『田母神発言について PART4』「論文」の全文が週刊ポスト・現場の磁力ページに掲載された。各マスコミがそれぞれの思惑からオミットしていただけに、これで卓説なのやら暴論なのやら各自の判断が可能となった。専門家の評はきびしい。
第一人者・秦郁彦氏は朝日と日経に低い評価を語った。その際、朝日は氏のコメントに読者の理解のために( )書きの注をつけたが、これが日本軍と中国軍のかんちがいでおわびのおまけつきとなった。ま、急いでいると校閲も追いつかないのだろう。悪意ではないし、( )をつけたのが救いだった。「過」を転じて福となす、でひとつ提言をしたい。朝日『「太平洋戦争への道』を朝日文庫で発刊してくれないものか。長尺のシリーズものだが、当時の朝日の相当の力を注いでおり、十分その価値はあろう。ユビキタ・スタジオが再刊した河原宏氏著の『日本人の戦争』は1928年のお生まれの氏が情と理をもとめて書かれた書。この実感を超える歴史書は若手の史家ではいまのところ書けない、と残念だが断言しておこう。
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