航空自衛隊の二つの事件

航空自衛隊へ納入したタイヤが不良品だったとして渋谷の商社が代金の返納をもとめられている。返金ですむことではない。納品書の偽造が報道されているし、以前納めた暗視ゴーグルが偽物だったので調べた結果というから、確信犯であろう。人命と安全保障に関する重大な事案である。
むかし缶詰に石コロをつめたと噂された約90年前のF組以来の事件だ。業者になるよう口利きした者は誰かも大いに知りたいところだ。前にも記したが外国製武器、装備品の価格査定は疑問が多い。
査定から納入までの構造的汚職も視野に入れるべきだ。ジーメンス事件程度の疑獄があってもおかしくない。捜査当局は、秋山氏の案件だけでなく、一見小さくみえる案件も精査して自衛隊員の命に寄生する毒虫を背後をふくめて抉り出してほしい。刑法に触れず(金を収賄せず)平気で売国的行動をしたかにみえる特異な(引退)政治家については今論じない。二つ目の事件だが、これも気が滅入る事件だ。三菱重工の三名がF2戦闘機の炎上、隊員2名重傷の事件で略式起訴された。この工場では妙な事件が続いていた記憶がある。一応検察官が故意でないと判断したのだからそうなのだろう。以下の記述は本件と一切関係ない。軍紀にきびしかった旧軍でも外国、ここでは英国の破壊工作組織が浸透していて軍用機を爆破させた事実は吉村昭氏の小説に詳しい。戦後米軍の情報機関に告白したら英軍の確認を得て後に了解されたという。横浜港でもドイツ軍艦の火薬庫が爆破され轟沈したことがある。お年を召された横浜在住の方なら記憶があるはずだ。報道管制がしかれたからわりと知られていない。ドイツの軍港でも同時期に同種の事件があったが事前に発覚して処刑された。潜在的な敵国にサボタージュ組織を作っておくのは国家のたしなみみたいなものだ。日露戦争における明石工作も事前の準備が早ければもっと安価にもっと効果的にできたであろう。最後に私は空自でソビエト機に最初の警告射撃をした将校の事故死を今でもいぶかしく思っている。


          

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このページは、Makoto Hiroseが2008年12月24日 09:54に書いたブログ記事です。

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