日本政府は、産業別の排出ガス規制を主張しているが、国際的な同意を得られないでいる。これには理由がある。各国は自国産業の現在および将来の構成を考えて、そのトータルの得失を考慮するから容易に結論がでる訳もないのだ。
中国には31の大アルミ精錬会社があり、安価だが硫黄の多い石炭を燃やして発電し電解のエネルギーを作っている。我々は中国の人達が一家に一台の冷蔵庫をもつために大気を汚染するのは我慢できる。しかし金儲けのためにアルミ会社が乱立し、モンゴル・韓国・日本などに大気汚染を輸出する受忍義務はないと考える。世界には、まだ十分活用されていない水力エネルギーがアフリカ他に膨大にある。日本はまずアルミ産業における排出ガスの規制、水力エネルギーによる電解の奨励、化石燃料のそれの徹底的な規制を世界に呼びかけるべきである。
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