敏腕弁護士でもあったクリントン国務長官とわが国政府は、アメリカ海兵隊のグアム移転に関する合意書にサインした。これがどれほどとんでもない協約であるか、解説した新聞はなかろう。
この協約は、戦費に窮したアメリカが、旧ソ連軍の東ドイツ撤兵費用の西ドイツ負担にヒントを得て、沖縄からの海兵隊部分撤退に名をかりて日本から大金をむしりとるCONゲームである。東ドイツからロシア人が去るなら高い出費をドイツ人が厭わないのは当然である。歓喜(Freude、第九です)に満ちた出費です。ところが、日本の今回の出費は何の喜びもない(Ohne Freude)無駄がねである。 この合意案は、小泉さんの時代に作られていたのだが、常軌を逸した外交があったものだと驚きはつきない。
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