ、白洲氏にそういう評価をした人がいたということも知っておいてよかろう。
会田雄次の作品を見る
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